そうなんです。
新しい食べ物に出会えると、
感動し嬉しすぎて、
一人でにやにや笑っています。
というわけで、
サクッと
笑える食べ物ベスト3行きましょう。
(ちなみに、お子さんのいる方は
最後まで必ず読んだ方がいいと思います)
・・・
ベスト3
タアサイ
京都駅の伊勢丹で
ひときわ存在感を示していた謎の野菜
塌菜(タアサイ)
中国原産の野菜で
「土が崩れるような」
姿からその名がついたそうです。
(日々ともに研究に打ち込むShunning (China)とAnnie (Taiwan))
中国春節(旧正月)のため
祖国へ一時帰国した友を忍び、
これを食すことにしました。
しかし、
どう調理すればいいのだ。
親切なことに伊勢丹様が
『油との相性がよく
ベーコンと食べればよい』
と仰られました。
しかし、
こういう食育的な生活を送ると、
自然と
お肉の消費量が減ってきます。
(栄養学的・倫理的・環境的理由。これについてはまた論じたい。)
ベーコンは、
大学の近くの
ジビエの加工肉を売ってくれる
小さなお店以外にあまり買いたくはない。
僕は、
「何か油分を出してくれるたんぱく源」
をひたすら探した。
あった。
尊敬する東田親方の豆腐屋
京都の久座屋が作る
油揚げだ。
数ある京都の
豆腐の強豪の中でも
親方様の豪快さと
豆腐の繊細さが
興味深いマッチを見せる
お気に入りの豆腐屋である。
(豆腐こそ良いものを買おう)
(油は油揚げから出るものだけで十分。少しの塩と少しの辛子で味を整える。)
決して豪華な食材ではないが、
友を忍び、
職人の腕に敬意を表しながら
食すことで、
得られる満足感が段違いなのだ。
ベスト2
おぼろ月
なんやこれは。
なんなんだ。
『朧月』
まるで薄雲ごしの月のように
ぼんやりした味なのだろうか。
朧は春の季語ではなかっただろうか。
手にしたのは冬の小淵沢の道の駅だぞ。
まあいい。
生産者の好奇心しか
感じられない食べ物だが、
どうやら食べられるサボテン
グラパラリーフのことらしい。
(ほっておいたら芽が出てくる。写真は上記引用より)
朝食に
僕が絶大な自信をもって送り出せる
鳥取県の大谷養蜂場の天然国産はちみつ
(それも栃の花。激アツ。)
とヨーグルトと一緒に頂いた。
サボテンとアロエの中間の味だが、
グリーンな苦味を
はちみつの甘さとヨーグルトの酸味が
包んでくれた。
サプリメントなんて飲まず、
サプリメント野菜を食べよう。
ベスト1
名前がわからない漬物
なんなんだ。
この恵方巻きのような
漬物は。
どうやら
瓜の奈良漬に
人参やキュウリなどが入っていた。
昨日
スローフードすぎなみ主催の
小学校での味覚教育に参加した際、
山形のおばあちゃん達が
食文化を伝授するために
持ってきたのだ。
(芋煮の作り方をめぐって、家庭のこだわりのせめぎ合いが始まる、授業中。)
こんな一コマもあったが、
山形の生の方言での説明付きで
食べる漬物は
美味しい。
(味覚教育については、また論じます。)
・・・
考察
-食を最大限楽しむコツ
・新しい食材と出会おう。
意識しなければ、僕たちの食はモノトーン化します。
新しい食材と出会いましょう。
それが、子どもの味覚ひいては感性力を育てます。
僕たちがそういった食材を食べるだけで、
全国でおんなじものばかり作る必要はなく
その土地にあった野菜を作れるので
環境にも良いです。
日常の食に
ちょっと「違い」を入れるだけです。
・先人の知恵をなめてはいけない。
正直、
おばあちゃんが教えてくれながら
食べた漬物や芋煮は
何ものにも代えがたい味です。
クックパッドでもグーグルでも
そんなもの出てきません。
先人の知恵を食から繋ぎましょう。
おばあちゃんが親に、
親が子に、
繋ぐのです。
・・・。
でも。
毎日一生懸命仕事していたら
新しい食は、ちょっとしんどい。
そもそもそんな食材スーパーにない。
知恵なんてどこにあるかわからない。
そんな現実です。
痛いほどわかります。
だったら。
いよいよ、
明日
始めます。