Signature

Joe,'Signature'(2009)
　しっとりとしたバラードでかためた秀作。
　JoeのR&Bはむかしから好きだったが、ここまで味のある歌声の持ち主とは思わなかった。
　ベテランシンガーの魅力をあらためて再発見したアルバムだ。

キャリア初、全編書き下ろしオリジナル・バラード・アルバム
ジョーの優しいバラードだけを、ずっと聴いていたい夜に。日本で最も高い人気を誇る男性R&Bシンガーのひとりとして知られるジョー。昨年秋には長らく在籍したジャイヴ・レーベルからの移籍第一弾にしてキャリア7作目『ニュー・マン』、キャリア初のグレイテスト・ヒッツを連続リリースし、ビルボードライブ全国ツアーも敢行。シンガーとしてますます成熟度を増し、勢いに乗る彼が今年届けてくれるのは、ジョー自身が全編プロデュース、作曲、アレンジを手がけるオリジナル・バラード・アルバム(バラード・ベストじゃないんです!)。まさに彼の定番(=シグニチャー)といえるスウィートで繊細なバラードだけを詰め込んだアルバムはジョー・ファンにとってマスト・バイ!スティービー・ワンダーやマーヴィン・ゲイといったレジェンドをこよなく愛するジョーが手がけるサウンドは60年代、70年代ソウルの温もりも感じさせてくれます。