Glasnost

大学生がぼやきます。

予備校に通う意味

2007年04月30日 15時48分25秒 | 受験関連
予備校は高校とは違い、勉強、特に受験勉強を教え、受講者の志望校合格を「最重要目的」として建てられたものだと思います。
予備校ごとに特色や教育内容に違いはありますが、その目的は同じ(はず)です。

僕は2年半、予備校に通い、何校かで授業を受けたので、予備校の「性格」みたいなのは、ある程度は知っています。
予備校は、受験勉強するにはとてもいいところだと思います。まず授業の内容が素晴らしいことが多いです。受験勉強に精通する方々が教えてくださるので、重要な点がよくわかりました。浪人生用のカリキュラムも充実していたと思います。
受験の情報がほしいと思ったときでも予備校は役に立ちますし、生徒をサポートするチューター制度などを採用しているところもあります。僕自身、チューターの方々にはとてもお世話になりました。
また、自習室の存在は、自宅だけでは飽きてしまう受験生にとってとても大きかったと思います。

僕は2浪しましたが、この2年間で学んだことは受験が終わっても役に立つと思っていますし、現に大学に入っても、受験で学んだことを必要とする場面に少なからず遭遇します。

つまり、受験勉強をしたい人、特に「受験技術」を必要とする「上位校」を志望する人にとって、予備校はかなり頼りになる存在だと思います。



しかし、負の面があることを忘れてはいけません。

第1に、お金と時間を消費することです。予備校の授業料は決して安いとは言えない値段ですから、それなりの経済的負担がかかります。また、授業には予習・復習が必要ですから、自学の時間が削られることを考慮しなければなりません。最悪なのは、講座をとりすぎて「消化不良」になり、結局何も得られないことです。ただ講座を取ればいいわけではありません。

第2に、全てが「いい」授業とは限らないことです。予備校講師の中には、雑談で授業時間の大半を費やしたり、授業の中身は薄いのにパフォーマンスで面白くみせたり、他人の批判ばかりして自分の方法論を押し付ける人がいます。
雑談は、多少はあってもいいと思いますが、30分とか、中には授業のほとんどを雑談に使う人もいます。これでは勉強教えに来てるのか、雑談しに来てるのかわかりません。しかも、その雑談が面白いと、それを聞きたい生徒が講座をとり、結果的に人気講師になってしまうという例もあります。

それと、自分の方法論を押し付ける人。「私以外のほとんど教師が間違ってる」などと繰り返し、「独自」の方法論を展開することが多いです。
でも、よく考えてみましょう。その人だけが「正しい」ことをいっているなら、「正しくない」ことを教わった生徒は、どうして合格できるのでしょうか。とても不思議です。
他の記事にも書きましたが、勉強方法は人それぞれ違います。唯一絶対の方法論は存在しません。僕としては、大体の方法論は、それをしっかり勉強すれば合格できるものだと思っています。


このように、負の面があることを頭にいれておくべきだと思います。
負の面を理解した上で、「正の面」だけを活用できるようなら、予備校にきた意味が十分に表れるでしょう。

人によりますが、僕としては、予備校を利用できるならした方がいいと思います。特に浪人生や「上位校」を目指す人は利用した方がいいです。


なお、この記事に出てくる「予備校」は、基本的に「大手」の予備校を指しています(「大手」とは、代ゼミ、河合塾、駿台のことです)。

「判断」する

2007年04月30日 14時14分28秒 | 受験関連
受験生の中には、予備校へ行く人、参考書などで独学する人、家庭教師を頼む人、など様々な方法で勉強する人がいるでしょう。ただ、どの人にも、共通していることがあります。
それは、「人から教わる」ことです。考えてみれば当たり前です。自分で学問を定義していくのは大学に入ってから、いや、もっと遅いかもしれません。
受験勉強では、人から物事を教わり、それを習得し、試験で得点を取ることが一般的です。

しかし、教わったことが、全て「正しい」とは限りません。それは特に、勉強方法に当てはまります。

例えば、「勉強は計画的にやるものではなく、今一番必要だと思うものをやるべきだ」と主張する人がいます。計画を立ててもどうせ実行できないし、計画を立てる時間が無駄だというのが一般的な根拠のようです。
これに対し、僕は一貫して計画を立てて勉強し、確かに2浪までしましたが、最終的には第1志望校に合格できました。僕は計画的に勉強しない時期もありましたが、計画を立てるようになってからの方が成績が伸びました。
つまり、「勉強は計画的にやるものではない」という教えは、僕には「正しくない」ことになります。


