昨日16日(木)の神奈川新聞トップ面などから
『カナロコ・公立中学167校で書写指導が不適切/神奈川県内』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
実はこの神奈川県内の公立中学校167校で発覚した
2005年度の国語の書写《毛筆・硬筆》の指導が不適切だった
という記事に関しては、一昨日、南足柄の中学校2校で、
書写の履修漏れが発覚したという記事が出て、
その後、今回の記事の第一報が出た時点で、
昨日のうちに取り上げようと思ったのですが、
それでもまだ他にも出てくるのではないかと思って、
1日置いてみたところ、やはり神奈川県内の
公立中学校167校で書写の授業が適切に行われていなかったことが
発覚したので、今回取りあげることにしました。
しかし、11月11日(土)に
『伊勢原市立中学校の全4校でも、
国語の書写のうち「毛筆」の授業がゼロか数時間程度だったことが発覚!!』
として伊勢原市立の中学校全4校で、国語の書写の『毛筆』の
授業がゼロあるいは数時間程度しか行っていなかった
ことが発覚した際、まだこれでも氷山の一角に過ぎないと
思っていましたが、やっぱりといった感じですね。
相次いで校長先生が言い訳と取れる発言を繰り返していますが、
これは以前から何度となく口が酸っぱくなるほど書いているように、
神奈川県内独特の受験スタイル、そしてそこから生まれている
『神奈川県の公立高校の入試の絶対評価制による学校別格差の問題』
というのがこれでかなり明確になったのではないでしょうか?
神奈川県内では他の都道府県と比べると、今の高校受験のスタイル
《絶対評価制による受験方式》が
学校別格差や地域別格差というひずみが起きている
からこういう問題が根深くなっていると考えられます。
神奈川県教育委員会が現場の状況を全く把握せず、
自分たちの勝手な都合でといわれてもおかしくない、
《絶対評価制による受験方式》を導入したことがそもそも
間違いだったのではないでしょうか?
新しい教育のあり方ばかり目を向けて、いろいろと始めようとせず、
今、足下で起こっている問題の解決をする方が何より先
だと思います。この問題の解決なくして、
この神奈川県内の中学校で起きてしまった
国語の『毛筆』等の授業が行われていない、行われていても
数時間程度だったという問題は、解決することはないと考えていますから・・・。
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