―――真理を究め、道理を説き、摂理を導いた。
全てを知っていた、総てに厭いていた。
<愛>に出会うまでは。
≪≪ うたわれるもの ≫≫
貴様がいるから!
いや、我らこそが災い
そうだ! 我らこそが災い!
我らこそが元凶なるもの
我らこそが!!!
▼▽▼ 導 ▼▽▼
乱雑な拳。
粗雑な拳。
正しく、殴り合いだった。
ただ、それだけで。
大地を爆ぜ。
大山を砕く。
―――神の闘い。
憎悪と衝動は混ざり合い。
膨張し、膨張し、欲望を解き放つ。
思うがまま、感じるがまま。
無限の孤独。
神は超越しているが故に、独りだった。
▲△▲ 導 ▲△▲
そんなに強い肉体が欲しいか?
そんなに死なない体が欲しいかぁ!!!
ナラバ、ソノ望ミ叶エテヤロウ
▼▽▼ 業 ▼▽▼
幸せな過去があった。
愛する人がいた。
愛する子がいた。
でも、全てが壊された。
欲に塗れた人間がいた。
業に敗れた自分がいた。
だから、消滅を望んだ。
苦痛からの解放を―――
▲△▲ 業 ▲△▲
我らは無用
人は己の意思で生きていく
往コウ 我ガ分身ヨ!!!
▼▽▼ 一 ▼▽▼
神が終わる。
その身を一つに還すことによって。
そして、同時に“ハクオロ”も終わる。
世界に“神”は要らないのだから。
光。剣。詞。
神を封ずる儀式。
世界を在るべき姿へ。
声が響いて。
光が響いて。
時空を隔絶する協奏。
最期の刻。
▲△▲ 一 ▲△▲
家族だって言ったじゃないですか!
一緒にいてくれって言ったじゃないですか!
嫌、行かないで・・・
ハクオロさんはアルルゥを助けてくれました
私たちに温もりをくれました
みんなの為にって一生懸命で
そんなハクオロさんが好きでした!
好きですって言いたかった・・・
ハクオロさんが傷ついて、苦しんで、悩んでたとき
抱きしめたあげたかった・・・
契約なんて関係ないです!
これからは抱きしめてあげられます!
▼▽▼ 誓 ▼▽▼
さよならの代わりに。
ウルトリィは平和を。
人々の架け橋になって欲しいと。
カミュは幸福を。
今までの分まで楽しい日々をと。
カルラは自由を。
縛られること無く、奔放にあれと。
トウカは忠実を。
弱き者の剣になって欲しいと。
ベナウィ・クロウは誠実を。
残された民を、国を頼むと。
オボロ(+ドリィ・グラァ)は情熱を。
みんなを導いていって欲しいと。
アルルゥは純粋を。
泣かないで、家族と笑っていて欲しいと。
それぞれ、誓う、願う。
そして、最後に。
▲△▲ 誓 ▲△▲
きっと、また会えるときが来る
きっと・・・
▼▽▼ 空 ▼▽▼
笑顔が溢れていた。
退屈でも、幸せな日々。
皆、歩み始めた。
自分の道を、自分だけの道を。
忘れない。
“あの人”を忘れない。
だって、ふとした瞬間感じることができるから。
どこまでも、山。
どこまでも、風。
どこまでも、空。
いつも、世界は廻り続ける。
貴女の隣には“あの人”がいるのでしょうか?
笑顔の向こうには―――
▲△▲ 空 ▲△▲
―――ハクオロさん、私はここにいます。
アルルゥと一緒に、ここにいます。
ずっと、ずっと、ここで貴方を・・・
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「「「 色々想々 」」」
以下、更新予定。
キモチの整理ができるまで、少々お待ちを。
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