ナナナナナ、ナインティーン
by |2017-06-29 11:16:57|
どうも、Malayです。
先日、我が家に新客が増えました。
クロと違って女の子なんですが、これがまあめちゃくちゃやんちゃでして。
今のところ、先住猫のクロと全く上手くいっていないのが気がかりですが…
彼女に関してはまた改めて書いて行こうかと思います。
さて、今日は久々に三選シリーズです。
今回のテーマは「映像とともに聴きたい曲三選」。
一昔前のクセのある曲ばかりですが、おじさん世代には懐かしいものとなっております。
それではどうぞ。
・「Ball and Chain」 Janis Joplin
ブルースの女王、Janis Joplin の実質的なデビュー曲。
ジムモリスン、ジミヘン、ブライアンジョーンズとともに
1970年の前後に27歳で亡くなった、27クラブのうちの一人です。
彼女の出世舞台となった、モンタレーフェスの鬼気迫る歌唱がとにかくスゴイ。
それまで誰一人として知らなかった彼女が、フェスの主役級を全て食ってしまい
一晩にしてトップスターの座まで上り詰めた圧巻の映像は、何度見ても飽きません。
パパスアンドママスのママキャスが、ポカンと口を開けて聴き入っているのが
その衝撃具合を物語っています。
一つだけ残念なのは、その映像がフェス二日目のものしか残っていないという事。
初日は「誰だこれ?」状態で、ビデオが回されていなかったのだとか。
・「Glory Box」 Portishead
Massive Attack と双璧をなすブリストルの人気バンド、Portishead。
全世界でえげつないほど売れたデビューアルバムの代表曲です。
これはPVではなく、当時リーバイスのCMに使われた映像をご覧ください。
リーバイスのCMは歴代おしゃれなものが多いのですが
映画を見ているようなストーリー性+映像美、そしてBGMに使われたこの曲と
その中でもずば抜けて人気のあったものでした。
当時、FM局でとあるDJが
「問い合わせ電話の数が、今までとは桁が二つ違う」
と言っていたのは、誇張ではなかったのでしょう。
・「19」 Paul Hardcastle
30年ほど前に世界中でカバーされたヒット曲です。
初めて聴いた時は、ただ単に「お、ちょっと変やけどカッコイイ曲」と思った程度でした。
しかし、その後何年も経ってからPVを見た時の衝撃が凄かった…
映像には当時のベトナム戦争下の本物が使われていて、枯葉材投下の瞬間や
足が吹っ飛んだ兵士がひきずられているシーンが有ったりします。(ので、閲覧注意!)
更には戦意高揚の為に行われているのであろう、幼い子供達の平和的なパレードや
若い兵士の顔が醜く歪んでいって、星条旗の星の一つになるところ等
皮肉的な表現も満載です。
歌詞も特徴的で、戦争の事を扱う歌の多くが反戦歌なのに対して
この19は、ただ事実のみを淡々と語ります。
「ベトナム戦争は今までの戦争と色々な点で違っていた」
「第二次大戦時の兵士の平均年齢は26歳、ベトナムでは19歳だった」
「帰還兵は誰一人、英雄として迎え入れられることはなかった」
途中で時々挟まれるニュースキャスターの語りも、当時の本物。
突然鳴り響く進軍ラッパの音がいつまでも耳に残ります。
いきなり出てくる当時の米軍兵士募集ポスターも怖い!
ちなみに日本語カバーの歌い手は小林完吾(!)さん。
「じゅじゅじゅじゅじゅ、じゅうきゅう」
の歌詞は、ある意味必聴かと…
という訳で、映像とともに聴きたい曲三選をお送りしました。
最初はこの中にbjorkの「Pagan Poetry」を入れたかったのですが
さすがに書いてる途中で自重せざるを得ない内容となってしまい断念しました…
興味ある人は自分で見てね
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