見出し画像

本と音楽とねこと

ヨーロッパにおける施設解体

河東田博・孫良・杉田穏子・遠藤 美貴・芥川正武,2002,『ヨーロッパにおける施設解体―スウェーデン・英・独と日本の現状』,現代書館(¥1,890)'07.3.2・・・
科研費による調査の知見を一般向けにとりまとめたレポート集。社会福祉における脱施設化、地域社会へのコミュニティホームの展開過程、その各国における歴史と現状については、現地で資料を探索し当事者に聞き取り調査を行ってはじめてわかることも多く、その意味では貴重な本だと思う。卒論のネタ集めには最適だろう。

1999年末までにほぼすべての施設を解体し、各々の意思で地域で自分らしく暮らすための個人的援護が取り組まれているスウェーデン、精神医療改革から施設解体が始まり、コミュニティケア法の下、地域ケアを主としながら地域でのサポート体制の質量不足が課題となっているイギリス、伝統的な施設中心主義が今なお残り、一部地域で施設から地域の住まいへの漸進的移行(脱施設)が取り組まれているドイツ。これらの国々の現状と課題を分析し、未だに入所施設が増え続けている日本における施設解体、地域居住への道筋を考察する。
(「BOOK」データベースより)

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事