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Ham's Gallery 制作日記

マリンワイルドライフアーティスト浜中せつおのアトリエ便りです。たまには取材と称し、釣行記も載せたりします。

制作日記

新作発表、製作工程など、正規(笑)制作記はこちらでもまとめてご覧になれます。

フィンチのランチ

2006年12月18日 07時08分47秒 | ガラパゴス日記
13日から3日間、東に70キロほど離れたサンクリストバル島へ同僚2人と出張した。諸島内には3島に飛行場があり、それぞれを結ぶ離島便がある。午前10時半の便なので10時頃飛行場に着いたが、2時間ほど遅れるとのこと。同僚のビデオ撮影機材が重く、超過料金などの支払いを済ませて手続きを終えると、1時ごろの出発予定だという。
本土と結ぶ便もあるので、空港の小さなレストランの昼時は大にぎわいだ。レストランは吹き抜けで、天井の桟にはフィンチが鈴なりになって残飯を狙っている。飛行場のあるバルトラ島は小さな水路を挟んでサンタクルス島に隣接する乾燥した無人島だ。どうやらこの島のフィンチにとってはここが一番のえさ場なのだろう。
レストランが閑散とするまで過ごし、ようやく我々が飛び立ったのは、普段通り4時間遅れの2時半だった。
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シエスタ(昼寝)

2006年12月10日 05時31分11秒 | ガラパゴス日記
赤道直下の午後の日差しは強烈だ。その暑さは地元育ちにとっても同じこと。公園局で飼っている1メートルほどのゾウガメ(ロンサム・ジョージとは別人)もご覧の通り。ちょうど体がはいる木陰を見つけ、手足をのばしてぐったりと昼寝。それにしても背中は暑いんだろうなあ。
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職場(の周り)の風景

2006年12月08日 00時20分45秒 | ガラパゴス日記
水質調査に同行し、プエルト・アヨーラのあるアカデミー湾に出た。北側に国立公園局の施設群が見える。中央左寄りの赤煉瓦色の屋根がJICAの事務所。僕の仕事場だ。その左側に公園局の施設があり、右側にはチャールズ・ダーウィン研究所の施設が点在する。中央海際は研究所の食堂。部外者はちょっと高いが、それでもアイスクリーム付きの昼定食が3ドルだ。
緑が豊富に見えるが、これは島の南側の風景。雨はほとんどこちら側に降るため、北側には乾燥した景色が広がっている。
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朝市の喧噪

2006年12月03日 03時02分16秒 | ガラパゴス日記
遊漁船の船検に同行することなどもあったが、今週のほとんどは机にかじり付いて、現地の法令と格闘していた。そんなわけで今日、土曜日はショッピング!
JICA長期専門家の長濱夫妻の案内で、週に一度開かれる朝市へ。宿から歩いて10分ほどの会場は、朝7時にはすでに熱気に包まれていた。
ここでは取れ立ての地物野菜や、本土から到着したばかりの生鮮食料品が手に入る。長濱さんはここで1週間分の野菜などを仕入れるとか。そういえば街中のスーパーや雑貨屋に並ぶ野菜は、しなびていたり芽が出てしまったものが多い。するとここで仕入れたり売れ残ったものが並ぶのだろうか。
色とりどりの野菜はなじみのもの多く、そこそこの量が1ドル前後で買えるので、日本の農家の直売より安い。僕も鮮度の悪い野菜に閉口していたところなので、喜び勇んで衝動買いをしてしまった。来週は朝夕自炊の野菜漬け生活だなあ。
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チキンスープとエビスープ

2006年11月29日 05時18分29秒 | ガラパゴス日記
写真右は町でも評判のレストランで食べたセビーチャ。車エビの具沢山冷製スープだ。これだけで9ドル。ちょっと高めだが高級店と言うほどではない。港に面した洒落たレストランと言った感じの店だ。このスープ、赤道直下の昼下がりにライムをしぼって食べる味は格別だ。具はクルマエビ以外に白身魚やチキンなどを選べる。
左は別の日の夕食で食べたスープで、路地の屋台の2ドル定食に付いてきたもの。具は鶏の足のブツ切り。どうやら臭みを消すためだろう、香草をたっぷりと入れて煮込んであった。しかし食べてみて感じたのは、臭みと香草のビリビリした刺激の二重奏。食後しばらく舌がヒリヒリしていた。メインディッシュのローストチキンライスも粗末な代物で、2ドルでもボラれたのかも。翌日の腹具合がおかしかったのは、この夕食のせいか甘すぎるワインクーラーのせいか定かではない。しかしこれ以降の外食には、2ドル50セント以上かけるようにしている。
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海イグアナの○○

2006年11月26日 01時46分50秒 | ガラパゴス日記
公園局の桟橋に座り込んで周りにいる海イグアナを見ていたら、一匹が目の前まで歩いて来て脱糞した。糞は意外と鮮やかなグリーンの海藻の固まりだ。しばらくすると体が温まったのか、海に飛び込み近くの岩礁へ向けて泳ぎ去った。頭を水面から出し、なかなかのスピードで泳ぐ。その姿はまさにゴジラだった。
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ガラパゴス諸島滞在記

2006年11月24日 00時19分43秒 | ガラパゴス日記
公園局への着任挨拶やら待ち構えていた仕事やらを無事に切り抜け、気がつくといつの間にやら島での生活が始まっていた。僕の滞在するプエルト・アヨーラは諸島経済の中心地。この町のほぼ西端に宿があり、JICA事務所のある国立公園局は東端にある。毎朝の通勤には歩いてこの町を横断しているが、所要時間が十数分と言えば、その大きさも察せることだろう。
公園局の手前に魚市場があるのでさっそく覗いてみた。テーブルに並べられた大物はワフー(カマスサワラ)、奥では小物のハタ類やコブダイをさばいている。岸壁にはカモメ(ペリカン)が捨てられるアラを狙ってたむろし、頭上低くトンビ(軍艦鳥)が飛び交っている。街中にはスズメ(フィンチ)がそこら中にいて、残飯をあさっている。
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エクアドル、キト。

2006年11月17日 08時18分58秒 | ガラパゴス日記
ジョージア州アトランタを経由し、エクアドルの首都キトに昨夜10時ごろ到着した。今日の午前中にJICA事務所と大使館を訪問し、キトでの予定を終えた。公使によれば昨日までずっと雨だったが今日は久しぶりに日が差したそうだ。赤道直下とはいえキトの標高は2800mを超えている。昨夜はしのつく雨もあって凍えるようだった。一転して今日の日差しはまさに赤道直下、さらに高山地帯とあって日向と日陰の温度差は想像以上だった。
ところでこの標高だと酸素も希薄だ。事前に言われてはいたが注意して回避出来ることではなく、しっかりと影響を受けてしまったようだ。時差ボケがなおらず頭が重い。そんな訳で今日の午後はホテルでひっくり返っていることにした。写真は部屋の窓から見たキトの町並み。奥の山肌へと続く家々が無ければ、街中のホテルから見たありきたりの風景だ。
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