そのままでとってもステキなあなたへ。

お会いできて嬉しいです。
ありのままのあなたでお付き合いくださいね。

災害で親を失った子供たち。

2005-10-30 23:57:05 | Weblog
駅を歩いていてふと目に入った1枚のA4大の張り紙。
ある大学のボランティアサークルによる、
世界の災害遺児支援を目的とした映画上映会とあしながPウォークの
告知フライヤーだった。

スマトラ島大津波、パキスタン大地震など、
ここ近年世界各国で頻発する大規模災害で、
親を失った子供たちを支援しようというもの。

自らが負った災害の恐怖と親・家族を失った心の傷・不安、
将来への不安。
若くして兄弟を養わざるを得なくなった子供。
親類や里親にもらわれていく子供。

災害により、各人が経験する環境変化の度合いは計り知れない。
それに伴う精神的ストレスの度合いは、
本人の自覚する以上にもっと計り知れない。

10年前、神戸で地震を体験した直後の精神状態は、
大人の私ですら、今思い起こしても普通ではなかった。

あちらこちらで火災による黒い煙があがり、
自衛隊のヘリが轟音を立てて上空を飛び交う非日常的な環境を眼前に、
恐怖心にさいなまれるとか、落ち込むとかそういう類のものではなく、

どちらかといえば全く逆で、
頭が異常に冴え、普段以上に全身がやるべき行動へ自然と動く。
何かやらなければという使命感。
ほぼ全ての行動が、ある種面白いように私の段取り通り進む。

それはそれでよかったのだけれど、過度の使命感は想像以上に
心身に負担をかけていた。

変化は世間の震災への関心が薄れ始めた約3ヵ月後に訪れる。
ある日突然全身が鉛のようにだるくなり、
思考回路がストップしたかのような感覚。集中力の欠如。
2-3ヶ月は続いたと思う。

あれがいわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)だったのかどうか、
専門家の診察を仰いだわけではないので定かではないけれど、
決して正常とはいえない状態であったことは確か。

最近頻発する大災害、
災害後の重労働やストレスによる過労死・急死も全く珍しくない、
まして全ての体験・思考をスポンジのように吸収していく子供ともなれば、
そのショックと悲しみ、不安、将来に与える影響は大きい。

私にできることがあるはず。
何らかの形で、彼らに安心・安全な場所を提供すること。



あれから3年。

2005-10-27 22:57:09 | Weblog

「いい?これから3年間、あなたは大きなヒーリングプロセスを体験するわよ。
それからあなたにとっていつも大切なのは "私自身でいること"。 憶えておいてね。」

今から約3年前、アメリカ・セドナでリーディングをしてくれたスーザンの言葉。

いまいちピンとこなかったが、その直後私は日本に帰国し、
思いもかけぬ深い挫折を経験した。
自分への信頼を完全に失い、この先どうすればいいのか、本当にわからなくなった日々。

あれから3年。
私は今東京にいる。
ヒプノセラピーと出会い、仲間と出会い、癒されるたびに涙を流した。
毎朝満員電車に揺られ、会社へも通う。

長かった髪は、耳が見え隠れするほど短くなり、
年齢は20代から30代になった。
欠かさなかったフルメイクも、今ではしていると驚かれる。

あれから3年。
きっかけを求め、時折後ろを振り返りながらの手探りの毎日だったが、
最近ようやく将来のビジョンが見え始めた。

そのプロセスは驚くほどじっくりした歩みで、多元的だった。
今になって思えば、このくらいの速さで私にはちょうどよかった。

つい最近になって、あの地に帰ってもいいかなと思い始めている。
思い出すのがあまりにも辛すぎて、映像を見ることすら拒み続けたあの場所。

また移り住むというわけではない。ただあの地に立つことそのものが、
もう一度私に人生のハンドルを与えてくれるようなそんな気がする。

あれから3年。
セドナで聞いたあの言葉は、このままでいくとどうやら「当たり」と言えそうだ。
いえいえ、あの言葉を聞いてしまったから、現実になってしまったのかもしれない。

でも今更そんなことはどうでもいい。
ただ何だか今日は特別に、今までお世話になった皆さんの前で少し、
ここにいる自分をほめてあげたい。




「布ナプキン」の輪。

2005-10-25 08:29:00 | Weblog
前回書かせて頂いた「布ナプキン」について、

たくさんの方々から布ナプキンについての思い、
好意的なメッセージや興味深い情報を頂戴し、
本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。

そして今回特に驚いているのは、メッセージを下さったほとんどの方達が、日記のタイトルをご覧になって初めてこのページに来て下さった方達だと
言うこと。

「布ナプキン」を介して、こうして日本各地の方々と思いや情報を共有できるなんて、とても感慨深いです。

メッセージを下さった方のブログにアクセスさせて頂いたところ、
「経皮毒」日東書院 竹内 久米司 (著) 稲津 教久 (著)
という本のご紹介がされておりました。

ブログオーナーのむーちゃんさんによると
本の中では人体各部位の経皮吸収量の違いが紹介されているそうで、
ハイドロコーチゾンという物質を使い正常な皮膚の各部位で経皮吸収の様子を測った結果が書かれているそうですが、

