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釣り道楽

アジング難民

6月15日 春アオリ攻略in蒲刈

2008-06-15 21:49:08 | イカ(エギング)
中国地方も梅雨入りし、鬱陶しい季節がやって来ました。

遅れ気味と言われているアオリイカですが、それでも狙えるチャンスは残り少なくなって来ています。

今期はリールに始まりロッド、エギと装備への投資が大きくかかりましたので、何としても今シーズンに顔を拝むぞと気合は満点。

前回で釣り納めを宣言した相方Hですが、とりあえず声をかけてみると二つ返事で参加。

お互い未だ見ぬ春アオリを求めて出陣して来ました。


燃料の高騰のおかげで山陰での釣りをする気は起きず今回は瀬戸内へ出陣。

選んだ場所は上蒲刈の某港。

潮通しの良い先端に陣取り午前5:00の夜明けと共に釣り開始。



湾内外共に大漁のコイワシが群れており雰囲気は良さそう。

まずは活性の高い奴が居ないか表層をダートで攻める。

「ジッ」「ジッ」「ジッ」

テンポ良くシャクリを入れ表層をダートさせる。

少々フォールを入れた次のシャクリで

「ジィーーーーーーーーーーーー!!」

ドラグ音全開!!

「マジか!もう来たで!」










と思ったら藻に絡んでいました・・・。


ほとんど沈めてないのに絡むのか?

不思議に思いながら再度キャストする。

同様に表層付近を探るのだが、エギが戻って来た時にはカンナに藻が絡んでいる。

湾内、湾外、船道と何処を攻めても藻が絡む。

相当の量の藻が群生している様だ。

この状態では底を取るのは難しく、表層をダートさせる攻め方しか出来なかった。


何も反応が無いまま時間だけが過ぎて行く。

ベイトは嫌と言うほど居るのだが何かに追われる様な緊迫した泳ぎ方では無い。

まだアオリは回遊して来てないのであろう。

いつ訪れるか分からないチャンスに備え黙々とシャクリ続ける。


ふと防波堤入り口付近で釣りをしていた相方Hの姿が目に入る。

こちらに向かって手を振っている。

「来たか!」

急いでタモを手に取り駆け寄る。

遠目でも分かるイカの姿。

「結構な大きさじゃないか」

良く見ると触手1本で掛かっている状態である。

無理をさせず慎重にランディング。


ようやく待望の春アオリの姿を拝む事が出来る。










事は無く、またしてもコウイカである。




胴長27cmのモンゴウイカ。

体の厚みもグッっと増し、重量感溢れる1匹である。


その巨大な体に蓄えた



大量の墨の洗礼を受ける2人。


これで坊主は免れたと安堵の表情を浮かべる相方H。

先を越されて焦り気味の私。

その様子は釣り方にも出ている。

速いテンポで広範囲を探る私とゆっくりじっくり探る相方H。

その釣り方が功を奏したのか



2杯目のコウイカを釣り上げる相方H。


相方Hの話では防波堤入り口付近は比較的藻が少なく釣り易いとの事。

釣り座を隣に構え直し私も防波堤入り口で釣りをする。

しばらく2人でシャクリ倒していたが

まだエギを投げてない場所は釣れる可能性が高いのではないか?

という考えが頭を過ぎる。

すぐさま私は港を後にし海沿いの道を歩き始める。

何処か投げれそうな場所を探したのだが、沖合い20m付近に道に沿って藻が群生している。

しばらく道を歩き続けたが、海の状況は変わらず何処を攻めても厳しそうな状態だった。

藻の上をトレースする様にキャストと同時にダートさせたり、藻の際にキャストしてフォールさせてと何度かチャレンジするものの、藻まみれになって帰って来るエギに無理だと判断する。


港へ向けて足を進めていると微かに誰かの声が聞こえる。

それは相方Hが私を呼ぶ声であった。

またしてもヒットしたようであり、ロッドは大きく弧を描いている。

「なんじゃいまたか・・・タモ後ろにあるんじゃけぇ勝手に掬えや」

軽くウザったく思っていると

「後ろにもう1匹おる!」と叫ぶ声が







そりゃお前アオリや!

