本と音楽とねこと

だからかの国は嘲笑される

 WBCで日本が優勝したといっても、所詮たかが野球の話である。そんなにムキにならんでもよかろうもんというのが、わたしの素朴な印象だ。
 未成熟の社会ならではの異様なナショナリズムの高揚は、世界の笑いものになるだけだということが、かの国の人々には、わからないらしい。
 かの国の、アジアのなかのユダヤ問題とでもいうべき、不幸な歴史を振り返るにつけ、いつまでも「恨」の意識にさいなまれ続けるのもわからんでもない。しかし、「漢江の奇跡」と呼ばれた高度経済成長から4半世紀以上経っても、かの国の小児病的なナショナリズムの吹き上がりがとどまるところを知らないのは、やっぱり不思議だ。もっとも、ニッポンチャチャチャやコイズミの愚かな靖国参拝が、かの国の成熟を遅延させている一因となっているのかもしれないが。
 世界からの視線にもう少し敏感になってほしいと思いつつ、ワロス曲線やらしお韓やらで笑わせてもらっているので、いまのまんまの愛すべき隣国であってほしいという思いもある。w

「ワロス曲線」おさらいスレ
しお韓辞典

日本「ばつの悪い優勝」…韓国は複雑
 【ソウル=中村勇一郎】韓国では、日本の優勝に対して複雑な心境がうかがえた。22日付韓国紙・中央日報は「5勝3敗の日本、きまりの悪い優勝」との見出しで、韓国が日本に2勝したことを改めて強調。「奇妙な大会規定のため、決勝に進出した」と日本の優勝を幸運に過ぎないとした。
 東亜日報や韓国日報など各紙もこぞって、「ばつの悪い優勝」などと報道。KBSやMBCなどテレビ局は、韓国が日本に勝利した場面を再三にわたって放映するなど、「韓国は日本に2度も勝ったのに」との恨み節は消えていない。
 韓国野球委員会(KBO)の辛相佑(シン・サンウ)総裁が22日、平和放送のラジオ番組で、今秋に再び日韓戦を行いたいとの考えを示すなど、再戦を望む声も多い。
(2006年3月22日13時58分 読売新聞)

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