♪Tin Pan Alley♪

50~70年代のロック・ポップス、ソフトロック周辺についてのブログです

Songs Our Daddy Taught Us

2005-10-10 | 1曲ずつ一言
The Everly Brothers
1958
Produced by Archie Bleyer

・・・何も律儀に順番通りにセカンド・アルバムを紹介する必要はなかったと言えば、なかったんですが

と、言いますのも、このアルバム、タイトル通り、エヴァリーズのお父様、アイク・エヴァリーの若かりし頃、20年代(笑)に流行っていたフォーク・ソングを収めた編集版です。
20年代のフォークです。これは思いのほか退屈ですよ(オイ)。僕らの世代で言えば、自分のお爺さんが子供の頃にならった歌ですからねぇ

という訳で、ライター紹介とトラック・バイ・トラックはサボります
あ、一応、⑨は④とのカップリングで、ケイデンス最後のシングルカットとなってるそうな

ファースト・アルバム以降、更に二曲の全米1位を放ち、彼らはまさに絶頂期
そんな彼らがこのように暗いアルバムを出しても、なぜかファンは普通についてきてて、この後もヒット曲満載なんですよ

つまり、このことが“50年代はシングルの出来が優先で、まだアルバムの時代ではない”ということを意味しているのでしょうね

例えば彼らは、60年代半ばにもこのようなカヴァー企画のようなアルバムを連発しますが、その時は見放されてしまいます

さて、曲は大半が同じに聞こえますので(爆)、聞くべきところはないかというと、、、まぁそうでもないです。
まず、エヴァリー・ブラザーズの曲はどれでも歌の表現力が楽しめますが、この作品はある意味、それに最適
シンプルなメロディを華麗にハモります
そして、歌詞も楽しめます。フォークらしく、ストーリー性のある歌詞がのんびり流れますので、結構聞きとれますよ

なお、サイモン&ガーファンクルのファンは是非聞いた方が良いですよ~
彼らもこのうち、4曲ほどレコーディングしていて、最近の再販にボーナスでついてますからね

アーティはソロで2曲ほど演ってもいます

あ、このCDも単品で買うより、ボックスやケイデンスのベスト(先日紹介したCDに全曲所収)で手に入れることをお勧め

最後に、つくづく思うのですが、ビートルズの音楽性もエヴァリー・ブラザーズに似てますが、60年代に勃興したフォーク・ロックや、バーズなどが始めたカントリー・ロック、どちらもエヴァリーズの音楽と共通点あるよなーーーー、と

① Roving Gambler
② Down in the Willow Garden
③ Long Time Gone
④ Lightning Express
⑤ That Silver Haired Daddy of Mine
⑥ Who's Gonna Shoe Your Pretty Little Feet?
⑦ Barbara Allen
⑧ Oh So Many Years
⑨ I'm Here to Get My Baby Out of Jail :US #76
⑩ Rockin' Alone (In an Old Rockin' Chair)
⑪ Kentucky
⑫ Put My Little Shoes Away


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