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Fiori Journal

毎日を楽しく。

またって言われそう

2010-05-29 | 台湾
「好久不見。你好嗎?(久しぶり~元気?)」
「還好...(まあまあね...)」

こんな会話で始まった「我愛台灣」の会。
回を重ねるにつれ参加人数も増えてきて、ますますディープな話題で盛り上がっております。

バックグラウンドは様々。共通しているのは是只「我們愛台灣」なこと。
しがらみが無いこういう集まりは本当に貴重ですね。謝謝大家。

今回は新宿二丁目随園別館にて開催。
この店、老師が数十年前に日本に来て初めて食べた中国料理店で先代老闆の頃から懇意にしているとか。
「わったしにまっかせて(私に任せて)」と豪語(?!)していただけあってフカヒレスープのサービス有。ふふ。

ブログでご紹介する「食べもの記事」はほとんど中華料理になりつつある今日この頃。
いかがなものか。んー。

【映画】 台北飄雪(台北に舞う雪)

2010-02-27 | 台湾
霍建起(フォ・ジェンチィ)監督の「台北飄雪」(邦題:台北に舞う雪)を見ました。
不覚にも()エンドロールの頃には滂沱の涙

陳 柏霖(チェン・ボーリン)の純粋なところ。
童 瑤(トン・ヤオ)が揺れ動く心。
菁桐や平渓の趣きある老街。
切ない音楽。
映画全体を通じて流れる時間軸の心地よさ。
わたくし完敗です


それにしても唯一聞き取れた会話が

 「要喝咖啡嗎?」(コーヒー飲む?)
 「要」(うん)

だけだったとは、口が裂けても老師には言えない。



**DATE**
台北に舞う雪 シネスイッチ銀座にて上映中。見るべし。




偶然のなかの必然

2010-02-25 | 台湾
広尾での用事を済ませて、商店街をブラブラしていると前から行きたいと思っていた清品茶房 茶通を発見。
秘密めいた階段を昇った2階にそのお店はあります。

茶通には台湾から買い付けたお茶が置いてあって、店内を眺めていると…

     「試飲していきませんか?」
     「は~い」

といつものパターン(試飲したら買っちゃう)に。

決して広くはない店内ですが、いやむしろそのくらいの空間がお茶を愉しむにはちょうどいいのかもしれません。
お湯が沸く音をBGMにお茶の説明を聞き、マニアしか手に取らないであろう「阿里山トランプ」に付属している阿里山の地図を広げ産地の所在を確認しながら待つことしばし。
出して頂いたのは「梅山高山烏龍茶」と「文山包種茶」。いずれも甘く華やかな香りがします。

中国茶って本当にいい香り
飲み込んだあとも口の中に残る香り戻る香り。
香りが口の中を巡ることを中国語では"回香"(ㄏㄨㄟˊ ㄒ|ㄤ)というそうですよ。
お茶請けの茶梅をほおばりつつ、香りに酔いしれる幸せを文字通り噛みしめておりました。

さてお茶を頂きながら話をしていると、偶然つい3日前に知ったあるお店の話題が出てきました。
「まったくジャンルも立地も違うお店なのにどうしてつながるんでしょう?」
という私に店長さんは
「お茶の世界は偶然はなくて全部必然なんですよ」と。
奥が深い一言



写真は台中の茶芸館「無為草堂」(ㄨˊ ㄨㄟˊ ㄘㄠˇ ㄊㄤˊ)
このお店を訪ねたときも風がない穏やかな夜でした。

正月が二度楽しめそう

2010-01-26 | 台湾
季節は「クリスマス」だったのにも関わらず、そんな気配を微塵も感じさせない台湾。
現地の人ですらそう言っているのですから筋金入りです。
旧暦萬歳。

そんな中でホテルのディスプレーに見つけた「クリスマス
よ~く見てください。
パンダでツリー。
あまりの愛らしさにひとつ欲しくて思わずフロントに駆け寄りましたが、同行者にとめられました。
だって欲しかったんだもん

はてさて

2010-01-08 | 台湾
人々のマスク姿が違和感無く受け入れられる今日この頃。
インフルエンザ発症者も減少しているとのことで、ほっとした感があります。
いやいやいや油断大敵
うがい手洗い常に励行!ですよ
備えあれば憂いなしです。

考えてみれば去年は1年中マスクをしていました。
冬から春の花粉に始まり、夏は一身上の都合で毎日着用。
秋にほっとしたのもつかの間、気温が低くなりだし新型インフルエンザ再び猛威を振るうで職業柄毎日着用…。


そうして今。
もうすでに花粉症の気配を感じておりますのー
マスクマンの日々は当分続きそうです。

ところで、以前台湾に行ってあるお店の方とコンタクトを取ることがありました。
再訪した際に、台湾の人は中に何かが入っていて、QQとした触感で、甘いものが好きと勝手に分析して日本の「ザみやげ」のあるお菓子を持参。

そのお礼のメールがやってきまして、英語と中国語と日本語が混じった文面を読み進めてまいりますとはたと目が留まりました。


"とにかく お食 ありがとうございました!!"