この本によると腕の内側の皮膚を1とした時、頭→3.5倍、わきの下→3.6倍、生殖器→42倍という結果になったそうです。

人間の皮膚は体の部位によって厚みが異なるので化学物質の吸収度合いも違ってくるそうですが、個人差はあるものの、手足は約0.4-0.6mmの厚さの角質層があるそうです。そして顔の角質層は、0.1mm程度、生殖器周辺はさらに薄い。口の中など粘膜で覆われた部位は角質さえないんですよね。。

これがもし事実ならば、石油で作られ、塩素で漂白された紙ナプキンを肌に当てて使用しているということ=体内に相当量の有害物質が吸収されているのでは。。と想像せずにはいられません。恐れをあおるわけではありませんが。。
(あおってる??)

この本、私も気になるので、読んで見て私なりの感想をまとめてみようと
思います。むーちゃんさん、ありがとうございました。



気持ちいいから布ナプキン、使ってます。

2005-10-20 01:19:39 | Weblog
久しぶりのコメントなのに突然ですが、
今日は布ナプキンのお話です。

布でできた生理用のナプキン。
自然食品雑貨店やフェアトレードショップ、
オーガニックコットンの専門店でもよく見かけるようになりました。
自分の好きな生地で、手作りされている方もいらっしゃいます。

私はオーガニックコットンのものを使っています。
オーガニックで安心だし、肌触りが気持ちいいからです。
(お気に入りはMade In Earthさんのものとアルテミスさんの「月のやさしさ」)

使い始めて約2年。
初めてみたお店においてあった布ナプキンは、
草木染めでやさしい茜色に染まったもので、
見ているだけでとても気持ちがあったかくなる気がしました。
どうやらこの色のナプキンは本当に冷えを和らげる効果があるそうで。

横に添えられていた説明書には、なになに、
「市販されている生理用紙ナプキン(通称ケミカルナプキン)は
主に石油系素材からできており、表面はポリエステルにポリプロピレン、
中に高分子ポリマーや香料が入っているものもあり、
タンポンなどは使っている間に原料が体内に吸収され、
子宮内膜症をはじめとする婦人科系疾患の原因になっている」とか云々。。

その話にも驚きだけど、私としては、
「自分で手洗いするうちに、だんだん生理が汚らわしいものと思わなくなり、
女性として生まれた自分の身体に感謝できるようになってくる」
という言葉に一番惹かれて使い始めました。

気に入って使い続けている理由は

下着を着けているのと変わらないやさしいやさしい肌触り。
ケミカルナプキン特有の蒸れたような不快感がなくなったこと。

スナップオンタイプ
(市販の羽根つきと同じ形で羽根の部分にスナップがついていて、
固定することができる)を使うことで、しっかりと固定されて失敗することが
なくなったこと。

あと意外と同じ声が多いのが、月経サイクルが安定してきたこと、
茜色のナプキンに限らず冷えが和らいだこと。

それからやっぱり説明書に書いてあったとおり、
生理に対する考え方が、汚い・汚らわしいものから、
ありがたいもの、神聖なものという概念に変わったこと。
心理的影響があるのでしょうか、1枚1枚手洗いしながら、
自然と女性に生まれてきたことへの感謝の気持ちがあふれてきます。
血液の状態を見ながら、身体の状態もチェックできます。

洗濯も水で汚れを流したあと、100均ショップで買えるような
ふたつきの小さなバケツに重曹の入った水でしばらくつけておき、
純せっけんで手洗いすればきれいに落ちています。
私は仕上げに殺菌のため、水にティートリーオイルを1滴落としたものに
30分以上つけています。
あとは脱水して天日で乾かすだけです。

女性一人1回あたり使う生理用紙ナプキンの数・
平均5個/日×4日=20個とすると、
紙ナプキンの場合、1万人の女性1回の生理あたり20万個のゴミが発生することになります。
これも焼却すると有害物質が発生します。

使って気持ちよくて、女性の身体にも環境にもやさしい布ナプキンです。


桜の花が咲いてる!

