2015年12月のブログ記事一覧-カトカト日記 株式会社加登 門真店篇 ~門真・四條畷・寝屋川・守口・大東エリアでお墓のことならおまかせください~

今年もありがとうございました。

こんにちは!奈良橿原店の松村です。

今年も早いものであと数日となりましたね。

今日が加登 飯盛店・奈良橿原店の仕事納めとなります。

飯盛店・奈良橿原店におきましてはこの1年も、数多くのお客様に来店していただき又、喜びの声をたくさん頂き
スタッフ一同大変感謝しております。


●飯盛店・奈良橿原店 年末年始 営業スケジュール

 12月27日(日)〜1月4日(月)まで休業

 1月 5日(火) 通常営業

  1月 6日 (水) 社員研修のため休業

  1月 7日 (木) 通常営業



☆来年もどうぞ飯盛店・奈良橿原店をよろしくお願い致します。☆


年末のご挨拶


飯盛・奈良橿原店の松浦です。

 2015年の営業日も本日をもちまして終了とさせていただきます。

 1年間、本当にお世話になりありがとうございました。

 今年も、たくさんのお客様と出会うことができ、心から感謝しております。

 2016年は1月5日(火)からスタート致します。(1/6は会社行事にてお休みです。)

 新たな気持ちでスタートできるように、ゆっくりと1年間の疲れを取りたいと思います。

 

 皆様も良いお年をお迎えくださいませ。

 来年も何卒よろしくお願い致します。



 
 
 

 

 

クリスマスソング三選

こんにちは、飯盛店の高橋です。

またまたやって参りました、もうすっかりお馴染みのこのシリーズ。
いったい誰が何に対して馴染んでいるのかという疑問もありましょうが
少なくとも書いている私自身はまだこの三選ネタに馴染んでおりません。

という事で、映画編漫画編に続いて今回はクリスマスソングをテーマにお届け。
おもいっきり季節ネタです。
でもまあどうせ
「クリスマスソングなのにお盆の雰囲気を醸し出す名曲三選」
とか
「アラビア語の定番クリスマスソング三選」
みたいなイロモノなんでしょ? と思ったそこのあなた。
残念ながら今回はすごくまともなチョイスですよ。



・Happy Christmas (John Lennon)




いきなりのド鉄板から。
クリスマスと、新年と、世界平和と、家族愛を贅沢に詰め込んだ
ジョンレノンの代表曲です。
キョウコ(レノンとは血の繋がっていないオノヨーコの娘)と
ジュリアン(同じくヨーコと血の繋がりのないジョンレノンの息子)に
「Happy christmas」と囁く所から始まるこの歌。
若者も老人も、お金持ちも貧しい者も、強い人病める人だって
クリスマスがやってきたんだ、さあいい年になるように祈ろう!
というえらく直球なメッセージで終始します。
シンプルなメロディーラインのリフレインがいつまでも頭に残りますね。

家族という最小単位の共同体さえ幸せにできなかった二人が
何を荘厳な戯言を、と見る向きもありますが
そんな彼らだからこそ理想の世界を歌い上げたかったのかもしれません。



・Driving Home For Christmas (Chris Rea)




これも12月に耳にしない年はないほど、有名な曲。
クリスマスを故郷で過ごそうと、実家へ車を走らせる男が
その車内で口ずさんでいる、という設定の歌です。
恋人同士のロマンチックな雰囲気とかはなく
クリスマスの到来を大仰に祝う訳でもなく
淡々と、家に着くのを楽しみに車を走らせているだけの歌。
日本のクリスマス事情とは少し毛色が違いますが
こういうほのぼのしたクリスマスソングも良いものです。

クリスレアにしては珍しく軽いテンポの曲調と
渋すぎるオッサンボイスのミスマッチがカッコイイですね。
12月のせわしさが一段落し、年末に向けてののんびりした
気分にはジャストフィットする歌です。



・Northtown Christmas (L⇔R)



皆さん、L⇔Rというバンドを憶えてますでしょうか?
90年代半ばにミスチル・スピッツと並んで「御三家」と呼ばれたバンドです。
で、そのあとすぐに消えちゃいました。
デビュー当初は独自路線の楽曲でコアなファンを抱えていましたが
下手に先の2バンドと比較されるようになってしまったが為に方向性を見失ってしまい
新旧のファンから見放されてしまった不遇なバンドです。

そんな彼らの初期作から、Northtown Christmas。
個人的にクリスマスソングの最高傑作です。
内容としてはよくある別れの歌ですが、歌詞の内容はそんな気にする事ありません。
ラブソング(或いは失恋ソング)の歌詞なんて
それっぽい雰囲気の単語を並べておけばいいんですから。(あくまでも私見ですよ
では肝心要の楽曲はどうなのか。
これがすごく高橋にはハマりました。
とにかく綺麗なメロディー、後半に差し掛かる頃の盛り上げ方
Northtownという舞台を思わせる透明感、そしてフェイドアウトしてゆく切ないスキャット。
隠れた名曲だと思うので、今回紹介させて頂きました。


