ぼくのありか。

僕は此処にいる。君は何処にいる?

うたわれるもの 第26話 「うたわれるもの」感想。

2006年09月28日 | うたわれるもの

―――真理を究め、道理を説き、摂理を導いた。
    全てを知っていた、総てに厭いていた。
    <愛>に出会うまでは。


≪≪ うたわれるもの ≫≫

貴様がいるから!

いや、我らこそが災い

そうだ! 我らこそが災い!

我らこそが元凶なるもの

我らこそが!!!


▼▽▼  ▼▽▼

乱雑な拳。
粗雑な拳。
正しく、殴り合いだった。

ただ、それだけで。
大地を爆ぜ。
大山を砕く。

―――神の闘い。

憎悪と衝動は混ざり合い。
膨張し、膨張し、欲望を解き放つ。
思うがまま、感じるがまま。

無限の孤独。
神は超越しているが故に、独りだった。

▲△▲  ▲△▲

そんなに強い肉体が欲しいか?
そんなに死なない体が欲しいかぁ!!!

ナラバ、ソノ望ミ叶エテヤロウ


▼▽▼  ▼▽▼

幸せな過去があった。
愛する人がいた。
愛する子がいた。

でも、全てが壊された。

欲に塗れた人間がいた。
業に敗れた自分がいた。

だから、消滅を望んだ。
苦痛からの解放を―――

▲△▲  ▲△▲

我らは無用
人は己の意思で生きていく

往コウ 我ガ分身ヨ!!!


▼▽▼  ▼▽▼

神が終わる。
その身を一つに還すことによって。
そして、同時に“ハクオロ”も終わる。

世界に“神”は要らないのだから。

光。剣。詞。
神を封ずる儀式。
世界を在るべき姿へ。

声が響いて。
光が響いて。
時空を隔絶する協奏。

最期の刻。

▲△▲  ▲△▲

家族だって言ったじゃないですか!
一緒にいてくれって言ったじゃないですか!
嫌、行かないで・・・

ハクオロさんはアルルゥを助けてくれました
私たちに温もりをくれました
みんなの為にって一生懸命で

そんなハクオロさんが好きでした!
好きですって言いたかった・・・

ハクオロさんが傷ついて、苦しんで、悩んでたとき
抱きしめたあげたかった・・・

契約なんて関係ないです!
これからは抱きしめてあげられます!


▼▽▼  ▼▽▼

さよならの代わりに。

ウルトリィは平和を。
人々の架け橋になって欲しいと。

カミュは幸福を。
今までの分まで楽しい日々をと。

カルラは自由を。
縛られること無く、奔放にあれと。

トウカは忠実を。
弱き者の剣になって欲しいと。

ベナウィ・クロウは誠実を。
残された民を、国を頼むと。

オボロ(+ドリィ・グラァ)は情熱を。
みんなを導いていって欲しいと。

アルルゥは純粋を。
泣かないで、家族と笑っていて欲しいと。

それぞれ、誓う、願う。

そして、最後に。

▲△▲  ▲△▲

きっと、また会えるときが来る

きっと・・・

▼▽▼  ▼▽▼

笑顔が溢れていた。
退屈でも、幸せな日々。

皆、歩み始めた。
自分の道を、自分だけの道を。

忘れない。
“あの人”を忘れない。
だって、ふとした瞬間感じることができるから。

どこまでも、山。
どこまでも、風。
どこまでも、空。

いつも、世界は廻り続ける。

貴女の隣には“あの人”がいるのでしょうか?
笑顔の向こうには―――

▲△▲  ▲△▲

―――ハクオロさん、私はここにいます。
    アルルゥと一緒に、ここにいます。
    ずっと、ずっと、ここで貴方を・・・


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 色々想々 

以下、更新予定。
キモチの整理ができるまで、少々お待ちを。



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