号17のラッキーボーイ。決勝戦では、それまでの打席で快音は聞かれず、犠打野選で1回出塁しただけの2打数無安打に終わっていた。
だが、粘りの投球を続け、打線の援護を待つエース平沼翔太(3年)をこれ以上苦しませたくない強い思いが胸いっぱいに広がる。「絶対に助けたい」。その意思が乗り移ったバットが1ボールからの2球目、甘く入ったスライダーをとらえた。歓声に後押しをされるようにスピードを増した飛球がぐんぐん伸びる。そして、左翼スタンドへ2日で3本目となる“驚弾”が突き刺さると、雨に濡れた甲子園が揺れた。
「観客席の方々から最高の声を聞かせてもらって最高です。(甲子園は)これまでの野球人生でないぐらい、すごく楽しい場所でした」と声を弾ませた松本。ヒーローインタビューに並んで上がったエース平沼から「昨日もきょうも助けてもらって、本当にありがとうの一言です」と感謝の言葉がかけられると、たった2日で人生が変わったヒーローは照れ臭そうに微笑んだ。
だが、粘りの投球を続け、打線の援護を待つエース平沼翔太(3年)をこれ以上苦しませたくない強い思いが胸いっぱいに広がる。「絶対に助けたい」。その意思が乗り移ったバットが1ボールからの2球目、甘く入ったスライダーをとらえた。歓声に後押しをされるようにスピードを増した飛球がぐんぐん伸びる。そして、左翼スタンドへ2日で3本目となる“驚弾”が突き刺さると、雨に濡れた甲子園が揺れた。
「観客席の方々から最高の声を聞かせてもらって最高です。(甲子園は)これまでの野球人生でないぐらい、すごく楽しい場所でした」と声を弾ませた松本。ヒーローインタビューに並んで上がったエース平沼から「昨日もきょうも助けてもらって、本当にありがとうの一言です」と感謝の言葉がかけられると、たった2日で人生が変わったヒーローは照れ臭そうに微笑んだ。