という訳で、私は今年もイブの夜にパネトンをパクつきながら
クロともふもふして過ごすとします。






メリークリスマス、そして良いお年を。

こんな絵なのに泣ける漫画三選

皆さま、お待たせ致しました!
実際に誰が待っていたのかには触れないで頂きたいこのシリーズ
前回の「映画三選」に続いて本日は漫画三選です。
映画の時と違って、今回はどれもお勧めですよ。

泣ける?
こんな絵なのに?
感動できます。
この絵だからこそ。


・みどりのマキバオー

30歳代くらいの人達には、良くも悪くもかなりメジャーな作品でしょう。
内容としてはスポ根漫画の王道をゆく、つの丸先生の作品ですが
なんといってもこの絵がインパクト抜群じゃないですか。



主人公のうんこたれ蔵(本名ですよ、念のため)は競走馬。
ヒト語を普通にしゃべります。
しかも、ゴロ寝してテレビ見ながらリンゴ食って屁をこきます。
口ぐせは「んあ?」と「なのね~」
どう見積もってもお笑いにしかならなそうなキャラ設定でいったいどう感動しろと?
思うでしょ?
これがものの見事に裏切られてしまうんですね。
この作者さん、ストーリー作るのすごい上手いんですよ。

ネズミの親分・チュウ兵衛の命を懸けた騎乗
ライバル・カスケードとの度重なる死闘
そして衰えゆく同世代のライバル馬たち、新たな世代の台頭。



競馬の事を知らない人でも、過酷なレースの世界にいつしか惹き込まれていけます。
速いだけでは勝てない、では勝つためには何が必要なのか?
様々な逆境を、地を這いながら泥まみれになりながら克服していく
たれ蔵の姿には、本当に感動できます。
そして泣けます。



絵で敬遠して見逃してる人、もったいないぞ!
まあ、その気持ちは判りますけども


・自虐の詩

マキバオーから時代を遡って、50~60歳世代の方に知られている作品。
本作品の連載終了後に、作者の業田良家さんは誰も知らない存在から
一気にメジャー作家となりました。
これもまあこの絵柄からはおよそ想像の付かない感動作です。



ギャンブルばかりしているダメ男イサオと、そのイサオに尽くす幸江の二人を描いた
漫画で、序盤から中盤にかけては二人のドタバタ喜劇です。
・イサオが幸江に金をせびる
・幸江がその金策に苦労する
・事ある度にイサオがちゃぶ台をひっくり返す
基本、この3パターンの繰り返し。
延々と、本当にただただ視点を変えてこれをひたすら見せられます。
そしてこれが実は、後からじわじわ効いてくるのです。

で、物語後半、その名前とは正反対に幸薄い幸江の幼少期回想が
増えてくるあたりから、一気に本作はストーリー性が濃くなります。
借金まみれの父、顔も覚えていない母。
新聞配達をしながらの小学校通い、毎日やって来る取り立てヤクザ。
前向きに強く生きようと思いつつもいつしか心折れ
唯一と言える親友を裏切ってしまい、自らの存在感の無さに悩み
健気さと腹黒さの合間を行ったり来たりしながら毎日を生き抜いていく幸江。

そんな回想シーンを見てしまうとですね、不思議なことが起こります。
時折ふと現在の時系列に戻って、いつものやりとりが描かれる。
最初に書いた、3つのパターンてやつですね。
序盤に見たときと描写は何一つ変わっていないのに、
唯一幸江の心理状態だけが違って見えるんです。
お金をせびられても、その為に毎日苦労をしても、ちゃぶ台をひっくり返されても、
なんだか幸江の表情に少なからず、ある種の幸せが垣間見える…気がしてくるのです。
このあたりの何気ない空気感を読ませる場面転換は絶妙。

そして最終盤に怒涛の展開を見せつつ物語はフィナーレへと進んでいきます。
「この町に住むすべての人が母から生まれた」
という何気ない一言を、顔も憶えていない自分の母を恨み続けた幸江が
身籠って自身も母という立場になろうかという時に言うシーンは圧巻。
出前の岡持ち持ってお腹に手をやり、陸橋から町を見渡すこのページは
もうなんてゆーかね、卑怯ですよ。

「そしてこの子は私から生まれる」



なんか最近出番が少ないといわれたので。
あざとい、さすがクロあざとい。


・ぼくんち

「ちくろ幼稚園」から「ゆんぼくん」の流れを汲んだ
西原理恵子作品の集大成と呼べる漫画、或いは絵本。



世界一簡単な哲学書、と評される事もあるこの作品は
西原女史の生まれ故郷・高知県の漁師町が舞台で、身寄りのいない幼い兄弟が
ある日突然現れた姉とともに貧困の中を生き抜いて行くという物語。
全ページ、絵本のように色彩鮮やかな独特のヘタウマパステル調で
恐ろしいくらいにドギツイ表現をかましてくる西原ワールドは
似た作風の後追い作家をどれだけ生んだ事でしょうか。



この作品の内容については多くを語りません。
ぜひ、読んでみて下さい。



ちなみにこの漫画が出版された頃の
「このミステリーが凄い!」という小説ランキング本で
ぼくんちを推している選者さんがいました。
「漫画でここまで書かれるとどうしたらいいのか困る…」
といった内容のコメントを憶えています。
漫画としてこのミス史上に名を連ねたのは後にも先にもぼくんちだけでしょう。