2005-10-10 23:10:41 | Weblog
連休を利用して2日前から実家に只今帰省中。

子供の頃からほとんど変わることなく、時間がゆっくり流れるこの土地で
今回ばかりは驚きの異変が見られた。

一昨年の超大型台風で壊滅状態だった海岸沿いの桜の木。
潮風をまともにあおり、死んでしまったように枝葉は茶色く枯れ果てて、
地元の人々はもうかつての美しい桜景色を見る事はできないだろうと、
あきらめの表情を浮かべていたという。

その桜の木が命を吹き返し、このところの温暖な気候に勘違いして
なんとこの秋の季節の今になってあちらこちらで花を咲かしているのだ。

木が予想以上の勢いで蘇ってくれたこと自体は嬉しいニュースだけど、
この季節の開花とは、自然界の異変をあからさまに見せつけられるようで何とも複雑な心境。
その晴れ姿が再び春に見られるようになる日はいつのことだろうな。


広大な自然が舞台の結婚式。

2005-10-09 02:41:33 | Weblog
山梨・みずがき山麓の里・須玉町増富地区に到着してから、
農をはじめとした地域共生型のネットワーク社会を目指して活動する
NPO団体「えがお・つなげて」さんで農作業のお手伝いをさせて頂いた。

現地の特産物・花豆の殻とりをスタッフの方も交え和気あいあいと
計6名で輪になってする。一人では気が遠くなるような作業も、
みんなですると楽しいコミュニケーションの場に早代わり。

日が暮れたあと友人の計らいでスタッフの方が常駐するセンターにおジャマして、お話を色々聞かせて頂いた。

そのお話の中でも印象的だったのが「えがお・つなげて」さんで企画・実施をしている「ファーム・ウエディング」。
「人・環境・地域に優しいウェディングパーティー」をコンセプトに、
須玉町・増富地区の施設を利用したアットホームで手作り感覚あふれるウェディングプランだ。

概要例としては
・お客さんに出す料理は地元の食材で、無農薬野菜を手作りで
・引き出物は地元の農作物。記念植樹もできる
・食品廃棄物が出ないウエディングパーティー
・希望により出席者も一緒に農体験ができて、
・キャンプファイアー式のキャンドルサービス(ステキ!)もできる
・有名パティシエの手作りウェディングケーキもOK
(第1号カップルの時は横浜・たまプラーザの有名ケーキ屋から車で運んできたらしい)
・ソムリエによるワインセレクト・食事セレクトもできる
など等、詳細はご相談の上承りますということ。

ご興味がある方は「えがお・つなげて」さんのHPに行って頂くと、
詳細がわかるので是非見てください。
このプランの挙式第1号カップル(こちらのスタッフさん)さんの
結婚式のステキな写真も見る事ができマス。

第1回目の会場はみずがき山麓の美しい白樺林を走りたどり着く
「2001年・第52回全国植樹祭会場」だったっていう広大な芝生の広場でね。
バージンロードが広場の真ん中を走る、木で出来た階段なんですヨ。
自然が舞台の結婚式。とってもロマンティックでスケールが大きいですよね。

こちらでは現在第2号目のカップルを募集中。

一緒に来た友人は私に「第2号に!」としきりに薦めてくれたケド、、、

「あのね。結婚って相手がいないと成立しないんですよ~!」

ええもん、ええもん・・。いつかすんねんもん。。きゅ~。


里山を目指して - 自然に帰るとき・山梨篇

2005-10-06 22:31:47 | Weblog
収穫の秋まっさかりの10月。
また自然に帰りたくて、先週末は友人が企画してくれた
山梨・みずがき山のふもとでの「きのこ狩り&無農薬農園での
援農ツアー」に参加した。

参加者は友人と、その友人が参加するNGO団体の講座でご一緒しているという素敵なおじさま2名、私。計4名で山梨へ向かう。

朝、八王子駅で待ち合わせ、友人が運転する車に乗りいざ山梨へ。
私にとっては関東に来てからおそらく今回が初めての車での遠出。

片道2時間強のドライブの間に、私の目に入ってくる風景は、
澄み渡る秋晴れの空と遠くまで広がる緑の山々、
桃に柿の木ぶどう畑。窓から入ってくるはっとするような木々の匂いに、すすきの穂が風にふわふわ揺られて嬉しそう。

自然の営みとの心地よい一体感は、スルスルといとも簡単に身体の
全感覚にしみわたって、意図しなくったって身体が喜んでいるのが
わかる。普段都会で目にするビルや人の塊は、いやでも私をあんなにカチコチにさせるのに。。

メンバーは、好奇心・探究心旺盛でゆかいな人達が勢ぞろいで、
辞書を片手に植物のことから仕事にまつわるお話まで、
里山を目指して車内は実に面白にぎやか。
私はお話を聞いているだけで楽しくなる。

これも自然のなせる技かな。

(つづく)


思いもかけない贈り物

2005-10-04 02:16:02 | Weblog
今日思いもかけずコスモスの花を一輪頂いた。

「なんだかあなたにぴったりね」と
今日初めて出会う、隣に腰掛けた女性がそう言ってくれた。

"どんな土地でも毎年仲間を増やしながら、
その細い茎で高く高く伸び、風に吹かれても倒れることなく咲く、
芯の強い花" という。

咲き誇る季節はこれから。私もこれから。