A tes souhaits ! ver.2

A chaque jour suffit sa peine !

Thank you SUZUKA~F1日本GP~

2006-10-09 15:26:19 | car
 4月にチケットを購入して以来、半年間心待ちにしていたF1第17戦日本GP観戦。全日程を完遂し、今朝5時、鈴鹿から東京に戻ってきました。カナダGP現地観戦後のような達成感や高揚感はまったくなく、今は祭りのあとの喪失感が体中に広がるばかり。

       

 20年間日本でのF1開催を支えてきた鈴鹿サーキットは、今回のGPをもってF1の世界から一旦姿を消し、来シーズンは舞台が富士スピードウェイに移ります。東京からは幾分近くなるものの、鈴鹿がドライバーの持つテクニックが如実に出る世界屈指の難コースであるのに対して、富士はインパクトが少ないコースであること、宿泊やら交通機関やらオペレーションやら…のさまざまな不安があることなど、F1ファンの間からは富士開催を歓迎する声がなかなか聞こえてきません。
 今年、鈴鹿に別れを惜しむかのように集まったファンは、決勝当日には16万人を超えたとか。20年毎年通っているという人、最後の鈴鹿になるかもしれないと初めて駆けつけた人、過去の思い出をなぞるように10年ぶりに足を運んだという人…スタンドに座っていると、あちらこちらから鈴鹿への想いが聞こえてきます。スタート前のセレモニーでは、「近い将来、必ずまた鈴鹿でF1を開催する」と話したモビリティランド社長の挨拶に、16万人から盛大な拍手が沸き起こりました。空気が震えたつようなあの一体感は、まる一日経った今も体の中に残っています。
 私も、「F1といえば鈴鹿」と思っているひとり。奇しくも、節目の今年が鈴鹿初観戦となってしまいましたが、今回が「最初で最後の鈴鹿」にならないことを願いつつ…。鈴鹿に再びF1が帰る日には必ず駆けつけたいと思います。

 加えて、忘れてはいけないのがM.シューマッハの引退。彼の姿をF1の舞台で見られるのは、日本GPを終えた今、残すところあと1戦。個人的なファンではないけれど、セナの事故死以降F1界を支えた彼の功績は絶大です。来季からシューマッハのいないF1を見ることになりますが、今はまだそれがどういうものになるのか想像もつきません。
 チャンピョンシップ争いの重要な局面であった今回、シューマッハはエンジントラブルによりリタイヤ。彼が車を止めた瞬間、スタンドからは16万の吐息が聞こえてきました。鈴鹿に別れを惜しむのと同様に、誰もがシューマッハの走りを1秒でも長く見ていたかったんですよね。

 モナコ・カナダに続き、3回目の現地観戦となったわけですが、今ある喪失感を鑑みるに、今回は私にとっても格別の意味を持った1戦になったようです。そして、ますますF1の魔力にとりつかれつつあるよう。ブラジルでの1戦を終えるとシーズンはオフに入りますが、その間に知識を増やしておきたいなぁ。

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