持ち前の長打力で、今季は一度も4番を外れることはなかった。兄弟を指導した小沢直人監督は「生田目は少し気負っていたかな。なんとかしたいという思いが強すぎた。チャンスでも勝負してもらえないし、なかなか難しかった」と肩を落とした。指揮官によると兄は素材型、弟はコツコツと努力を積み重ねるタイプ。敗れはしたが「忍のおかげでまとまれたチーム。彼でなければここまで来れなかった」としっかり者の主将を称えた。
兄は今春全日本大学野球選手権で155キロをマークし、準優勝。一躍来秋ドラフトの上位候補に躍り出た。「公務員になりたい」と発言して周囲を驚かせたが「自分が“プロに行け”と説得します」ときっぱり。自身は大学でもプレーを続ける予定だ。「高校野球で悔しい結果だったので、大学で燃え尽きたい。将来はのんびり暮らして、いつか兄貴2人と草野球ができたらいいな」。涙を拭き、再び前を向いた。
兄は今春全日本大学野球選手権で155キロをマークし、準優勝。一躍来秋ドラフトの上位候補に躍り出た。「公務員になりたい」と発言して周囲を驚かせたが「自分が“プロに行け”と説得します」ときっぱり。自身は大学でもプレーを続ける予定だ。「高校野球で悔しい結果だったので、大学で燃え尽きたい。将来はのんびり暮らして、いつか兄貴2人と草野球ができたらいいな」。涙を拭き、再び前を向いた。