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厚生年金基金の解散後に注意

2011年11月14日 | 年金
厚生年金基金は、本来、国が支給する”老齢厚生年金の一部代行部分”プラス厚生年金基金の”上乗せ部分”を、企業及び業界独自の厚生年金基金を通じて年金給付を行う制度です。

この”一部代行”が重要なポイントです。

厚生年金基金は解散になると、通常加入員は”上乗せ部分”を年金か一括受取を選択する事になります。この選択で年金受領は終了だと思って居る方が大変多いのが現状です。(以前、小生が加入していた日本証券業厚生年金基金も解散されました。)

しかし、”国の代行部分”は厚生年金の一部なのですぐには加入員に支払われずに、企業年金連合会に移換され、厚生年金の受取時期まで運用保管されます。

この様な方は、一度ねんきん定期便をチェックして見て下さい。厚生年金基金の加入期間は年金加入履歴に記載されていますが、受取る老齢厚生年金の額には、”企業年金連合会に保管されている年金額”は反映されていません。

従って、老齢厚生年金の額がすごく少ないと感じられている方も多いのではないでしょうか。

この様な方は、企業年金連合会に連絡先を報告していないと、まぼろしの厚生年金になってしまう可能性があります。

まずは、企業年金連合会のホームページ””の年金記録の検索クリックしてチェックして下さい。

将来受取る自分の”国の代行部分”が企業年金連合会に保管されてるのか又保管されていれば将来の受取年金額もチェック出来ます。

小生の場合、昨年から企業年金連合会より日本証券業の代行部分を受取っていますが、年金額は年約40万円です。

あと何年生きるか分かりませんが、亡くなればこの4分の3は遺族厚生年金として妻に支払われますので、非常に大きな金額だと思います。

自分自身でまぼろしの年金にしてはいけません。


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