福耳農園

何処かにある、お気楽な畑と庭

リスペクトのかたち、恩返しのかたち

2009-04-27 12:38:09 | スポーツ農園芸
その人は帰って来た。
優秀な人材を輩出するガンバ大阪ユース、その1期生にして、ガンバ大阪の最終ラインに君臨したキャプテン、宮本恒靖。
(以下、ツネ)
ガンバではなく、ヴィッセル神戸のキャプテンとして。

J1第7節、神戸とのアウェイ。
ヤットを執拗にマークされ全体的に連動できず、1-3。

試合後のヤットの言葉「全員がもっと危機感を持たないといけない」これが全てを物語っているように思う。
ツネとの対戦にあたり、ヤット本人をはじめ何人もが「楽しみ」と言っていた。そこに油断はなかったか。キャプテンマークが巻かれるのは青黒ユニフォームではない事、この試合に負ければ勝ち点で並ばれる相手である事。頭では解っていても、クラブの象徴だった者に対するリスペクトの中に甘さが出たように思う。

ツネはそうではなかった。
15年間そこで育ち、在籍してきたクラブへの思い、そこで培ったものの全てを真っ直ぐに試合の中でぶつけてきた。
ガンバというチームの良さを本当に理解しているからこそ、勝つ為にそれを抑え込む作戦をとった。
日本を離れている間もどれだけガンバを見ていたかが窺える。
非情とすら思える程の冷静さ。
紅にユニフォームが変わっても、そのままの存在感。

ガンバは負けた。何故だ?
「…坊やだからさ。」

この試合、古巣への恩返しを果たした選手がもう一人。
逆に神戸からガンバに来たレアンドロ。
ツネをかわして神戸ゴールにシュートを突き刺し、一時は同点に。
…この次は、負けない。

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