占い師eveilのボチボチ日記

毎日の小さなできごと

長い闘病の時考えた事 1

2021-11-05 17:02:00 | 日記
死ぬかもしれない、という状況に立たされた時

人の心はざわめきます

私もそうでした

昔から発作と入院を繰り返して
死にそう!と感じても死にはしなかった

それが、はっきりとヒタヒタと
私の元に近づいたとき
ものすごい恐怖と、残す人たちのこと

色んなものが込み上げてきて
死にたくない!生きていかなければという決意になったり

もういいや、こんなに迷惑をかけるくらいなら
死んだ方がみんな楽になる

という諦めの気持ちが一日になんかいもくるくると交錯し、

生きたい、死にたい

毎日くるくるとその思いにとりつかれ

病そのものよりも
メンタル的に落ち込んでしまいました。

そんな私に

不思議と神様の声は聞こえず
何も語り掛けてはくれなかった。

泣いて泣いてぐしょぐしょになって
誰にも会えず気持ちは塞ぎ
音楽幻聴が始まり

本も読まず
刺繍も放り出して

携帯の電源も切れ

ただ、点滴を何本もぶら下げたサイボーグのようにして生きていました

トイレに行くのさえ面倒で
ナースコールを押してよたよたとトイレに座り

またよたよたとベットに向かう日が続き

コロナ禍なので面会もないため

ひたすら寝てばかり

不思議と眠れるんです。

一日中寝ていてご飯で起こされますが
食べずに寝てると点滴が増えていきます

死んでしまうことより
息子が可哀想で
主人が再婚するかもしれないとか
普段なら考えないネガティヴ思考がぐるぐるして

神様に訴えても

なしのつぶて。

神様の事を忘れていい加減になっていた私に罰を与えているのか

日頃なら空を見上げれば語りかけてくる優しいことばたちが

私から消えてしまったのです。

こんなことは初めてです。

ぼんやりと、もう仕事には戻れないと感じていました。

だって私は占い師です。

こんなにネガティヴで

人の未来を感じ取り占うことなど出来ません。

お先真っ暗とはこの事でした。


治療が幸いし

退院できる体にもどり

リハビリテーション科に通うことになりましたが

寝てばかりいたため、すっかり筋力がおちていて
手すりがないと歩けない状態でした

院内にある心療内科にも通い

軽い総合失調症であると診断され

薬を頂いて

早く退院した方が良いということで

家に帰れたんです