中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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新春の鎌倉;遅ればせながら鎌倉七福神巡り(後編)

2019年01月19日 08時49分44秒 | 鎌倉あれこれ

                                     <長谷寺から材木座方面を望む>

                  新春の鎌倉;遅ればせながら鎌倉七福神巡り(後編)
                         (五十三次洛遊会)
                      2019年1月18日(金) 快晴

前編
 ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7f7198f33cea68f8b91446585a9bc8c4

<ルート地図> (再掲)


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<本覚寺>

▇「モア」から本覚寺へ
 小町通り「モア」で昼食を終えて,いよいよ午後の部である.
 久々の再開とあって,食事後も会話が弾んで,予定より随分と時間オーバーになってしまう.これも仕方がないことである.
 午後の最初の参拝は鎌倉駅近くの本覚寺である.
 13時15分,「モア」から歩き出す.私は鎌倉駅前から裏路地を通って本覚寺に行くつもりだったが,私より先に歩いている2人が駅前で左折してしまう.私は内心で,なんだ月並みな道を行くんだなと多少ご機嫌斜めになるが,荒立てても仕方がないので,そのまま月並みの道を経由して,13時29分,本覚寺に到着する.

<本覚寺>

▇恵比寿堂
 まずは恵比寿堂で恵比寿神を参拝する.
 もう1月も半ばを過ぎているが,境内には結構沢山の参拝客が居る.恵比寿堂脇の梅がもう咲き始めている.

<恵比寿堂>

▇境内を一回り
 境内を一回りする.まずは岡崎五郎正宗の墓.続いて,本土裏手を回り,日蓮の骨を祀ったお堂の前から再び境内の外へ出る.そして,若宮大路を南へ下る.

<正宗の墓>

<枇杷橋から路地を抜けて和田塚へ>

▇枇杷小路と枇杷橋
 13時46分,枇杷橋に到着する.ここは由緒ある橋である.鎌倉十橋の一つ.橋の傍らにある案内板によると,江戸時代,若宮大路の二の鳥居から一の鳥居までの間の道を枇杷小路と呼んでいたようである.『かまくら子ども風土記』(p.129)によると,この道の傍らに弁財天が祀られていた.そのために道が曲がっていたという.

<枇杷橋> 

▇畠山重保(六郎様)の墓
 枇杷橋近くの交差点を渡って若宮大路の反対側を海の方に向けて歩く.沿道にはキリスト教縁の素晴らしい建物があるが,今日は見物を省略し,13時56分,畠山吉保の墓に到着する.俗に六郎様と呼ばれている.咳の神様として拝まれているようである.

<畠山吉保の墓>

▇裏路地を通って和田塚へ
 若宮大路が少し下り坂になる.石垣の脇で右折して路地に入る.自動車が入れない狭い路地伝いに歩いて,14時03分,和田塚に到着する.江ノ電の和田塚駅近くである.
 鎌倉彫が趣味の人が居るときは,和田塚と道路の反対側にある鎌倉彫の材料などを販売しているお店を案内するが,今日はパス.

<和田塚>

<由比ヶ浜住宅地を抜けて御霊神社へ>

▇かいひん荘
 和田塚から先は住宅地内の道を適当に歩く.途中,2回,江ノ電の踏切を渡る.14時17分,鎌倉では有名な「かいひん荘」に到着する.
 私ごとき貧乏人は,こんな高級なところに立ち寄ったことはないが,同好者の話によると,ここで宿泊することもできるという.

<かいひん荘>

▇御嶽神社
 14時20分,有名なソバ屋「松風庵」の脇を通過する.すぐに,由比ヶ浜に出る.目の前には長谷寺の裏山が間近に見えている.
 14時26分,由比ヶ浜に出る.橋を渡って,右側の道路に入る.
 14時29分,御嶽神社に到着する.
 ここは実に面白い神社である.面白いなんて不謹慎だが…
 鳥居を潜って階段を登ると突き当たりに大きな石の御嶽神社がある.通路の両側に夥しい数の神社が祀られている.ここに,一体,何柱の神様が祀られているんだろうか? 何回か数えようとしたことがあるが,途中でイヤになり未だに分からない.

<御嶽神社>

三留商店
 14時37分,みちすがら三留商店に立ち寄る.ここはそんなに大きな店ではないが,珍しい商品を売っている魅力的なお店である.機会があると,ときどき皆さんを案内するが,最初は何も買う気がない方も,大抵は結果的に数品お買い上げになる不思議な店である.

<三留商店のショーウインドウ>

▇力持家
 14時48分,定番の力持家に立ち寄る.仲間の内,どなたかが何か購入したようである.
 力持家の前で右折して,御霊神社方面に向かう.

