++雑想ノート++

日々ふと思いついた事や考えた事などを書き綴ってみる。

もしも超能力があったなら。

2006-06-07 23:05:56 | Weblog
最近買った本で読みたい本がなくなってしまったので
本棚から以前に買った本をひっぱり出してみた。
あかつきゆきや氏著の「クリスタル・コミュニケーション」である。

物語は、主人公が、大学受験の際に出会った女性と再会する所から始まる。
彼女には、テレパシーの力があり、それで不正に合格したのだ、と告げた……。

超能力というと何を思い浮かべるだろう?
最近だと、よく特番でやってるESP捜査官のサイコメトリーあたりか。
他にも、クレアボワィアンス(千里眼)、サイコキネシス(念力)
テレポート(瞬間移動)などがある。

人と人との関係は、言葉によって作られる。
人の考えている事がそのまま伝わる事などないから、人と人とがわかりあう
(いや、本当の意味で分かり合う事は、実のところ不可能なのかもしれないが)
には、言葉を交わし、相手が何を考えているか、聞き、考え、思い、推測するしかない。
だがしかし、それですら不十分で、もしくは隠された裏側にあるものを見破る事など
(洞察力の高い人ならいざ知らず)ほとんどの場合は不可能に近い。



だから、夢想する。考えるだけで相手の事がわかればいいのに、と。



だがしかし、たとえ、特定の誰かの声だけ聞けたとしてそれが本当に幸せな事か
というと、多分おそらくはそうではないのだろう。
あからさまな裏表がなかったにしろ、事によっては2面どころか多面であるのが
人間。人の裏までが透かし見えてしまった時、お互いに傷つかず、もしくは絶望
せずにいられるだろうか。まして、聞こえてくるその裏の声が、不特定多数のもの
だったとしたら……。


もし本当に超能力がもらえるんだとしたら、個人的にはテレポートがいいな、とか
思ってみたり。それはそれで、運動不足になりそうな気もするのだけれど。

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