昨日5月31日(土)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・児童虐待の相談件数が増加/神奈川県まとめ』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
社会問題となっている児童虐待の相談が、神奈川県内で
増えているそうです。神奈川県内の児童相談所が
2007年度に受け付けた相談は2,974件に上り、
前年2006年度より3%増えたということです。
神奈川県の担当者は『全国で児童虐待の報道が相次いだ
ことなどから、児童虐待への関心が高まったことも一因』
とみているようですが、相変わらず『ネグレクト《育児・養育放棄》』
《リンク先は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』です。》
が42%と半数近くになっているところを見ると、
育児・子育てをする上での悩みを相談出来る相手が
身近にいない、育児を出来る経済力がないという問題が
改善されていないように思いますね。5月21日(水)には
『横浜市の児童相談所が把握した2007年度の児童虐待件数が、
701件でワースト2位に!!』
として取り上げたように、2007年度の横浜市の児童相談所が把握した
児童虐待件数が、過去2番目に多い701件に上ることが分かり、
育児・養育を放棄する『ネグレクト』と、殴るけるなどの
『身体的虐待』の2つで全体の8割を占めたということが分かっています。
また、ネグレクトの中には病院で産み捨てるケース
も7件あったということで、このいわゆる産み落とし《置き去り》も年々
増えていると感じているので、この問題の背景に何があるのか?
実態を把握して、産み落とし《置き去り》をさせない環境づくりというのも
求められますね。年々相談が増えていることが、児童・幼児虐待の防止に
つながることが何よりですし、どういう環境でこの問題が起こりやすいのかを
しっかり把握することで、児童相談所や自治体・行政の職員の方たち、
そして地域の方たちもこういった問題を起こす保護者の微妙な変化に
気づいたりということも出来るのではないかと思います。虐待が起こって、
早いうちでの対処も肝心ですが、虐待が起こる前に状況を把握できて、
相談、対処が出来れば、双方にとっても心が救われる面というのは
やはり多いでしょうからね。いろんな子育て支援事業の取り組みが
広がっている中で、まだまだ子育て・育児に悩んでいる保護者や
いることの重みというのをしっかりと社会全体で受け止めないといけないように思います。
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