<力持家>

<御霊神社>

▇江ノ電踏切
 14時52分,江ノ電踏切へ.
 丁度そのとき,付記きりが降りて,鎌倉行の電車が踏切を通過する.アジサイが見頃を迎えると,この踏切は,アジサイと電車が一緒に撮れるので有名なところである.
 踏切を渡ると御霊神社である.

<江ノ電踏切>

▇御霊神社(福寿録)
 御霊神社の拝殿に向かって右手に福寿録が祀られている.まずは福寿録を参拝する.続いて,御霊神社拝殿,鎌倉権五郎の力石などを参拝,見学する.
 参拝を終えて,路地を長谷寺方面へ向かう.

<御霊神社の福寿録>

<長谷寺>

▇長谷寺の大黒天
 15時08分,長谷寺に到着する.
 参加者の中で3人が鎌倉市民である.早速,鎌倉市の福寿手帳を提示して無料で境内に入れて貰う.ただ,案内係から,
 「4月からは,福寿手帳お持ちの方は200円になります.一般の方は400円になります…」
と言われる.
 ”福寿手帳の御利益もだんだんとなくなってきたな…”
というのが正直なところである.
 まずは大黒天を参拝する.

<大黒天>

▇長谷観音を参拝
 時間も押している.これから石段を登って長谷観音を拝むのもちょっとシンドイ感じがするが,
 「折角,拝観料払ったんだから,石段登りましょう…」
とのkとおなので,石段を登る.
 長谷観音拝観後,見晴らしの良いところから材木座海岸から逗子マリーナ方面の眺望を楽しむ(冒頭の写真).ここにも極東の国々からの観光客が多数訪れている.

<長谷観音>

<長谷寺から鎌倉駅へ>

▇吉屋信子邸
 15時28分,長谷寺の参拝を終えて,正面入口付近に全員が集まる.ここで一次解散である.ここから希望者だけで鎌倉駅まで歩く予定である.
 ところが,全員が鎌倉駅まで歩くという.
 ”その志良し.ならば…”
ということで,鎌倉駅までの復路は海から離れた住宅地内の道を歩くことにする.
 バス停長谷観音から由比ヶ浜通りを鎌倉駅方面へ少し歩いて左折し,鎌倉文学館方面に向かう.かどの「ジャックと豆の木」というパン屋がある.
 鎌倉文学館手前で右折して住宅地内の小路に入る.
 15時47分,吉屋信子邸前に到着する.

<吉屋信子邸>

▇問注所跡から御成小学校へ
 吉屋信子邸前から住宅地内の小路を右左に曲がりながら,16時02分,問注所跡を通過する.
 16時04分,御成小学校正門に到着する.御成小学校は鎌倉の御用邸だったところ.この門につり下げてある「鎌倉市御成小学校」の門札は高浜虚子の筆である(前掲書.p.121).

<御成小学校正門>

<鎌倉駅西口で解散>

▇鎌倉駅西口
 16時16分,鎌倉駅西口に到着する.
 ここで二次解散.
 私は鎌倉市役所前から路線バスに乗って帰宅することにするが,皆さんはこれからコーヒーでも賞味しながら雑談を続けるとのこと.
 皆さんとお別れして,私はバス停へ.

▇無事帰宅
 残念ながらバスの接続があまり良くない.
 仕方がないので,16時35分発桔梗山行のバスに乗車する.途中,梶原で下車.ここから一山登って,17時過ぎに無事帰宅する.
 明日は塔ノ岳へ出掛けるつもりである.ちょっとシンドイかな.

<ラップタイム>

  9:55  北鎌倉駅歩き出し
10:05  浄智寺(10:26まで参拝)
10:37  亀ヶ谷坂
10:48  薬王寺
10:49  岩船地蔵
10:55  護国神社
10:59  窟不動尊
11:06  鉄の井
11:11  鶴岡八幡宮
11:24  旗上弁財天(11:34まで)
11:37  宝戒寺(11:47まで)
11:54  妙隆寺
12:01  宇津宮稲荷
12:15  「モア」(13:15まで昼食)
13:29  本覚寺(13:40まで)
13:46  枇杷橋
13:56  畠山吉保の墓
14:03  和田塚
14:17  かいひん荘
14:26  由比ヶ浜  
14:29  御嶽神社
14:38  三留商店(14:47まで)
14:48  力持屋
14:52  御霊神社(江ノ電踏切)(15;00まで)
15:08  長谷寺(15:28まで)
15:47  吉屋信子邸
16:02  問注所跡
16:15  鎌倉駅西口(解散)

[散策記録]

▇水平距離                   10.3km

▇沿面距離       10.4km

▇累積標高(+)     147m

▇累積標高(-)     160m

▇所要時間(休憩時間込み)
 北鎌倉駅発                    9:55
 鎌倉駅着        16:16
 (所要時間)      6時間21分(6.35h) 
 水平歩行速度      10.3km÷6.35h=1.62km/h

                               (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bb9144bf5bdc5115a0ee06b603fb3f0f
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
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