おしょく?

ちがーう。「おたべ」だよねー。
うんうん。その気持ちわかったよ

(当然、私が返す中国語もどきのメールにももれなく赤が入ってきますわ

次は何を持参しようかしら?
雷おこしなんてどうかな?

海角七號

2009-12-17 | 台湾
台湾で歴史的な興行収入をあげた映画「海角七號
去年台湾に行ったときには既に上映が終了していて見ることが出来なかったのですが、日本でもこの年末に公開されることになり、先日試写会に行ってきました。

感想。
…日本語の字幕があるってスバラシイ。
中国語(と台湾語)のDVDは見ていたのですが、字幕がついてやっと笑えるツボがわかりました(笑)

内容はあえて語りませんが、心が温まる映画です。よかったら見てみてください。

最近よく使う中国語に
剛剛好 ㄍㄤ ㄍㄤ ㄏㄠˇ」というものがあります。
カタカナ読みをすれると「ガンガンハォ」となりますが、この3文字の言葉の響きがお気に入り。
意味は「ちょうどいい」「ぴったり」みたいな感じ。
映画の中では「ギリギリいける!!!」という使われ方をしていました。

洋服の試着をして「剛剛好~!!!」と定員さんに言われ、「そう?」と買ってしまった私。こういう使われかたもあります。

主演の田中千絵さん、透明感があってステキでした。

神隠しにあいそうな街

2009-12-14 | 台湾
冬になると赤い色が恋しくなります。
自然と赤いセーターの出番が多くなり「いつでもサンタ」状態。
でもいいんです。元気が出る色だから。

写真は九份の豎崎路で。
赤い提灯が夜空に浮かび上がる様はそれはそれは感動的で、一晩中この光の洪水に身を浸していたいと思うほどでした。

See you in TAIWAN ⑬ 

2008-03-07 | 台湾
いろいろとたわいもないことを書き連ねてまいりましたが、一応最終回。

旅行先に台湾を選ぶ理由は、これといってありません。
もちろん、気候も国民性も穏やかで、食事もおいしく、所々に笑っちゃう仕掛け(日本では考えられない合理性とか)が隠れていたりと魅力につきないのは事実ですが、そうであればそれにこしたことはないといった程度で決定打ではない。

なんでしょうね。
あの摩訶不思議な島国がかもし出す懐かしさと、そこに身をおくことで普段はぼやけ気味な自分の輪郭がなぞれるからでしょうか。
インスピレーションを受けるというか。

今後は台湾に残る日本統治時代の遺構を訪れる旅もしてみたいと思っています。
再来週は台湾総統選。結果が気になりますね。

あ、お財布の中の台湾ドルなんとかしなくちゃ。

See you in TAIWAN ⑪ すきま編

2008-03-04 | 台湾
頭の上からしずくがポタッと。
クーラーの室外機からかしら?と思って上を見上げたら、ベランダから身を乗り出すように植物が顔をのぞかせていました。
なんとも豪快な。


街中を歩けばいたるところに段差のある歩道。
今にも崩れ落ちそうなアパートのベランダ。
歪んだ直線。
しばし目眩に襲われるけれど、慣れてしまえばその隙間に身を置くことの心地よさ。
こんなところに台湾の魅力が詰まっていると思うのです。


それにしても、2002年には携帯電話普及率100%を突破した台湾なのに、どこでも携帯をいじっている人はほとんど見かけませんでした。
そんな光景に少し安心感を覚えてしまったのは何故なのでしょう。

See you in TAIWAN ⑩ 食事編

2008-03-03 | 台湾
日曜日の朝一番の店内は3割方席が埋まっていましたが、食べ終わった頃にはすでに満席。
地元の人も多く、本場での根強い人気を感じます。
もちろん小籠包をオーダーして後ろを振り向くと、職人さんの群れ。
モクモクと作業をしています。

出てきた熱々の小籠包は、猫舌のことを一瞬だけ忘れて生姜と一緒にお口へポイ。
今まで食べた中で一番繊細でうまみが凝縮された味かもしれません。
翌日もう一度食べたいと思って再訪しましたが、あいにく昼時にかかり大混雑のため泣く泣くあきらめました。
あなどることなかれ。

お食事の後、満腹感に心を満たされふぅっと各国の料理を思い浮かべました。(まだ食欲がある自分がコワカッタ)
それぞれに国民性を反映していると思いませんか?
アメリカは、ボリューム命。味は二の次。We are NO.1。
ドイツは質素倹約。質実剛健。自然の恵みを取り入れて必要なモノを少しだけ。
フランスは、ソースが全てを物語っているように繊細かつ複雑。
中国は(もちろん地方によってまちまちですが)強火でシャァ!!!と炒めてハイ出来上がりと白黒はっきりつける系。
さてさて、台湾は??
寄らず離れず。微妙な距離を保ちつつ「いい塩梅」に味付けされた日本人好みの味付け。
私は大好きです。