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本と音楽とねこと

自民党の統一教会汚染 追跡3000日

鈴木エイト,2022,自民党の統一教会汚染 追跡3000日,小学館.(3.4.2023)

 安倍が自らの権力を悪用し、官僚、検察、裁判所、警察、マスメディア、芸能界、そしてカルト教団等、あらゆる界隈を手なずけ、公文書・基幹統計の偽造・廃棄から世論操作まで、悪事をはたらいてきたことは確か、である。そして、そのようなでたらめを消極的であっても支持してきたのが、当のバカ国民であったことも。
 本書には、安倍たちが自分たちの権力を獲得・維持せんがために、「統一教会」をとことん利用し、また利用されてきた経緯が、詳細に記録されている。
 惜しむべきは、文章があまりに雑なこと。権力の腐敗を糾弾する側がこの程度の文章力なのは、嘆かわしいことだ。

安倍元首相と教団、本当の関係。
メディアが統一教会と政治家の関係をタブーとするなか、教団と政治家の圧力に屈せずただひとり、問題を追及しつづけてきたジャーナリストがすべてを記録した衝撃レポート、緊急刊行!
〈事件の10か月前、この宗教団体のフロント機関が主催するオンライン集会に予め撮影したビデオメッセージでリモート登壇した安倍は基調演説の中で、教団の最高権力者への賛辞を述べていた。全世界へ配信された安倍の基調演説を見た山上は犯行を決意。この”動機”は山上の思い込みなのか、それとも一定以上の確度をもって裏付けられるものなのか。その検証は第2次安倍政権発足後、9年間、3000日以上にわたって自民党とこの宗教団体の関係性を追ってきた私だけがなし得るものだった。日本の憲政史上最も長い期間、内閣総理大臣を務めた安倍が殺害されるに至った道程を記す。〉(プロローグより)
【編集担当からのおすすめ情報】
事件以降、次々と明るみになる自民党と旧統一教会の関係を、その何年も前から追い続けていたのが鈴木エイト氏です。鈴木氏は、刊行の当てもないままこの本の元となった原稿を以前から書きためていました。テレビ出演など大忙しのなかその原稿に大幅加筆し、この緊急刊行にこぎ着けることができました。圧力に屈せず真実をひたすらに追い続けたジャーナリストの、覚悟と執念の集大成です。

目次
プロローグ 安倍元首相が殺害されるまで
第一部 安倍政権との癒着(2013-2020)
発覚した首相官邸と統一教会の”取引”
利用される2世信者たち
教団イベントに国会議員が大挙参加
疑惑の国会議員を直撃
全国弁連の申し入れにも聞く耳持たぬ自民党
50周年大会の勝共連合、教団関連組織の工作
顕在化する総裁・韓鶴子の反日思想
2019参院選で暗躍する教団
第4次安倍再改造内閣は”統一教会系内閣”
自民党最大派閥会長が教団サミットで講演
教団と政治家とのマッチング集会
「桜を見る会」に統一教会関係者
2世信者が韓国で謝罪ツアー
国会議員同伴の北朝鮮訪問が頓挫
第二部 菅・岸田政権への継承(2020-2022)
菅政権へ引き継がれる”負のレガシー”
統一教会と米歴代大統領との蜜月
ついに安倍晋三がリモート登壇
岸田政権でも”継承”された教団との関係
2022年参院選、安倍晋三暗殺
エピローグ 我々は何に目を向けるべきなのか

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