僕が言いたいことは、誰にも当てはまる「絶対的な教え」は存在しない(あるいは存在してもごくわずか)ということです。
人によって、性格・好み・向き・不向きが違うように、勉強方法も人によって、「正しい」、「正しくない」があるのです。
一番大事なことは、教わったことを「鵜呑み」にするのではなく、それを自分なりに噛み砕き、必要ならばアレンジして、利用することです。
また、教わったことが自分には合わないと思えば、無理にそれを実行する必要はないでしょう。

まず教わったことを「判断」し、その中から自分に合ったものを選びぬくことで、自分に一番合った勉強法が確立できるのです。
これは、特に「上位校」を目指す人には、とても重要な考え方だと思います。「上位校」は教わったことがそのまま出題されるわけではありません。持っている知識・方法を、問題に合わせて適用できるかが問われます(もちろん、持っている知識・方法が少ないと勝負になりませんが)。




ただし、まだ知識のない初学者の人には難しいでしょうから、それほど気にする必要はありません。初学者の人は、まず教わったことを「知識」にすることを心がけてください。

衰え

2007年04月30日 01時58分43秒 | 一般
最近よく晩御飯前に眠くなり、そのまま寝てしまう。今日(昨日)もそうだった。
19時ぐらいに眠くなって、そのまま寝て、起きたら0時。お腹も減ってないので晩御飯は食わずじまい・・・。
昨日は神宮行って、ハンカチ王子・・・・・じゃなくて第二球場で高校野球見てきたけど、それだけで疲れたのだろうか。まぁ日差しは強かったし、多少暑かったから、疲れないこともないが。それでも眠くはならないよなぁ。やっぱり体力がないんだろうなぁ。。。


水曜日に、野球部の練習見学(2回目)に行く予定なので、その後で野球部にするか、学園祭委員にするか決めたいと思う。とはいっても、野球部の練習には1回行ったし、もう自分の中では、どちらにするかほとんど決まっていて、水曜日はちゃんと決心するために行くみたいなものだが(どっちにするかはその後言います)。


そういえば、世の中はGWですね!!僕はこの2年間、予備校の授業のため、GWもいつもと同じだったので、なんだか新鮮な気分。
大学の授業も本格的に始まったし、GWの間にしっかり体制が整えられるようにしないと。

そして・・・ブログの更新もしないと・・・。待ちわびてた方々!!?お待たせしました!!!
大分準備が整ったので、GWで大量に投稿しようと思ってます。科目別対策までいきたいけど、とりあえず1つ1つ順に投稿していきます。
投稿する記事の予定も書くつもりなので、ぜひ参考に(そして楽しみに)していてください!



・・・といっても、このブログって誰か見てるんだろうか。

抜け道

2007年04月26日 01時12分43秒 | 一般
最近考えすぎで頭が壊れそう・・・ってそれは言いすぎか。

そんなときは音楽でも聞くといいと思いつつ・・・


ここのところサザンオールスターズの『DIRTY OLD MAN』に浸ってます。


・・・基本的に古い曲好きなんですよね。 

お詫び

2007年04月21日 23時31分20秒 | 一般
結局今週は受験関連の記事は1本しか投稿できませんでした。。。
楽しみにしてた方(いたら)、本当に申し訳ありません。

今日で新歓行事は一区切りついたんで、来週からは少し落ち着くと思います。なので、1本でも多く、1日でも早く、でも質は落とさないようにして、投稿していきます。

「真面目さ」

2007年04月21日 23時30分07秒 | 考えごと
今週はいろいろ考えることが多かったです。
今とても強く思うのは、自分が高校の時より「真面目」になってることです。

この時期は多くの1年生にとって、とても楽しい日々が続くみたいです。

「毎日本当に楽しい」
「この大学入れてよかった」
「頑張って勉強した甲斐があった」

などなど、いろいろな声を聞きます。


僕は高校の時に、極めて「健全」でありながら、とても「変わった」生活を送っていました。2年間浪人してる間に、その「健全さ」は自分の中で「形」になってきました。
そして、今、周りと大きく価値観の違いを感じる自分がいます。
確かにまだ入学して20日も経ってません。この大学の全体像も分ってません。

