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本と音楽とねこと

道路整備事業の大罪

服部圭郎,2009,『道路整備事業の大罪──道路は地方を救えない』洋泉社(新書,¥798)'10.8.15

市街地や近隣住区を分断し、子どもや障害者、高齢者を排除することで成り立つ自動車優先のまちづくりを、豊富な事例にもとづき、徹底的に批判する。
 ストロー現象とグローバリゼーションにより挟撃され疲弊の一途をたどる地方経済をどうすべきなのか、道路整備事業の陥穽からみえてくるものは大きい。

目次
第1章 日本はすでに道路先進国のトップ・グループ
第2章 いつまで続くムダな道路整備
第3章 道路が地方を救えない理由
第4章 道路がもたらす八つの弊害
第5章 道路整備にノーを突きつけたからこそにぎわう
第6章 道路に依存しないことが再生のチャンス

道路先進国となった今も止まらない道路整備事業。だが、道路が地方を豊かにする時代はもう終わっている。道路整備を進めたことで人口流出が進んだ過疎村、近隣の大都市に商圏をとられる中小都市、バイパスをつくればつくるほど増える渋滞、財政も家計も圧迫する自動車依存のライフスタイル…。それら負の側面を豊富な実例によって明らかにしつつ、世界で進む脱自動車・脱道路の潮流を紹介する。

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