おそらく、わたしがいままで読んだなかで、もっともわかりやすいマルクス経済学の入門書。『資本論』のエッセンスが手際よく簡潔にとりまとめられている。
目次
序説 マルクスと『資本論』
『資本論』への歩み
経済学史上のマルクス
1章 商品・貨幣と資本
資本主義は商品社会
商品をつくる労働の二面性
貨幣の発生とその諸機能
資本とはなにか
2章 資本主義的生産の解明
労働力―労働者の売る商品
剰余価値の生産
労働賃金の秘密
資本の再生産と蓄積
3章 資本主義の生成と発展
剰余労働の前史
本源的蓄積
協業による社会的生産
分業とマニュファクチャ
4章 大工業と労働者
機械制大工業の時代
機械と労働者
失業者の必要性
資本主義のゆくえ
金融危機と世界同時不況。今日の世界経済は第2次大戦後最大の危機に瀕している。こうなったのはどうしてか。資本主義経済のどこにその原因があるのか。その答えを求めて、いまマルクスの『資本論』が再読されている。本書は、マルクスの説く、商品・貨幣と資本の関係、労働力と賃金、剰余価値の生産など、資本主義の考え方と仕組み、資本主義社会の矛盾などを平易に解説。今日的な視点で読み直すとよくわかる「資本論」入門。
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