ようやくここまでたどり着きましたよ~!!
長かった・・・と思われても仕方がないです。
既に1ヶ月以上前のことなので、記憶もあいまいになりつつあります。
さて夏休み最終日、そして両親はこの翌日日本へ旅立ちましたが、この日はVeronaからLago di Garda(ガルダ湖)にバスで行くことにしていました。
そして私は前夜に続き大失敗。
う~んどうしてかな?
Veronaに関しては全然下調べをしていなかったのと、いつでもどこでもネット検索できるや、という甘え。
自分の浅はかな思い込み。
疲れ・・・などなどが溜まっていたのか、大失敗をしてしまいました。
ガルダ湖はイタリアで一番大きな湖(・・・でしたよね?)
Veronaから行ける一番近い観光地はSirmione(シルミオーネ)ということをなぜか私はちゃんと認識しておらず、手前のPescheria(ペスケリア)まで行けば良いんだと完全に勘違いをしていたんです。
あるブログを見たら、バスはVeronaの駅前から出る。
このバスに乗るとPescheriaにも止まって、そこは鉄道の駅なので、そこから乗ってくる人が結構いると書いてあったんです。
この人が悪いわけではないんです。
なんで思い込んじゃったのかなぁ???
Pescheriaまでのバスはホテルの近く(アレーナ前)から出ていたので、これで早めに行けるじゃん、と大きな勘違い。
多分待っていればPescheriaでバスは来たと思うんですけどね・・・とほほ
ということで私たちがアレーナの前の飛び乗ったバスはこれ。
丁度バスが来ていたので走って乗ったのも悪かった。
Pescheriaに到着。
実はここに着く直前まで間違えていることに気がつかなかった。
仕方がないので、ここからタクシーで目的地に向かいました。
幸いそれほど高くなかった(30€)ので良いのですが、こんな初歩的な過ちを犯した自分が情けない・・・
ちなみにこの駅、前日乗ったMilanoからVeneziaに向かうFrecciabiancaも止まっていました。
小さい駅なのに、結構利用客は多そう。
ガルダ湖へ向かう鉄道の玄関口のようです、小さいけどね。
それから余談ですが、私たちが乗っていたバスは実はガルダランドというイタリアに1個か2個しかない遊園地へ行くバスですごく混んでいました。
この遊園地への直通バスもここから出ているようです。
Pescheriaも既にガルダ湖畔
ここから船でいけないのか?という案もありましたが、この国の難点な何もかもスムーズに行かない。
接続なんて考えてないんですよね。
タクシーからこんな光景が見えました。
Veneziaみたい
まぁそんなこんあでアクシデントはありましたが、無事(じゃないじゃん)Sirmione(シルミオーネ)到着。
時期が時期だし、土曜日だったので、Sirmioneに近づくに連れて車が渋滞していました。
湖がキレイ!!
しかしすごい人だ・・・
山中湖みたいな感じでしょうか???もちろん山中湖にはお城はないですが・・・
いやそれよりひどいかも。
更になぜか中国人が異常に多い。
なぜでしょう?
大体こんな細い道を車が走ってることが間違いでしょう。
これだからイタリアは・・・
といつものように心の中で文句を言いながら街の中へと入って行きます。
途中橋を渡る手前にこんな屋台が
ブログで紹介している人がいたので気になっていたのですが
これレモンではなく、レモンとcedro(シトロン)のあいのこなんだそうです。
写真ではわかりにくいのですが、レモンよりかなり大きい。
ここではこれだけでなく、他のフルーツもその場で絞ってくれます。
気になるので帰るときに飲んでみました。
「100%だよね?」と確認して飲んだのですが、甘くておいしかったです。
砂糖とか入れてるのかなぁ???
美味しかったので、「買って帰る?(もちろん日本ではなくフィレンツェに)」と聞いたけど、両親は「荷物になるから要らない」と申しておりました。
橋を渡り島・・・じゃない、半島だった。
半島部分に入ります。
一番手前に小さな教会。
Santa Maria Maggiore
とても素朴な感じです。
湖はとても良いんだけど
街の中は、新宿か渋谷か原宿か?というくらいとにかく観光客で大渋滞。
もう勘弁して~!!
