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本と音楽とねこと

社会学

長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志,2007,『社会学 (New Liberal Arts Selection) 』,有斐閣(¥3,675)09.1.7
 総588ページに及ぶ大著。
 たぶん意図的なんだろう、古典と比較的新しい研究知見に的を絞った論述構成となっている。
 各章の分量も多い。社会学の主要な概念、論点をどれだけ網羅しているかという点では、群を抜いている。ただ、あれもこれもつめこまないといけないという制約からか、カタログ的な平板な論述が続く部分もある。
 メインとなる読者としては、社会学専攻の学部学生が想定されているが、これを読破するのは容易ではないだろう。大学院の受験用テキスト、あるいはいくつも(異なった科目名の)教養系社会学の講義をもたされている教員のネタ帳としては、けっこう役に立つ本だ。

目次
序 章 新しい社会学のために
第1部 行為と共同性
第1章 親密性と公共性
第2章 相互行為と自己
第3章 社会秩序と権力
第4章 組織とネットワーク
第5章 メディアとコミュニケーション
第2部 時間・空間・近代
第6章 歴史と記憶
第7章 空間と場所
第8章 環境と技術
第9章 医療・福祉と自己決定
第10章 国家とグローバリゼーション
第3部 差異と構造化
第11章 家族とライフコース
第12章 ジェンダーとセクシュアリティ
第13章 エスニシティと境界
第14章 格差と階層化
第15章 文化と再生産
第16章 社会運動と社会構想

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