☆酒酒落落☆

気ままに、のんびり、書き込んでいきたい。

映画「プロデューサーズ」

2006年04月24日 21時35分53秒 | 映画
やっと4月23日(日) 15:20~ 映画「プロデューサーズを見てきました。
トーホーシネマズで、プレミアシートで通常料金の夫婦で2000円で。
小さな部屋だったけれど、満杯で楽しく見られました。

懐かしかったなぁ。相変わらず面白かった。

【監督】ス-ザン・ストローマン
【製作:脚本】メル・ブルックス
【キャスト】
 マックス:ネイサン・レイン
 レオ:マシュー・ブロデリック
 ウーラ:ユマ・サーマン
 フランツ:ウィル・フェレル
 ロジャー:ゲイリー・ビーチ
 カルメン:ロジャー・バート

2003年にブロードウエイで見た時は既に初演のネイサン・レインとマシュー・ブロデリックの契約は終わっていて、この映画のタクシー運転手役のブラッド・オスカーとカルメン役のロジャー・バートのコンビでした。
それでも、とても面白く、往年のアメリカミュージカルを彷彿とさせる楽しさで、この出し物の虜になってしまいました。来日版も日本版も見てしまいました。

今回、オリジナルキャストの映画を見られるなんて、とっても楽しみでした。
内容がわかっていても、何度みても飽きない面白さ。

やはり、ネイサン・レインは歌もお芝居も巧く、まさしく、BWのプロデューサーといった感じでした。
レオ役はロジャー・バートがとても良かったので、なかなか、マシューに慣れませんでしたが、マザコンっぽい役柄にはピッタリだったかもしれない。
ウーラのユマ・サマーだけは、ガッカリだなぁ。もう少し、バカッぽい、セクシーな可愛らしさが欲しかった。BW、来日、日本で演じた女優さんの方が感じが出ていた。

歌やダンスは劇場の方が迫力があったけれど、書割の向こうが見られ、外の風景がやはり、ニューヨークでしたぁ。
キャストも、BWで見た人が殆ど出ていました(プログラムを見たら)ロジャー・バートは最初誰だかわかりませんでした。ゲイリー・ビーチと共に怪演でしたね。
ウイル・フェレルはドイツ人ぽくなかったけれど、お上手。チェビー・チェイスを思い出してしまった。まさしくコメディアンという感じでした。
エンドロールの歌が面白いし、アンコール?まで楽しめました。
歌が終わるたびに拍手をしそうになって、音を立てずにこっそりしていました。
やっぱり、ミュージカルは面白いなぁ。

来日版
日本版

「THE有頂天ホテル」

2006年01月14日 22時21分39秒 | 映画
「THE有頂天ホテル」を東宝シネマズで見てきました。
夫婦で2000円。 パンフレット 600円

初回10:20にギリギリ間に合った。客席は真ん中から後ろは一杯だった。
中年夫婦が多かったなぁ。
最近の映画館のスクリーンは高いところにあるので、最後列で見るのが一番いい、私は半分より前だったら見たくないないなぁ。今日は最後列の端に近い方だったのでマズマズ。

映画は三谷幸喜の3作目の監督作品。
とある1.5流のホテルで、大晦日から新年に至る2時間ちょっとの間で起こった様々な出来事をそのままの時間で描いていました。

ホテルでカウントダウンした事もあるし、今年の9~11日はちょうど、ホテルに泊まっていたので、私にとってタイムリーな内容でした。

噂に違わず面白く、笑わせてもらった。
この人らしく細かいところでくすぐってくれるので、ボォーと見ていられませんね。

私はご贔屓の佐藤浩市、唐沢寿明、戸田恵子が出ていたので特に嬉しい。
キャストが贅沢で、主役主体の映画ではないので、一人の人に肩入れして見なかったけれど、主役陣以外に松たか子の啖呵、篠原涼子の思い切り、伊東四朗の能天気さ、梶原善、神保保、寺島健の曲者っぽさ、佐藤浩市のラストが気に入りました。

パンフレットにはキャスト、スタッフ、ロケ地などの細かいところまで載っていないのが残念だった。チョイ役に有名人がいたように思ったのだけれど。「みんなのいえ」の夫婦とか。。

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」

2005年12月01日 19時35分42秒 | 映画
「春の雪」を見たあと、1時間のインターバルの時間に買い物、食事を済ませ、

ALWAYS 三丁目の夕日」を見た。

原作:西岸良平  脚本:山崎貴・古沢良太  監督:山崎貴

原作の漫画は読んでいない。

しかし、舞台は昭和33年、描かれている家庭の子供たちが私の少し年上で、
ひとつひとつの場面、景色、小道具、遊びがもう、ジャストミ~~ト!で楽しめました。

覚えていたようで忘れていた「納豆売り」「フラフープ」「缶の竹馬?」「籤引きのスカ」・・・

そういえば、家の前に車が走っていたのに(旧東海道)舗装されていなかったなぁ。
我が家には、残念ながらサンタクロースはやってこなかった


小説家志望の吉岡秀隆君がいつもの真面目ないい人でなく、短気で優しい自動車修理工場の堤真一と薬師丸ひろ子の夫婦、そこに集団就職でやってきた堀北真希ちゃん
なんといっても二人の子役の男の子の須賀健太・小清水一揮くん。上手い。
訳アリの小料理屋の小雪三浦友和の医者もたいまさこのタバコやのおばちゃん。。。いい味出している。