それでも半島の半分位まで来たらようやく息が出来るようになった。
満開のブーゲンビリア
夏だねぇ・・・
そしてここいらではたと気が付いた。
ツーリストインフォメーションがなかった。
全然調べてこなかったから、今どこにいるのか、見所も何も分からない。
仕方がないので、客引きしていたレストランのお兄ちゃんに
「ツーリストインフォメーションどこですか?」と聞いたら、なぜかにやり。
「城壁はいる前だよ」って。
何~早く言ってよぁ・・・
ということで、この人ごみを両親連れて戻るのはバカらしい、かといって帰りのバスの時間、バス停を確認しないといけないので、私だけが入り口まで引き返すことに。
実はツールストインフォメーションはさっきタクシーを降りた後ろ側にありました。
前しか見てなかったからねぇ・・・
感じの良さそうなおばちゃんが対応してくれたので、最後にお勧めのレストランを聞いてみた。
すると「難しいわね、色々あるから。」と言ったものの
「何が食べたい?」と聞くので
「やはり魚かな?」と言うと
いくつかレストランを紹介してくれたんだけど、そんなに覚えられないのよ。
唯一頭に残っていた店に行けばいいかな、地図ももらったし・・・と思って両親のところに引き返し、地図を広げてさぁレストランを探そうと思ったらなんとこの地図にはレストランの場所載ってないじゃん。
が~ん
もうこの日は踏んだり蹴ったい。
今更戻るの嫌だし、さすがに他のお店の人には聞けないよなぁ・・・と何気なく左を見たら。
「あっ、あそこだ」
小さな看板が出ていたんです。
先ほどおばちゃんは半島の真ん中くらいにあるってだけ教えてくれていたので、絶対この近くだと思ったんだ。
なんて鼻の効く私。
両親も驚いていましたけどねぇ・・・執念でしょうねぇ。
聞いた通り、ちょっと敷居が高そうなお店ですが、もうお腹も空いたし、母はトイレに行きたいというのでお店に突入。
この写真はレストランの外側から
しかし開店は、12時半。
まだ12時だったんだ。
母はひとまずトイレに行かせてもらい、併設しているホテルの入り口のベンチに座って待っていたんです。
するとレストランの責任者みたいな人が出てきて、ものすごく感じ悪く
「何してるの?」みたいに聞いてきたので
「ランチをしたいんだけど、まだ準備できていないって言うからここで待たせてもらっています」
とイタリア語で答えたら急に態度が変わった。
何も知らずに迷いこんできた観光客がトイレだけ借りて勝手に店先に座っているとでも思ったんでしょうね・・・
かなりおしゃれなお店だったので、警戒されたのも当然かな?
格好もリゾート風ではないしね。
お客さんのほとんどは併設しているホテルに泊まっているみたいで、2組が湖からやって来ましたよ。
羨ましいねぇ。
これが入り口。
外で食べたんだけど、ほんとにステキなところでした。
確かに安くはないけど、このロケーション、お料理なら高くはないと思います。
Sirmioneに行く人がいたら、ここは絶対お勧めです。
その名もPace,イタリア語で平和という意味のレストランです。
結局メニューは湖三昧のコースにしました。
まずサービスの食前酒
スプマンテ
喉が渇いていたのでおいしいねぇ。
湖の一番近くの席を用意してくれました。
パンと手前の・・・チーズだったかな?
付きだしでした。
勧められたワインが昨晩と同じだったので、この日はSoaveを頂きました。
父と私はのんべえです。
まず最初は
Zuppetta di pesci del Garda
ガルダ湖のお魚のスープ
その中にサーモンも入っていたんですけど、ガルダ湖にはいないですよね?
しかしおいしいんだ、これが。味がお上品で。
これがおいしかったのは今でも覚えています。
かもめを見ながら・・・なんで贅沢な時間。
これ、そばじゃないんですよ、でもそば粉のパスタ。
(bigoliは元々そば粉で作るけど今は全粒小麦で作るのが一般的ってWikiに書いてあるんだけど・・・)
bigoli di olive nere al torchio con sardella salate e fagiolini
黒オリーブを練りこんだビゴリとインゲンと・・・sardella salataってCalabriaのソースかな?
辛くはなかったけど・・・
Fritto di coregone marinato,agrodolce di cipolle rosse e pomodorini secchi
coregoneというのはサケ科の淡水魚。
魚のフライと、甘酸っぱいたまねぎとドライミニトマト
いやいや最高です。
最後にデザートは
シャーベット
桃、パイナップル、マンゴーでした。
そしてここでも
コーヒーにお菓子がついてきました。
いやいや、もう動きたくなくなるね。
でもね、食後の運動にローマ遺跡を見に行かねば、ということで歩き始めました。
そうそう、ここの責任者に
「私たちの選択は正しかったわぁ」と言ったら
「いいえ、すごく正しかったのよ」と言い直されたんですけど・・・すごい自信だなと。
いやホントあたりだったのでいいんですけどね。
インフォメーションで紹介してもらったこともちゃんと伝えておきました。
え~と、ひたすらまっすぐ歩いて行きます。
ローマ遺跡は確かこの半島の一番端。
それにしても暑いなぁ・・・と思っていたら良いもの発見
この汽車(?)1ユーロでローマ遺跡まで連れて行ってくれるそうです。
チケットがかわいい。
結構道のりは長いし行きはゆるい上りなので、利用した方が時間の節約にもなるし体力も温存できますよ。
時間は決まっているのかな?
