「カレシの元カノの元カレの事を知っていますか。」
う~ん、うちのダンナの今カノすら
よくわかんないわ…(^^ゞ
冗談はさておき、けっこうドッキリくるコピーだ。
エイズ検査を奨励する広告だそうだ。
どっきりと同時に、自らを振り返る。
エイズの潜伏期間は数年から10数年、
ということは…と目が宙に泳ぐ。
自らに覚えが無くても、性交渉や場合によっては血液で感染する。
相手のあることなので、
自分だけではなく相手がどういう生活をしてきたか、
その一つひとつがリスクとなるのだ。
でも、なかなかそんなこと聞けないしね。
日本でもエイズが増えていると言うことは、
ときどき新聞にも載っていたので知っていた。
それでも、どこか遠い話のように思っていたのは、
やっぱり無知だったからだ。
今の世界の、エイズおよびHIV感染者の数は4,030万人(2005年末)、
そして日本は11,251人(2006年3月末)。
この数はもちろん、診察・治療を受けている人の数で、
自覚していない潜在感染者はこの3倍くらいいるらしいのだ。
この本はその実態を淡々と描く。
昔15年ほど前、『そしてエイズは蔓延した』という本を読み、
HIVの怖さに身震いしたものの、
結局対岸の火事で、知識として残っていただけだった、
この本を読みながら、再びそのときの恐怖が蘇ってきた。
もっとも、救いもある。
世界のエイズ研究は当時に比べて飛躍的に進み、
完治はしないまでも、適切な治療をすれば
エイズはもはや不治の病ではなくなっていると言う。
ただし、そのためには出来るだけ早期の治療が必要。
なので、エイズ検査は必須なのだ。
とにかく正しい知識をつけないことには
エイズのそしてHIV感染者の数は増える一方だということが
この本を読んでみるととてもよくわかる。
大人はもちろんのことながら、
小中学校、高校の必読書にしてもいいくらい。
ところで、検査は匿名で無料で行われているという。
気になるあなた、気にならないあなたも
万が一ということもある。
受けてみては。
私は…う~ん、ちょっと怖い。
上の子を妊娠中に産院で検査を受けた。
そのときは陰性だった。
が、もうそれから15年も経っている。
受けるかどうか、ナイショね。
| Trackback ( 0 )
|
|