でも、僕の中で納得できないものとか、理解できないものとか、そういうものが日に日に増えているような気がします。

そして、僕はそれらを許容しない、、、いや、ひょっとしたら、許容できないのかもしれません。


「人生楽しければいいじゃないか」
・・・そうかもしれない。でも、僕はそれだけじゃダメだと思う。特に、この大学入ったなら、何でもいいからもう少しでいいから、「考え」た方がいいんじゃないか。せっかくこの大学来たのに、、、。





高校時代より「真面目」になったことが、周りと打ち解けるのを妨げているのだろうか。

三井寿

2007年04月17日 01時12分56秒 | 考えごと
懐かしいですね~スラムダンクのみっちゃん。「バスケが、したいです・・・。」って言ってましたよ!!
(ちなみに、僕が一番好きなのは仙道彰ですが)。

・・・って、なんでこんな話かというと、僕もバスケ・・・じゃなくて野球がやりたくなってきたのです。


高校時代、僕は野球ばっかやってました(あと行事も結構やってましたが)。元々下手くそであり、怪我もしやすかったので、ついていくのが精一杯でした。むしろついていけてたかどうかも怪しいぐらいです。母校の野球部は部員が多く、結局僕は背番号すら貰えずに引退しました。
また、野球に熱中したおかげで、学力は下がる(というか上がらない)一方・・・。志望大学も高すぎたために2年間も浪人しました。

ただ、このことには後悔してません。高校野球は生涯で2年半しかできないし(高校で3年間野球をやった人が高校に再入学しても、公式戦には出場できない決まりがあるんです)、勉強に手を伸ばそうとしてたら、野球の方はもっと中途半端になっていたでしょう。
野球に関しては、背番号も貰えなかったわけで、悔いはありますが、高校で野球を最後までやれたことで、いろんなことを学ぶことができました。

高校野球の後は、全く考えてませんでした。そもそも大学野球なんてレベルが高すぎて、「雲の上」みたいなイメージがあったし、大学では他にやりたいことがあった(&見つけようとした)からです。

2浪のときに、一時期野球をやりたくなりました。なぜかはよく覚えてませんが、野球からしばらく離れていたので、何か思い出したのかもしれません(ちなみに、野球をやるなら、サークルなどではなく、真面目にやる部活しか考えてませんでした)。
でも、腰を据えて考えると、僕は「勉強するために」今の大学を選んだのです。大学で野球をやったら、高校の繰り返しになり、せっかく大学入ったのにまた勉強しなくなってしまう・・・。そんな思いが強くなりました。
そして、大学では野球以外のことをやろうと決めたんです。


大学に入って、学園祭委員に興味を持ちました。委員会の雰囲気もすごく良くて、活動も興味深いものが多いです。野球以外で特にやることを考えていなかったので、これにしようと思いました。委員会の先輩にも、「入ります」っていっちゃいました・・・。










でもねぇ・・・・



なんだろう・・・・




何かが足りないような気がします。学園祭委員。とっっっても魅力的なんだけれど、何かが足りない。学園祭はものすごい規模で、街中がお祭りムード一色になります。だから、委員の仕事は絶対大変だし、それだけにやりがいがあるものなのです。
でも、何かが足りない。

・・・体育会系?みたいなものだろうか。よくわからないのだが、運動部とそうでない団体とでは、決定的に何かが違う気がする。その違いに、僕は敏感になり、、、、もしかしたら敏感になりすぎているのかも。。。




そんでまぁ、正直なところ、野球をやりたくなったのです。でも、「だったらやればいいじゃん!!」っていうわけにもいきません。。。
そりゃぁ野球やってても勉強はできるでしょう・・・・しようと思えば。
週休2日だし、平日練習は5時ぐらいに終わるから、バイト等もできるでしょう・・・・しようと思えば。
高校野球の反省を活かし、浪人時代に身につけた考え方とか取り組み方法を用いれば、高校のときよりずっと上手くいくと思う。

だけど、それでいいのだろうか。。。
僕は不器用な人間だから、時間の使い方も下手だし、やっぱり高校の繰り返しになってしまう予感が強い。

もうすぐ定年の親が家事をしているのを、やっと手伝える時間ができたのに、、、。

う~ん・・・・・








こんなことをここ数日ずっと考えてます。
まぁどっちにしろ、野球部か学園祭委員にはなります。4月末までに結論出せば十分だから、もう少し考えよう。

・・・なんか知り合いにしか通じないような記事になってしまった。

2浪の爪痕

2007年04月16日 00時13分15秒 | 考えごと
僕は2年間の浪人時代、あまり友達を作ろうとしませんでした。特に二浪のときは、友達はいましたが、人間的にかなり「尖ってた」と思います。何人かを除いては、他人と話すのが面倒で、友達になる機会もあったけれど、ことごとく潰してきました。周りにも、「話しかけるな」みたいなオーラを放ってたと思います。

