中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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アシニボイン紀行;第3日目(1);マントシャークヘリポート

2015年10月10日 03時27分19秒 | カナダ・アシニポインハイキング

                             <マウントシャーク駐車場>

 アシニボイン紀行;第3日目(1);マントシャークヘリポート
           (アルパインツアー)
      2015年9月21日(月)~29日(火)
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第3日目;2015年9月23日(水)
  晴

<ルート地図>

キャンモア→マウントシャークヘリポート

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<プロフィールマップ>


<キャンモアの朝>

■相変わらず眠れない夜を過ごす
 年を取るとなかなか時差に対応できなくなるのか,あるいは生まれながらに時差に弱いのか良く分からないが,なんとも寝心地が良くない.
 例によって,2時頃目が覚めてしまう.何か悪い夢を見たのか,酷い寝汗をかいている.
 唯一ホッとしたのは,昨日のハイキングで,気になっていた右膝の状態が,予想以上に良好なことだ.この調子ならば,これからも何の問題もなさそうである.
 また,何時ものように,そろそろ起床しなければならない時間になると,決まって眠気が襲ってくる.
 6時丁度にモーニングコールがある.睡魔と戦いながら起床する.
 さて,お通じの方だが,まだ,渋り腹である.どうも下腹が張って気分が悪いので,少々長くトイレに座り込む.こんなことをすると脱腸になる危険があるのは分かっているが,とにかく気分が悪い.散々粘った末,水気のない一物がほんの少し排出される.それでも全く出ないよりは,少しはマシということだろう.
 起床後は,昨日整理した荷物の点検をもう一度行う.
 今日は,ヘリコプターに乗ってアシニボインロッジへ移動することになっている.アシニボインロッジに滞在中に使用する着替えなどを仕分けてバッグに入れ,使用しない荷物はキャンモアの旅行社の事務所に預かってもらう手はずになっている.なお,ヘリコプターで運んでもらう荷物の重量は18キログラムまでとのことである.
 二題の上に乗せた黒色のスタッフバッグがキャンモアの代理店事務所に置いていく荷物である.赤い取っ手の付いたバッグがヘリコプターでアシニボインロッジに運んでもらう荷物.リュックは背負って携行する.もっともリュックの中には殆ど何も入っていない.


<仕分けた荷物>

■ホテルで朝食
 7時から1階の食堂で朝食を摂る.
 昨日の朝食とほぼ同じ内容である.大きなお皿にサラダ,パンなどがてんこ盛りである.とにかく,私にはボリュームが多すぎる.
 カナダに来てから,パンが美味しいこと,水道の水がのめることが一番気に入っている.

 
<清々しい雰囲気で朝食>   ※画素数を落としてあります.       <朝食>

<マウントシャークヘリポートへ>

■さよならコーストキャンモアホテル

 朝食は8時丁度にお開きになる.
 部屋に戻って,キャンモアに置いていく荷物と,アシニボインロッジまでヘリコプターで運んでもらう荷物の中味を再チェックする.
 8時15分,キャンモアに置いていく荷物を部屋のドアーの脇に出す.8時30分,バゲージダウンの予定である.
 ホテルを出発するのは10時丁度の予定である.まだ大分時間があるので,ベッドに横になったままジッとしている.
 9時43分,どうにも居たたまれなくなり,まだ早すぎるなと思いながらも,1階のロビーに降りる.他の方も私と同じらしくて,早々と全員がロビーに集まっている.
 今日の案内役は,昨日と同じ現地ガイドのMYさんである.もう早々とホテルにお見えである.
 9時50分,全ての荷物を専用車に積み込む.
 10時丁度にコーストキャンモアホテルから出発する.

<コーストキャンモアホテルを出発> 

シグナチュアカフェキャンモアで昼食を購入
 ホテルを出発して間もなく,10時05分に,シグナチュアカフェキャンモア(Signature Cafe Canmore)に到着する.大きなスーパーである.各自,ここで今日の昼食を購入するようにと指示される.
 私はサンドイッチ,ヨーグルト,それに一寸した飲み物を購入する.
 ついでに店内をグルグルと見て回る.日本のスーパーと同じような品揃えだが,何となく雰囲気が違うのが面白い.


