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本と音楽とねこと

異彩を、放て。

松田文登・松田崇弥,2022,異彩を、放て。──「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える,新潮社.(3.27.2023)

 本書には、知的障がいをもつアーティストの作品がカラー写真で掲載されているが、色づかいの鮮烈さ、構図の大胆さ、作り込みの精緻さに感心した。
 障がいという枠組のなかに埋もれていた才能を開花させる、すばらしい取り組みである。

ヘラルボニー


誰も見たことのないアート作品で生活を、文化を、社会を変える! 型破りな起業戦記。「普通じゃない」は可能性だ! 「障害」が絵筆となって生み出されるアート作品を世に解き放つ双子の起業家。ジャケット、バッグ、さらには駅や空港のラッピングと、その活動範囲はこれまでの常識を軽く飛び越え広がり続けている。「僕らは未来をつくっているんだ」という彼らの原点、軌跡、そして未来を初めて明かす一冊。

知的障害がある人の作品に対し正当な芸術価値を対価で還元。誰も成し得なかったビジネスで僕らが信じていること―「ふつうじゃない」それはきっと可能性だ。双子の起業家が語るスタートアップの軌跡。

目次
第1章 お兄ちゃんと僕
「ふつう」じゃないって、かわいそうなの?
中二病的生存戦略 ほか
第2章 「るんびにい美術館」との出会い、「MUKU」の誕生
「超ヤバいって!」
初期四人ユニット誕生 ほか
第3章 ヘラルボニー始動!
東京の拠点は「100BANCH」
「俺、会社辞めようと思って。おまえも会社辞めろ!」 ほか
第4章 コロナ以前、コロナ後
コロナウィルス感染拡大とヘラルボニー
10年先、20年先を見据えて ほか
第5章 「異彩を、放て。」―「障害者」という枠を越えた未来へ
僕らの前を歩いていた人たち
覚悟の意見広告 ほか

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