待っていればそのうちやって来ます。
帰りも降りた場所から乗れます。
この看板が目印。
そしていよいよLe Grotte di Catullo(カトゥッロ)のお屋敷跡。
広大な敷地でした。
色々写真を撮ったので、こちらはアルバムでどうぞ。
Le Grotte di Catullo
とにかく広いです。
これがSirmioneの全体写真
そしてここを訪れる日本人、い多いんでしょうね、日本語訳が付いていました。
ローマ遺跡を十二分に満喫し、街の中心を抜けて帰ります。
途中
ステキな井戸です。
こうしてSirmione訪問は終わるわけですが帰りのバスでもまたあるエピソードが。
帰りはここからちゃんとバスに乗ります。
多分渋滞していたのでしょう、バスはかなり遅れていました。
更に団体が一緒だったので、乗れるかどうかちょっと心配。
1時間ちょっと乗らないといけないので、せめて両親の分だけは席を確保せねば、とまぁ色々考えるわけです。
普通の住人も利用しているようなので、この時期は大変だろうなぁと思ってしまいます。
まぁほぼ無事にVeronaに到着というところで事件は起きたんです。
若い・・・高校生くらいの団体が同じバスに乗っていたんです。
どうやらオランダ人。そしてイタリア語を話せる人はいなかったようです。
英語も使ってなかったので、私も正確に理解したとは思えないし、助けてあげることもできなかったのですが、どうやら彼らは駅に近いところで降りたかったみたいだけど、運転手にはそれが伝わらなかったようです。
運転手は何もないところで降りようとする彼らにかなり強い口調で
「何でここで降りるの?」と大きな声で怒鳴ったんです。
私はてっきり彼らが何か悪いことしたのかと思ってしまった・・・
だって口調があまりにも強かったので、怒ってるのかと思ったんだもん。
多分彼らも同じように思ったと思います。
ただ運転手は彼らは中心地で降りたいものだと勘違い。
結局中心に一番近いバス停で、みんな降りることができました。
やはり外国人とのコミュニケーション能力不足ですよイタリア人。
こうして長かったような短かったような今年の夏休みは終了した、というわけです。
最後までのお付き合いいただきありがとうございました。
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まだこちらのブログを訪問してから間もないですが、いつもfontanaさんがいろんな試練?を乗り越えて素敵な景色や美味しいものに辿り着くのを楽しみにしております。いや、ご本人は暑い中大変だったと思います。 夏の水辺は異様な混雑ですよね。わかっていたのですが、私はヴェローナから朝早くバスに乗ってマルチェージネまで2時間半ぐらいかかって到着しました。その後は船でシルミオーネに行きましたが、午後も原宿状態でした。暑くてローマ遺跡まで観る気力がなくなったのが惜しまれます。
欲張らずにマルチェージネかシルミオーネだけにしておけばよかったです。
長くなって恐縮ですが、私が便利に使ったイタリアの観光地の地図サイト?をご紹介します。もしかしてご存知でしたら流して下さい~。
geoplan.it というサイトだかアプリで、イタリアの州単位、街単位でインフォメーションでもらうような絵記号入りの地図を検索できます。意外な街も網羅してますが、シルミオーネは見つけられませんでした。。。
長文失礼しました。
わかってもらえてうれしいです。
ホントいつも試練ばかり。でもこれに慣れてしまうと物事があっさり行くと、微妙に不安になったり物足りなくなったりするから人間怖いですよ。(笑)まぁ一人の時は終わりよければ全て良し、で済むんですけどね。(一人だったら絶対タクシーなんか使いませんが)
ああ、やっぱりいつも原宿なんですねぇ。実は私たちも欲張ろうかと思っていたんですよ。船もいいですよね。でも暑かったこともあり、どうせ昼食に時間掛かるからここだけにしました。ローマ遺跡は炎天下だったので、さすがに堪えましたね。
アプリの情報ありがとうございます。知りませんでした。最近グーグルマップもあてにならず、交通手段の検索はrome2rioというのを使っています。地図はやはり古い人間なんですかねぇ、紙が一番!と紙で確認しながらサイトを見ています。(笑)加えてこちらの地図って鉄道の路線が入っていないので(電車を使う人が少ないので)、10年近く前に友人が置いていってくれたTrnitaliaの時刻表を今でも引っ張りだしてみています。なんてアナログな、と思うんですけど、この国自体がデジタル化に追いついていないので。(-.-)
rome2rio、教えていただいてありがとうございます。Googlemapより便利そうです。
私も“紙派”なので、未だに古いトーマスクックの鉄道路線図切り取って持ってます。
今回は長距離移動しなかったのでほとんど存在忘れてました。
知りたい情報はおそらくネット上に存在するのだろうなぁと思うのですが、必ずしも
知りたい形では存在しないと言うか、、、。でもそんなちょっと 不便な思いをしても、
やっぱりイタリアはいいですね。あ、でもひとつ残念に思うことがあります。
イタリアにはなぜドアチェーンがないホテルが多いのでしょう。イタリアでは、自宅の
ドアにもチェーンはないのが普通なのでしょうか?
あまり気にしていませんでしたが、私が見てきた限りどの家にも有りませんでした。うちももちろん付いてないですし・・・(-.-)ホテルは・・・チェーンではないのが有ったかなぁ?いやないかな?とそんな感じです。
イタリアの場合まだまだネットは信用できないですね。情報も全然更新されていなかったりするし、おのおのが適当なことを言っていたりするし。現地で聞いて正確じゃなかったりしますからね。何も信用できないです。(笑)何か調べる時はまず日本語で検索しているくらいです。それくらい日本人はどこへでも出没しているので・・・かく言う私がいい例ですが。