明日開幕するW杯、個人的に全然興味がないのは、イタリアが出場しないからでしょうか?
そんな中、昨日新聞に気になる記事がありました。
なんとW杯の勝敗予想をエルミタージュ美術館に住むネコがする、というじゃないですか。
もちろん私が気になってのは勝敗予想ではなく、「エルミタージュ美術館にネコが70匹も住んでいる」というくだり。
理由は単純です。ねずみ退治のお仕事の為でしょう。しかし、時代は21世紀、未だにそんな原始的な方法がとられている美術館があることが驚きでした。
大英博物館・ルーブル美術館と並んで、世界三大博物館の1つとも言われるロシアのサンクトペテルブルクにある広大な美術館。あ~一度は行ってみたいです。
この広大な美術館に警備員として配属されているのがおよそ60匹のにゃんこたち。
その歴史は古く、1764年美術館開設当時からこの任務についていたそうです。
もともとは美術館を創設した女帝エカテリーナの娘で、同じく女帝のエリザベータ・ペトロヴナがネズミ退治のため、サンクトペテルブルグから約150キロ離れたカザンから約150匹の猫たちを運ばせ、ねずみ退治の任務に当たらせたのが始まりです。
その後、一時期猫が増えすぎたため、美術館の運営当局が館内の猫を減らす対策をとったところ、美術館の美術品の維持が困難になったというから、ねこちゃんたちの存在はかなり重要だったようです。
この猫たちは今でも美術館の地下の部屋に住んでいます。
なんとこの猫たちは警備員の資格を証明する写真入りのパスポートを持っているというから驚きです。
また美術館の人間の従業員たちは、この猫たちの名前をすべて覚えているんだそうです。
朝日新聞の記事には「70匹」とあったけど、色々調べてみると、60匹を超えると喧嘩をし始めるので、時々里子に出して人数を調整しているらしいです。
美術館はネコの世話に予算を割いてはおらず、エサは全て市民や美術館の従業員の寄付に頼っているそうです。
現在では化学物質でネズミなどを退治することはもちろん可能ですが、エルミタージュ美術館では今でも彼らネコの警備隊を大切にしているそうです。
そんな猫警備隊の中から、今回の大役を任せられたのが、耳の聞こえない真っ白なネコ「アキレス」です。
アキレスにはW杯の観戦チケットを持つ人たちに配られる身分証「ファンID」も支給されたそうです。
2010年のW杯で、試合結果を次々と的中させたドイツのタコ「パウル君」の次はネコの「アキレス」。
この手の予想屋さんが世界中の皆さんは好きなんですね。
「アキレス」の詳しい話はこちら
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