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わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお

わからない不動産のことをわかりやすく解説

イールドギャップとは?

2021年12月06日 | 不動産用語解説

不動産投資を志す方が知っておきたい不動産用語にイールドギャップがあります。

イールドギャップとは、資金を借り入れつつ不動産投資を行う際に活用する指標です。

イールドギャップをわかりやすく簡単に解説しましょう。

イールドギャップとは「利回り-金利」で計算する不動産投資に役立つ指標

さて、皆さんは、不動産投資利回りをご存知でしょうか。

不動産投資とは、賃貸アパートなどの投資用物件を1棟丸ごと購入するなどし、各部屋の入居者から支払われる家賃で利益を上げる投資です。

利回りとは、売りに出されている投資用物件の広告などに記されている、その物件の儲かり具合をパーセントで表した指標であり、数値が大きいほど儲かると予想される物件であることを意味します。

具体的には、利回りは以下の式で計算します。

利回りの計算式
その投資用物件を所有することにより得ると予想される1年間の家賃収入÷その投資用物件の販売価格×100=利回り(%)

以上が、利回りの計算式です。

たとえば、所有することにより1年間に500万円の家賃収入が期待できる販売価格が5,000万円の賃貸用アパートが売りに出されていたとしましょう。

その場合は「500万円÷5,000万円×100=10%」と計算し、その投資用物件の利回りは10%となります。

そして、この利回りから、その投資用物件を購入するために借り入れた資金の金利を差し引いた数値がイールドギャップです。

具体的には、イールドギャップは以下の式で計算します。

イールドギャップの計算式
その投資用物件の利回り-その投資用物件を購入するために借り入れる資金の金利=イールドギャップ

以上が、イールドギャップの計算式です。

不動産投資を始めるためには賃貸アパートを購入するなど、高額な初期費用が必要となります。

そのため、投資家の多くは銀行などから資金を借り入れつつ不動産投資を始めることとなりますが、返済する際は利息を支払わなければなりません。

つまり、資金を借り入れつつ不動産投資を始める状況において、一年間の家賃収入を販売価格で除算しつつ計算する利回りでは、その物件の儲かり具合を表すことはできないというわけです。

そこで活用されるのが、イールドギャップです。

イールドギャップとは、資金を借り入れつつ不動産投資を行う際に活用する、その投資用物件の利回りから、その投資用物件を購入するために借り入れる資金の金利を差し引いた指標を意味します。

イールドギャップとは?

たとえば、利回りが10%の投資用物件を購入するために2%の金利で資金を借り入れる場合は「10%-2%=8%」と計算し、イールドギャップは8%となります。

イールドギャップの詳細は、私が運営する不動産売買をわかりやすく解説するサイト「誰でもわかる不動産売買」の「イールドギャップとは?」にて詳しくご説明中です。

同コンテンツでは、その投資用物件を維持するために必要となる経費を含めつつ計算するより正確なイールドギャップの算出方法もご紹介しています。

不動産投資にご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください。それではまた次回の更新でお会いしましょう。「わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお」でした。

イールドギャップとは?