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児童虐待相談3万件超える、被害の半数が「6歳未満」

 あくまで相談件数ではあるが、それが3万件を超えたといっても、15歳未満人口比で、0.2%にも満たない比率。虐待防止と被虐待児童の保護のよりいっそうの推進が望まれるのはいうまでもないけれども、ヒステリックに騒ぎ立てるほどの深刻さでもないことに留意したい。
 こうした最新データは、社会福祉士試験で狙われやすいので、受験予定者は要チェキ。

児童虐待相談3万件超える、被害の半数が「6歳未満」
 内閣府は27日午前、「青少年の現状と施策」(2006年版青少年白書)を発表した。
 04年度の児童虐待に関する相談が、3万3408件(前年度比6839件増)と初めて3万件を超えて過去最高となったことを踏まえ、「児童虐待は、子どもの生涯、さらには世代を越えて大きな影を落とす。発生予防から虐待を受けた子どもの自立に至るまで、切れ目なく支援することが必要だ」としている。
 全国の児童相談所や警察に寄せられた児童虐待の相談は、調査を始めた1990年度から14年連続で増え、04年度には約30倍になった。
 内容別では、身体的虐待が1万4881件(44・5%)で最も多く、ネグレクト(育児などの怠慢や拒否)が1万2263件(36・7%)、心理的虐待が5216件(15・6%)、性的虐待が1048件(3・1%)で続いている。
 虐待を受けた児童の年齢は、0~3歳未満が6479件(19・4%)、3~6歳未満が8776件(26・3%)で、就学前の児童が半数近くに及んだ。小学生は1万2483件(37・4%)だった。
(2006年6月27日12時36分 読売新聞)

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