入学からも、そのオーラが続いているように感じます。友達は増えてきてますが、正直いって、深く付き合いたいと思う人はあまりいません(何人かはいます)。せっかくこの大学きたのに、「勉強はもううんざり、彼女がほしい、飲みに行きたい」など、僕の価値観と合わない言動が目につくからでしょう。
この点には、今のところ少しがっかりです。アカデミックな大学であるはずなのに、「単位をとるために勉強する」みたいな人の方が多いと思います。僕は大学で勉強するために2年も浪人したので、このような考え方には賛同できません。

こう思うからこそ、余計に人を避けてしまうんだろうなぁ、と思います。


・・・とはいえ、そんなに悲観しているわけではありません。なぜなら、まだ入学したばかりなので、大学自体のこともよくわかってないし、そんなに多くの人と会ったわけでもないからです。
アカデミックな大学であることは確かなので、勉強してる人も少なくないと思いますし、どっしり構えていればそのうち道は開けそうな気はします。浪人時代にも、「どっしり構える」みたいな考え方を学んだので、まだそんなに考えこまなくてもいいのかな。

夏までに

2007年04月15日 01時15分00秒 | 受験関連
受験では、特に後半に失速しやすい浪人生は、1学期から夏までが勝負です。ここで頑張れば、秋以降に成果が出やすくなります。逆に夏までにダラダラしたり、頑張れないと、秋からは苦しい展開になってしまいがちです。

夏まではまず基礎を固めましょう。この時期は大学別対策よりも、基礎固めが大事です。夏までに基礎を定着できれば、秋以降は問題演習を繰り返せるでしょう。大学別対策の段階にも十分踏み込めるはずです。基礎がないまま志望校の対策などをしても、効果がありません。例え問題が解けなかったとしても、基礎があれば解答・解説を理解できるはずです。基礎がないと解説を読むだけでものすごい時間がかかってしまいます。

では、「基礎」についての説明をしましょう。具体的には、「教科書の例題や太字で書かれている項目」を主に指します。もちろん教科によって表現が変わります。
例えば英語。単語、熟語、文法事項、構文知識、読解の知識、作文の知識などなど・・・です。数学だったら、公式や定理は当たり前として、それを用いる「典型問題」や「典型解法」、公式・定理の用い方などのことを指します。
まずこれらをなるべく早く身につけましょう。勝負はそれからです。

ただし、「完璧」にこだわる必要はありません。というか完璧な人はいません。完璧に「する」のではなく、完璧に「近づける」ことを意識してください。初学の科目でも、1つ1つ身につけていけば、「近づける」ことはできるはずです。

基礎事項の身につけ方は、ここでは詳しく書きませんが、浪人生であれば、予備校のカリキュラムをしっかりこなせば十分基礎固めになるでしょう。


入試問題のほとんどは基礎事項を組み合わせたものです。しかし受験生は基礎事項を「完璧」にできないため、何らかの項目が抜けており、点数を落としてしまいます。結果として、基礎事項を組み合わせた問題だけで、十分差がつくのです。

なので、夏までにまず基礎固めをしてください。周りがあまり力を入れてこない1学期から夏までが勝負です。

受験関連の記事をご覧になるにあたって

2007年04月14日 23時59分46秒 | 受験関連
僕は2年半に渡って受験勉強を行い、様々なことを学び、劇的な(?)成長をとげて、第1志望校に入学できました。
僕としては、この間に身につけた知識・勉強法などは、ある程度の価値を持っているものであり、僕以外の人(例えば今受験生の方)にも有益になるものだと思っています。

しかし、このブログで公開されるのは、あくまでも僕個人の意見です。
僕は、僕が(現時点で)「正しい」と思ったことを述べますが、人によっては「正しくない」ものになってしまうかもしれません。


受験勉強の方法も、性格などと同じで、十人十色です。自分に一番いい方法が、他人にも一番いい方法とは限らないし、逆も同じです。

なので、ここで公開されるものは、鵜呑みにするのではなく、あくまでも「参考」にしてほしいです。
自分に一番合った方法は、(他人の意見を参考にしながら)自分で確立していくのがベストだと思います。

以上のことをご理解いただいた上で、記事をご覧になってください。
なお、ご意見・ご質問等ありましたら、コメント欄にお書きください。