fieldアイ研的日々

fieldアイルランド音楽研究会を主催する管理人の日々

08fieldアイ研合宿

2008-05-13 18:20:51 | Weblog


080502~03 GWアイ研合宿 byうみさん

参加者/メンバー

うみ/Whistle
す/Bouzouki
ばやし/Fiddle
まんじゅー/Fiddle
のま/Viola
ばんしょー/Whistle
金子/Pipes
しょうのしん/イモリ
ゆうら/ヤモリ
のすけ/Whistle
ゆき/Whistle
いるか/Flute
もえこ/Alto Recorder
しずか/Accordion
大渕/Fiddle
みなみ/まりちゃん
まり/みなみさん
うんちゃん/Whistle


新緑のさわやかな季節になりますたな。今年もやってきますた、ゴールデンウィークの恒例、アイ研琵琶湖合宿!!毎年このアイ研合宿はある一定のテーマに基づいて開催される事になっているのだ、実は。確か去年はまんじゅーかんじちょーのもと、『はじめまして、こんにちは』だっけ。その前にも『美しき強化合宿』『美しき集団生(性)活』といった感じ。今年のテーマは・・・といった話をばやしとす氏とワタシの3人で行っていた時の事。
『う:で、今年のテーマはどうします?』『ば:今から企画たてるの大変じゃないすか?』『す:この合宿はな、元々はスタッフのレクリエーションも兼ねとったのよ。』『ば:あ、そうなんすか?』『う:じゃあ、今年前半ハードやったし、ちょっとのんびり的な方向でやりませんか?』
とゆうわけで今年のテーマが決定。その名も『美しき脱力生活』!日頃ハードな生活を送っていらっさる皆さんのために、琵琶湖畔でゆっくりくつろいでもらおうとゆう方向性で決まったのだった。

当日の朝。昨夜ばやしがメールで参加者に連絡した通り、京都駅でひとまず皆で集合、同じ電車で開催地である『JR湖西線近江舞子駅』へ向かう事になった。ワタシ個人としては、数年ぶりの電車利用。ずっとクルマで前乗りだったからね。んで駆け込み乗車でなんとか間に合ったところ、ちょっとビックリ。さすがGWとゆおうか、朝の通勤ラッシュ並みに電車内は激込みだったのだ。以前はこんなに込んでたかな。同じく駆け込み乗車で間に合った今年初参加のもえこ嬢が偶然すぐそばにいたので、二人でもみくちゃになりながらもなんとか他のメンバーと合流。お互いに自己紹介など交わすうちに、近江舞子駅に到着した。ふ~、やれやれ。

お世話になる旅館、『雄松館』さんのある近江舞子浜は今年もフリーマーケット『虹の市』で大にぎわい。いやあ、毎年賑やかでスなあ!空もうまい事ハレバレしてるし、ちょっと日差しがキツいぐらい。情報によると、今年の雄松館は我々の他に外国人の一団もご宿泊との事。確かにそれっぽい人たちが既にキワどい水着着用のうえで浜辺を徘徊してるぞ。イイねえ!!前乗りしていた寝ぼけマナコのす氏、今年はフル参加のみなみさんとまりちゃんとも無事合流。さっそく荷物を降ろすと野外ライヴ用の簡易ステージを設営し、マイクチェックと称してのま様&いるか嬢のユニット(のまいるか改めフルーカとの事。)が演奏を開始した。とりあえず衆目を引きつけるぞ。後を引き継ぐのは今年も東京からお越し、その超絶な演奏でアイ研月曜練習会メンバーをパニックの渦にたたき落としたスーパーフィドラー、アイコ様!年若いとは思えない程の超アメリカン・グルーヴが再び琵琶湖を包み込む!試運転は上々、さあて、遊ぶかぁ!!!

古来より、人体を構成する成分は海水の構成成分と非常に酷似しているのだそうだ。そのため人は水場には無条件に惹かれてしまうらしい。その人類の本能に従って(かどうかはしらんが)気がつけばやっぱり波打ち際に来ちゃってるワタシ。足を琵琶湖に浸す。つめて~!これはもう、なんだか琵琶湖に対して『うぃ~す。今年も遊びに来たぞ~。』とゆう、いわばアイサツのようなものだ。隣では今年も金子親子が砂遊びに興じる。スコップなども持参に及んで、今年も遊ぶ気満々だ。何作ってるすか?と覗き込んだところ、ナニやら生け簀のようなゾーンが。そしてその中にいたのは・・・なんとヤモリにイモリ!去年よりちょっと大きくなったしょうのしん君とゆうら君が、先ほど薮の中で捕獲したんだそうな。をいをい・・・。さらに今年も入水をはかる猛者が!確か去年はあっちゃんだったかな。今年は初心者ながら方々で大活躍を見せ、今やアイ研レギュラーメンバーの筆頭にのし上がった笛吹き、ナカマユキ嬢が琵琶湖突入!フリーマーケット探検部隊も現れ、皆思い思いに童心にかえって目一杯楽しい時間を満喫したのだった。