<シグナチュアカフェキャンモアで買い物>

■スプレィレーク沿いを走る
 10時28分,買い物を終えて,再び専用車に乗車,すぐに発車する.
 私達を乗せた専用車は,ボウ川に架かるボウリバーブリッジを渡って,ボウ谷(Bow Valley)を南南東に向けて遡る.
 暫く進むと,すぐに未舗装の道路となる.
 手許の地図を眺めながら,私達の専用車がどの辺りを走っているかを確かめようとするが,現在地がなかなか分からないが,どうやら742号線を走っているようである.
 キャンモアから10数キロ走った頃,進行方向右手にある小さな湖の畔を通過する.多分,コート池(Coat Pond)だろうと勝手に断定する.
 コート池を過ぎて暫くすると,今度は進行方向右手にかなり大きな湖が見え始める.どうやらスプレィレーク(Spray Lake Reservoir)のようである.MYさんに伺うと,この湖はダムでせき止められた人造湖のようである.水海の向こうには,ゴツゴツとした山脈がずっと続いている.なかなか風光明媚なところである.
 10時55分頃,専用車は左折しながら,ようやく湖の畔から離れて,スミスクリーク(Smith Creek)沿いの道に入る,ここにはマウントエンガディンロッジ(Mount Engadine Lodge)が1軒建っているようである.
 
<スプレィレーク>

<マウントシャークヘリポート>

■マウントシャーク駐車場からヘリポートへ

 私達を乗せた専用車は,マンウトエンガディンロッジ前の三差路を鋭角に左折し,こんどはスミスクリークの左岸沿いの道を北に向かう.およそ4キロメートルほど遡って,11時10分にマウントシャークトレイルヘッド駐車場(標高1,770m)に到着する.
 だだっ広い駐車場である.目の前にはマウントシャーク(Mt.Shark;標高2,786メートル)が聳えている(冒頭の写真).
 マウントシャークヘリポートは,駐車場から少し離れた所にある.
 駐車場の片隅に建っているトイレ小屋で,トイレを済ませてから,各自,自分の荷物を持って,約100メートルほど先にあるマウントシャークヘリポートまで移動する.

<マウントシャーク駐車場から移動>

■荷物に青いテープ
 ヘリポートには10名ほどの先客が居る.私達は,この先客の後からヘリコプターに乗る予定である.
 MYさんが,
 「…皆さん,自分の荷物に青いテープをつけて下さい.青いテープが付いている荷物だけをヘリに積み込みます.テープが付いていないと積み残しになりますよ…」
と一同に促す.
 全員のストックはひとまとめにして束ねてから青いテープを取り付ける.

<荷物に青いテープ>

■ヘリコプターが到着する
 暫く待っていると,どこからともなくヘリコプターの爆音が聞こえ始める.ヘリポートから見て西に見える山の間から1機のヘリコプターが近付いてくる.
 やがてバタバタという大きな音とともに,物凄い砂塵を吹き散らしながら,ヘリコプターが着陸する.
 何人かの乗客が降りてくる.日本人のグループである.MYさんが愛想良く,
 「…お帰りなさい…」
と出迎える.
 アルパインツアー社のツアー客のようである.
 ”なるほど! そういうことだったのか!”
 私は合点する.つまり私達が乗車していた専用車の帰りに,今ヘリコプターから降りてきたツアー客を乗せて,バンフまで送り届けるのだ.
 ヘリコプターに搭載していた荷物が係員の手で次々に下ろされる.これらの荷物には黄色いテープが取り付けられている.
 「…皆さん,アシニボインはいかがでしたか…ご自分の荷物が無事届いているか確かめて下さい…」
と注意を促している.
 ヘリコプターから降りてきた人たちは異口同音に,
 「素晴らしかったです…」
と言っている.
 MYさんは,甲斐甲斐しく,今降りてきた乗客を,専用車に誘導する.
 その間,私達より前にヘリポートに到着していたグループが次々に乗り込んで,ヘリポートから飛び立つ.
 どうやら2機のヘリコプターが動いているらしく.程なく別のヘリコプターが到着する.このヘリコプターに私達のグループ6人が搭乗する.私は次のグループである.


<ヘリコプターが着陸する>
                                    (つづく)
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「カナダアシニボインハイキング」の目次
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「カナダアシニボインハイキング」の索引
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お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.



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