ゆっくりと歩み寄っていた足が全速力に変わる。

「落ち着けよ!慎重にいけよ!」

港に入り防波堤に上がろうとした瞬間

「あ・・・逃げた」


なんでやねん・・・。

相方Hの話では、群生している藻の上にキャストし、ゆっくりリトリーブしていると重くなったとの事。

藻だと思ったのでアワセは入れずにいたらしく、人影に驚いたアオリがエギを離し逃げたのである。


流石にこの辺は幸の薄さがにじみ出ている。

幸の薄さはこれだけに留まらず、曇りだった空から雨粒が降り始める。

ただ、アオリが居る事は分かったのでテンションは上がり、この後もひたすらシャクリ続ける。


絶好調でアタリの出続けている相方Hに比べ全く音沙汰の無い私。

エギの違いだろうか・・・?

私はエギ王Q3.5号の虹テープをメインで使用。

ボディカラーは定番のピンク・オレンジに混じりブルーやナチュラルカラーなども使用している。

一方の相方Hは途中で寄った釣具屋で購入したエギ王Q光宮のホワイト/夜光ボディのみを使用している。



本人曰く「他人と同じ事してちゃ釣れない」

この思い切った発想がスレたイカに効いてるのだろうか?

釣れない事への不安は徐々に募り、自分の釣りが間違っているのでは無いか?と錯覚を起こすほどである。


降りしきる雨の中ひたすらシャクる。

縦の動きと横の動きでイカにアピールを続け、エギはゆっくりこちら側にやって来る。

防波堤手前の敷石の上にエギをステイさせ、後ろから追いかけてくるイカが居ないか確認してから回収する。

毎回最後まで気を抜かずにいた。

後ろから追いかけてくるイカには注意を払っていたが



まさか防波堤に群生している藻の中から飛び出して来てるとは思いも寄らなかった・・・。


追ってくるイカが居ない事を確認し、エギを回収しようとリーリングすると若干重い。

「藻に絡んだか?」と思い海面に目をやると何かがエギに付いている。

エギを横抱きしているイカの姿を確認すると同時にアワセを入れる。

釣ったと言うより釣れた感が否めずイマイチ納得出来ないではいたが、とりあえず坊主だけは免れる。


防波堤の際の藻から出てきた事を告げると、防波堤と平行に投げ始める相方H。

しばらくすると



またしても1杯追加する相方Hの姿があった。

本日絶好調である。


雨足は次第に強くなり寒さで身震いする様になって来た。

それでも釣りを続けたが、空を切るロッドの音が虚しく響くだけでアタリは遠のいてしまった。


この天気なら本日手付かずの他の釣り場があるかもしれない。

激しく降り出した雨の様子見を兼ねて場所移動を試みる。

上蒲刈を1週回った後に下蒲刈へも行ってみた。

結果は何処も藻の群生で釣りが出来ない状態である。

ここなら釣りが出来ると思った場所には雨にも負けないエギンガーの姿があった。

声を掛けてみたが釣果は出てないとの事。


不完全燃焼でイマイチ発散しきれなかったが、芳しくない状況と止む気配の無い雨に午後12:00納竿とする。

アオリイカ何処にいるんだろうか・・・。


*本日の釣果

モンゴウイカ 胴長27cm 1杯  コウイカ胴長18~20cm 3杯






















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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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う~ん・・・ (かっちん)
2008-06-16 11:59:07
春アオリ・・・
なかなか釣れないですよねぇ。
しかし相方さんも道楽さんもコウちゃんだけでも
良かったですよ・・・いや良しとしないと。(笑)

相方さんの言葉通り・・・・
「他人と同じ事してちゃ釣れない」かもですね。
私も今度、奇抜なエギを買ってみよう(爆)

な 何とか一匹でええから・・・
釣っちゃりたいのですが、思うようにならんですね。
春アオリも終盤??よく判りませんが(・・・)
道楽さん・・・行くしかないですね!!!(笑)
頑張りましょう。。





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かっちんさん (釣り道楽管理人)
2008-06-16 21:58:23
土曜日の「釣りごろ」の放送でも言ってましたが、やはり今年のアオリは遅いとの事です。
その言葉を信じまだまだ出陣しますよ。

次の休みは別の釣りが入ってますが、29日は雨天でも必ず出ます。
翌日の仕事が暇な日は前日オールナイトで攻めようとも思ってますし・・・。
それくらいアオリ釣りたいです。

悲願達成出来た時の喜びは最高でしょうねぇ。
その日を夢見て頑張りますよ!
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