さんざ遊び倒した後は当然、おなかのひとつもヘりまスわな。とゆうわけでお待ちかね、湖畔バーベキュー!今年もまんじゅーが乾杯の音頭を仕切るぞ。今年は特に自己紹介のコーナーなどはなかったものの、それぞれのテーブルで楽しく談笑しながら焼き肉を存分にいただく。十分に盛り上がりますた。この夕食が毎年楽しみなのよね。夕闇迫る中、波の音を聴きながら肉を焼く炎に照らし出されるアイ研一同。日頃の疲労やストレスを昇華し、ビールで一気に流し込む。せせこましい毎日がひと時、忘却の彼方に霞むのだ。最っ高のリラクゼーションでスな!!しかも合宿はまだまだ続くぞ。てゆうかこの後がいよいよ本番、朝まで耐久レース、貫徹飲み会だあ!今年はテッテー的に飲むぞ!

今年のテーマは『美しき脱力合宿』、その名の通りホントにみんなでグダグダと飲み続けたのだった。湯浴みを済ませ、三々五々宴会席に集まるメンバー。男子も女子もさっぱりしたところで今年の飲み会の乾杯を仕切ったのは、なんとしょうのしん君とゆうら君!小学生に仕切らせるあたりがなんともグダグダ感が出ているかと。
そして今年はfieldスタッフ、中澤嬢がハイネケンの樽生を二つも差し入れてくれたぞ。これは普段の仕事の傍ら、ハイネケンの『樽が当たるキャンペーン』にシコシコ応募していた成果なのだ。全部で4つも当たったんだそうな。たいしたもんだ!そしてその半分を今回の合宿に持ち込み!ハイネケンの樽ってなかなか珍しいよね。サーバーシステムの扱いには慣れている中澤嬢が、自ら樽生を皆に振る舞ったのだった。さらには先日九州から届いた『アイリッシュパブ・フィールド』の刻印が入った謎の焼酎を始め、買い出し部隊が調達してきた酎ハイやソフトドリンク、のすけさんの代名詞(?)ポン酒もあるぞ。大量のつまみの山をかこみつつ、場はあっとゆう間に大宴会モードの様相を呈してきた。
まずはカップルで参加したばっかりに周り中からイジられまくるのま&いるかの二人。す氏がイキイキと突っ込みまくる!横で人ごとのように笑っているうんちゃんもまきこまれ、彼氏君とのなれそめを根掘り葉掘り暴露させられるハメに。そして被害はナカマユキからまんじゅー、ばやし、アイコ様からのすけさんに至るまで飛び火!果てはバンショウくんのヘンタイ説まで飛び出した。ま、この辺の展開はお約束とゆうことで。飛ばしすぎたす氏は酒が回ってきたらしく、真っ赤な顔で豪快に笑う。お疲れさまでス!
場の空気はさらに加熱、どんどんコワれてゆくのが見て取れるぞ。野間センセによる『マーケット発言』、中澤静の『のすけさんご奉仕伝説』等々、今年もアホ伝説の数々が産声を上げる。ワタシ海さんがのすけさんと二人で'80年代の懐メロトークに興じれば、若手はオヤジ組を封印するかのようにベロベロセッションを敢行。傍らではばやしが既に潤んだ目でひっくり返りながらもペットボトルをガンガン叩き、パーカスの真似事。あ~、みんなヤバいなあ。

さて、こんな感じで終わるとまあまあ普通の飲み会でめでたしとシメるとこなのだが、今年も当然このままでは終わらないぞ、アイ研合宿!またもやとんでもない出来事が参加者一同を待ち受けていたのであった。今回はちょっと背筋が凍りまス。いやマヂで。

