業務で行けないんだろうなー。と思っていたら、土曜日開催だったので行ってきました。JJUG CCC 2013 Spring
JJUG CCC 2013 Springとは?プログラミング言語Javaについてエンジニアが思いのたけを語るカンファレンス(勉強会)です。Javaの最新情報から、Javaを使用したシステム開発の経験談、Javaを使用しているツールの紹介など、盛りだくさんの内容です。JJUG(日本Javaユーザーグループ)というところが主催しています。
Javaのスキルを向上させて、良い(生産性が高い、バグが少ない、開発が楽しい等々)システムを作りたいと思って参加しました。
自分だけでは良いシステムは作れないので、もっと多くの人がカンファレンス来て興味を持ってくれると良いと思うし、カンファレンスでは、参加者のブログ感想などを読んで新規参加者が来場することが多いと言っていたので、感想を書きます。
とまあ、最初は読んだ人が来たくなるような感想を書こうと思っていたのですが、全然文章が思いつかなかったので、普通の感想を書きます。
当日は午後から少し遅れて参加しました。参加したのは以下のセッション。
- Java EE 6 から Java EE 7 に向かって
- Java Small-Object Programming
- ニコニコAndroid開発 - アプリ・サーバサイド画面から見た開発事情
- eXtreme JAX-RS
- Groovy2.Xの新機能
- 地方における勉強会事情
Java EE 6 から Java EE 7 に向かって
途中からの参加になりました。Java EE 7 では、EL式でセミコロンが使えるのが便利そうでした。あとStreamingというクラスで JSONをパース出来ると聞いてほほーうと思いました。あと大画面のスクリーンをバックに動きながらプレゼンできるって、すごいなと思いました。
Java Small-Object Programming
Spring3 の著者と同じ会社の人だったので、業務でSpringを使用していて興味があったので選びました。発表者のMacとプロジェクターの相性が悪く、プレゼン資料を変換してスタッフのWindows PCで表示してプレゼンをしていましたが、変換のせいで大部分の画像が表示されないというトラブルが発生していました。
内容としては、フィールドに基本型やStringを使用せず、専用クラスにした方がいろいろと良いことがあるよと言うことをバリデーションを例と挙げて説明していました。
また、それ以外にもフレームワークが定番化してきているとか、Javaは純粋なオブジェクト指向ではないとか、テキストベースUMLとか、アプリケーションに完成はないとか、興味深い発言が多かったです。
ニコニコAndroid開発 - アプリ・サーバサイド画面から見た開発事情
ニコニコでのAndroid開発の内幕などを知れるものでした。面白かったのが、セキュリティが求められるロジックはサーバー側で処理することと、機種依存問題に対応するために、Android Javaの機能は使用せずに独自実装することろでした。また、Androidのフレームワークのデファクトスタンダードは無いというのも面白かったです。
もう一つ、サーバー側のエンジニアの方が発表していましたが、なんとその人は入社二年目。ドワンゴはやっぱ入ってくる人の質が違うなあと思いました。あとは、開発にどんなツールを使用しているのかがわかって面白かったです。(タスク管理:JIRA、ソースレビュー:FishEye、ドキュメント(Wiki):Confluence、IDE:Intellij IDEA)
eXtreme JAX-RS
スライドに出てきたSAOキャラは、つっこんだら負けですか。そうですか。JAX-RS 2.0でフィルターが使用出来るようになるらしい。その他、Servletで出来たことは全て出来るらしい。
JAX-RS実装は、Java EEサーバごとに固定なんだそうな。RestEasyには、SpringMVCとの連携があるらしい。
Groovy2.Xの新機能
Groovyは、バージョン2で静的なサポートを強めているらしいけど、いまいちよくわからなかったので、ここで勉強。前よりは少しわかるようになったけど、IDEとかのサポート待ちかなあという印象です。まあ、Java8 のラムダ式を使うよりはGroovyを使いたいなあと思っています。
地方における勉強会事情
各地の勉強会の特色や、楽しさ、悩みなどを交流するというかなり変わったセッションでした。どうやって、新規参加者を増やすかが大きなテーマでした。セミナーよりは、ハンズオンが良いけど、準備が難しい。メリットとしては自己研さんや、知への渇望や、技術者同士のコネクションが出来ることもあるけれど、一番は楽しいかららしい。
あと、感想をブログで書くことが大事。また、若い人はお金がない。女性スピーカー大事となかなか面白い話しが聞けました。
セッションで直接役に立つというものはなかったけれど、他のエンジニアが何を考えているのかや、どんなツールを使用しているのかなどを知ることが出来てとても良い刺激になった勉強会だった。