キャストも豪華で、ただ、懐かしいだけでなく、丁寧な描写であっというまの約2時間だった。

原作もそうなのかしら、吉岡の役が茶川龍之介とか預かった子が私の大好きな作家吉行淳之介と一時違いの古行でお母さんが古行和子。お父さんが川淵康成に大受けしてしまいました。

堤真一の則文さん、あの時代で結婚指輪をしていたのが新鮮。

楽しくて、ホノボノして、切なくて、映画館中すすり泣きが聞こえていました。

もう一度、見てみたい映画でした。

映画「春の雪」

2005年12月01日 19時21分13秒 | 映画
11月30日(水)は東宝シネマズの「レディースデイ」だったので、映画にを観にいった。
「春の雪」と「ALWAYS・三丁目の夕日」


春の雪」 原作:三島由紀夫 脚本:伊藤ちひろ・佐藤信介   監督:行定勲

キャスト】  松枝清顕:妻夫木聡  綾倉聡子:竹内結子 

原作は新潮文庫で出た当時読んだだけだったから、「こんな感じだったかしら?」、というのが、見終わったときの率直な感想でした。もう一度、本箱から引っ張り出して読まなければ。。。

映像は綺麗でした。
私の住む世界とはかけ離れた貴族の生活を、映像で垣間見るのは楽しかったですね。セットも豪華で、衣裳も。
最近清子様のご結婚もあったことだし、タイムリーでした。

主役の二人は美しく、けれど、屈託、苦悩があまり感じられない、若さゆえの未熟さは出ていたと思う。

映画ではただ、清顕がもう少し早く決断するだけではないか、なにが禁断だ。と同情がし難かったし、全体として冗長だったように思う。

ただ、百人一首の「札合わせ」の場面は泣けました。

脇役陣が芸達者で適役でこちらで楽しませていただきました。

テーマ曲は宇多田ヒカルの「Be My Last」良い曲だったけれど、合っていないように感じられた、最後の余韻がぶち壊された気がした。

映画「蝉しぐれ」

2005年10月09日 14時14分36秒 | 映画
「蝉しぐれ」を見てきました。     10月9日(日)TOHOシネマズ
【原作】藤沢周平   【監督:脚本】黒土三男

【キャスト】
牧文四郎:市川染五郎     ふく:木村佳乃    
牧助左衛門:緒形 拳     牧登世:原田美枝子
島崎与之助:今田耕司   小和田逸平:ふかわりょう   里村左内:加藤武

2:50pmからの回はほぼ満員で、前から2列目しか空いていなかった。
こんな前の席は初めてで、見辛かったぁ。

【物語】時は江戸時代、東北の小藩の下級武士の息子文四郎は隣家の幼馴染のふくの家に淡い恋心を抱きつつ、与之助、逸平とともに道場に通う毎日。

やがて、父が家老の陰謀によるお家騒動に巻き込まれ、謀反の科で切腹を命じられる。
そして、ふくも江戸に旅立った。

数年後、村周りの仕事をする、文四郎の下に、殿様の側室となり、子供を身ごもったふくが帰ってきた。

今度はふくが派閥闘争に巻き込まれる。ふくの子供をさらうよう、嘗て父を陥れた、家老の里村に命じられた文四郎は。。。。


とにかく四季の景色、動物、人物など映像が美しく、日本映画の良さを堪能できました。
それと切ないメロディー(音楽:岩代太郎)、重要な台詞のところは自然の音だけ、ここぞというところに的確に流れ、泣かされました。

染五郎は殺陣や所作が流石に美しかった。
佳乃はおきゃんなイメージのテレビと違い凛とした美しさですね。ここ最近の舞台といい、確実に演技がよくなっていると思う。
ふかわりょうと今田耕司は大人になったら逆の配役かと思った、なかなか良い味を出していたと思う。
緒形拳やっぱりいいなぁ、文四郎との別れの場面息をつめて見ました。
緒形幹太はひ弱なイメージがあったけれど、妖しい剣の使い手の役が思いのほか合っていた。
加藤武は久々に見られて嬉しかった、悪役だけれど、憎み切れませんでした


【特に印象に残った場面】

・切腹の前日の親子の対面の、緒形拳の演技。
・父の遺骸を大八車に乗せて、坂をなかなか登り切れないところに、やって来たふくが車を押す時の目
・ケヤキ屋敷で再会する二人の場面
・初めて人を斬った、文四郎と逸平。
・里村にせまった染五郎の顔
・最後に二人で愛を確認しあう時、障子から染五郎の顔が半分だけ見えるカット。佳乃のアップ。
・ラストの舟に横たわる文四郎・・泣いていたのか。。。。

そして、何と言っても
「文四郎さんのお子が私の子で、私の子どもが文四郎さんのお子であるような道はなかったのでしょうか・・・

と、最後にやっと言った「ふく」ですね。