誰かが『星を見にゆこう。』と言い出した。今年も満天の星空だ。皆ノリノリで表に出る。ここまではオッケー。波打ち際で頭の向きを交互に寝転がる、通称『オイルサーディンごっこ』に興じていたとき、誰かが突然空の一点を指差した。『なあなあ、あの光なんやろ???』全員が空の一点を凝視する。そこにはオレンジ色の大きな光がゆっくりと蛇行しながら、鮮やかな夜空を北上してゆくのだった。おいおい、アレは明らかに星ではないよな?そう、星は通常瞬いて見えるもの。しかしその光はちっとも瞬いてはいなかったのだ。しかもよく見ると、結構なスピードで移動してるぞ。も、もしやアレは『ゆ、ゆーほー!!??』
間違いなく全員がそれを見た。発見時には空の真ん中付近を漂っていたそのオレンジの光は、ものの数秒で北東の空へ蛇行しながら消えていったのだった。『うをおおおおお!!!』俄然テンションがあがる一同。
UFOを初めて目撃した人もいたようで、『アレは人工衛星じゃないよな?』『いやいや、人工衛星ならもっとゆっくりだし、そもそもあんな速さで飛ばねえよ!』『飛行機って翼のライトが点滅するハズよねえ!』など様々な憶測が飛び交った。そしてその最中、誰かがふと恐ろしい一言をつぶやく。

『ところでさあ・・・まんじゅーはどこいったん?』

ご存知の方もおられると思うが、UFO並びに宇宙人に誘拐されたとゆう証言は世界中に存在しており、これは通常『アブダクション』と呼ばれる。無事帰還した人々の中には、『眉間になにか銀色の物体を埋め込まれた』事を逆行催眠によって憶い出す人も多々おり、中には『宇宙人の女と交わった。』と証言する例も。この現象は実証が難しく、大きな謎とされているのだ。

皆でさんざ探したが結局まんじゅーはこの夜、見つからなかった。そしてさらに恐ろしい事に、この後全員が普通に寝に帰った!!おいおい、まんじゅーは放置かい!!

この話は『まんじゅーアブダクション伝説』として長らく語り継がれる事になるであろう。昨年の必殺『あにめさんのラーメン伝説』を見事に超えた、今年最高のアホ伝説の誕生だ!いやすばらしい!さすがまんじゅー!!ぱちぱちぱちぱち♪
ちなみに・・・その後まんじゅーの姿を見たものは、これを書いてる今(2008年05月12日)の時点で、まだ現れていない・・・。いやホント。

さてと、まんじゅーが無事に宇宙デビューを果たしたところで話をアイ研合宿に戻そう。翌日も浜辺でタイヘン結構な朝食をいただきますた。ちょうど和食が喰いたい気分だったので、個人的には上機嫌!朝食の後はお昼のライヴ開始まで自由時間。今年の合宿は飲み会での途中脱落者がほとんどおらず(それはそれでタイヘン結構!)さすがに皆ちょっと眠そうな顔をしているが、それでも楽器に手を伸ばす人がちらほら。すげえ!ワタシはこの時も当然グダグダとしておりますた。今はなきあにめさんと、合宿恒例であった『あにめ体操』に思いを馳せながら・・・。

お昼前、杉花粉に霞む琵琶湖畔に今年もこの人が到着!イクシマぶちょー一家のお出まし!なんだかんだと毎年様子を見に来てくれるのだ。ちょうどこの後ライヴなんで、なんか一発お願いしまス!

ぶちょー登場によりよいきっかけができたぞ。さあライヴ開始。フルーカをかわきりにアイコ様、のすけさん、ナカマユキ、金子センセとす氏、バンショウ君も果敢にステージに挑む。イクシマぶちょーの演奏に割って入るジュニアの姿が場を和ませたぞ。皆なんとも積極的に舞台を彩ったのだった。『みぃんな元気ねぇ~。』と客席ど真ん中に寝そべり、ひとり足並みを乱すグダッグダのワタシ。サイアクだ。

皆ほぼ徹夜明け状態にも関わらず、わりと結構なイキオイでfieldアイ研ライヴをぶちかまし、日も傾きかけてきた頃、いよいよ最後の演奏となった。最後は皆でポルカのセット。繰り返し押し寄せる波の音とポルカのビートに乗せて心地よい脱力感を感じつつ、今年のGWアイ研合宿も無事にゴールまでたどり着いたのだった。今年もお疲れさま!

普段ならばあれこれと合宿企画を考えてガッチリ準備した上で臨む事の多いアイ研合宿だが、今年は敢えてこれといった企画はたてず、ただ皆にのんびり過ごしてもらおうとゆう方向性を打ち出した。皆一泊二日の脱力バカンスを楽しんでいただけたかしら。個人的には思いっきり羽を伸ばす事ができて、大いに気分転換になりますた。たまにはこんなのも悪くないよね。しっかり気分転換ができたところで、これからのアイ研も気分一新、バリバリ盛り上げて参りましょー。現在既に様々な新企画が水面下で着々と進行中。今年の夏もアツくなりそーだ!