人と世界がつながっていくこと

ＮＨＫの「サイボーグの衝撃」という番組を見終わった。
人の脳とのＩＮ・ＯＵＴが新しい自分の腕や脚になることにとどまらず
その世界が、世界へ広がり、コミュニケーションを変えていく可能性に
関して語っていた。

電脳、というような言葉で表すと、マトリックスや攻殻機動隊を思い浮かべる
人は割りと多いと思う。自分の体が有機的な体ではなく機械の体になり
脳は、世界のネットワークとつながっていく、そんな世界。

人間の体というものは、基本的に替えが効かない。それを擬似的に補うのが
義手であり、義足であり、義眼であった。話の中で、脳からの電気信号を受けて
動くロボットアームや、脳と直接つなぐことによって視覚の代わりとなるカメラ
などがでてきていた。

失った事によって苦しむ人にとって、これらの技術はとんでもなく素晴らしいもの
だと思う。それがいかに非現実的な何かであったとしても、それがその人にとっての
日常をわずかでも取り戻すのなら、それは素晴らしい技術だと言えるかもしれない。

だが、物事は１面だけではない。
この後に、脳に電極を埋め込まれたマウスの話がでてくる。
このマウスは、コンピュータからの電気信号によって、指示された通りに行動する。
マウスの思考能力がどうだとか、意思がどうだとかはわかるわけではないが
この装置は、「指示通りにマウスを動かす」のである。

この研究を後押ししているのは、アメリカ国防総省であり、軍事研究である。
後には、いわゆる筋力補強装置のようなものが出てきていたが、私としては
こちらの光景のほうがよっぽど恐ろしい。今は対象がマウスなだけ、だと思えるからだ。

脳科学の分野でもこうした動きに対する研究は起こっている。
そして、このブレイン・マシン・インターフェースは、コミュニケーションの
あり方を変えるだろうと言っていた。
つまり、脳で考えた事が、そのまま相手に伝えられる、脳の情報を取り出し
伝える事によって、コミュニケーションに言葉がいらなくなるという。


しかし。
チャットなどをやっていても感じる事だが、言葉だけでもうまくいかず
表情や声の高さ、大きさ、身振り手振り、それらのことですらうまく伝えられない
事がありうるものを、言葉をとっぱらった形で相手に伝える事ができたとして
それが本当にいいことなのだろうか？

言葉では伝えきれない事はあると思う。
だからといって、直接的に「つながる」ということが、それを為しえるとは
私にはとても思えない。

憧れを抱く近未来につながる技術。
だがしかし、それに「つながる」には、私達はあまりにも未熟すぎやしないだろうか？
技術の進歩とその行く末に、怖さを感じた番組だった。

追記：メイド喫茶

昨日、メイドカフェについて書いたが。
ちょうど同日、オンラインサークルのメンバーであるところの殿とじゃむさんも
メイド喫茶に行っていたらしい。
やはり、アキバ系な本物はもう少し違うらしい。



……注文したものが１時間半経ってもこないのは論外だがなっ（爆）。

メイド喫茶にいってみる。

神戸の三ノ宮に唯一知っているメイド喫茶がある。
今日は参謀殿をつれて三ノ宮をぶらぶらしていたので、ネタのために
入ってみた。

入った時の店員さんの挨拶は実のところよく聞こえなかったので
よく言われる「おかえりなさいませ」という挨拶だったかどうかは聞き逃した。

席に案内してくれたメイドさんは、先に椅子を引いてから、席に案内してくれた。
で、手を前にうやうやしくお辞儀。まぁ、この辺の丁寧さは、いい感じがする。

店内を見回してみると、実のところ男性客はほとんどおらず、ほとんどが女性客
だった。

メニューはいたって普通。わたしは紅茶とタルトを、参謀殿はアイスクリーム系の
デザートと、カフェオレを頼んだ。

で、出てきたカフェオレのカップを見て戸惑う。……ふつうのコーヒーカップでは
なく、なんか、お茶碗のようなものに入っていたからだ。参謀殿もどうやって
飲むべきか、考えあぐねた末、結果的にデザートから片付ける事に。

紅茶もタルトも、ごく普通においしかった。

店を出る際に、「ご主人様、いってらっしゃいませ」といわれたが、やはり
どうにも苦笑するしかない。違和感だらけだ（笑）。

まぁ、結局、このお店自体は、よくオタク系のものなどで言われているほど
「コテコテの」メイド喫茶ではないのかもしれない。お店の雰囲気は柔らかくて
いい感じだったし、実際、女性客がそれなりにいたあたり、普通の人にも
それほど違和感を感じさせなかったのだろう。



……とはいえ、もう一回いく事はないと思うが（笑）。

人の事言ってる場合じゃないよねぇ？（笑）

……というのは、今ニュースを賑わしているサラ金会社。
どうする？アイ○ル？

名前や形態が変わっても、元々はサラリーマンローンが母体なわけで。
サラ金地獄、なんて言葉が昔あったくらい、やっぱりとんでもない所で。
テレビのＣＭなんかでさんざんクリーンイメージをばら撒いていたけど
やっぱり、本質は一緒、ということですかねー。

話題は変わって東京都の話題。

なんでも東京都は東京大学に固定資産税をかけるつもりらしい。
敷地全体を対象にすると、３０億円とかになるとか。
東京都の人間として年のいったおじさんが出てきて
「法律できめられた通りに～」と言っていたが
結局のところ
「お金せしめる為に作った法律にしたがえ」にしか見えないわけで。
おそらくは石原都知事あたりの発案じゃないのかなぁ、とついつい思って
しまいます。
なんせ、カジノ計画たてたりしてるし、高速道路で２人解禁してないのは
東京都くらいだし。

大学の敷地内にあるものを判定して固定資産税の対象にするかどうか判断する
と言っていたけども、この指針に関しては「結局は現場で判断しなさい」という
あいまいな指針しかなく、お役人側がいいはれば、いくらでもお金を取れる
んですよねー。

もしこれがそのまま通ると、大学側はその負担をどこかで埋めないといけなく
なるわけだけども、それはほぼ間違いなく授業料の増加につながっていって
結局一般家庭にその負担がのしかかるわけだ。

大学に１年間通うのに、授業料だけで百数十万かかるのに、これ以上負担を
増やしてどうするのだろう。そうでなくとも現在の大学はどこも生徒を
集めるのに苦労しているというのに。

特にここ最近、妙な法律が一方的に作られている感が強い。
こないだ大騒ぎになったＰＳＥにしろ、個人情報保護法にしろ。

今の政治は、とち狂ってしまっているのかもしれない。

４月ももう半ば。

……思うところがあって、ブログにも登録してみる。

たしかにＷＥＢ上でこうやって日記が書けるのは、楽かもしんない、と
mixiの日記で思ったわけだけど、mixiに入ってない人には見えないのが
難点。

まぁ、そんなわけもあって、ブログにも手を出した。
本来、自分のＨＰも持ってるし、そっちに書いてたんだけど、mixiとの
両立はやっぱり大変なわけで。

てことで、どの程度書くかはさておき、これからはブログで書いてみようと思う。