ユーラシアウァッチ:ロシアから見る世界情勢

ロシアは一帯一路の地政学的要所。米中対立や中東対立のキープレイヤー。マスコミのロシア情報は貧しい。その致命的穴を埋める。

プーチン、ロシア軍で感染拡大という「大失態」 約3200人の感染が判明、「氷山の一角」なのか

2020-05-11 11:54:03 | ロシア 軍事
(東洋経済オンラインへの寄稿記事)

ロシアにおける新型コロナウイルスの感染者増加に歯止めがかからない。
5月6日時点での感染者数はすでに約15万5000人(死亡者数1451人)に達し、中国の感染者数(約8万3000人)を大きく上回っている。首都モスクワを中心に厳しい外出規制が実施されているが、連日5000人超の新規感染者が確認されている。

さらに、政権ナンバー2のミシュスチン首相やヤクシェフ建設相の感染も明らかになっているほか、ロシア軍にも感染は広がってきた。

公表された感染者数は「氷山の一角」
ロシア国防省は4月26日、ロシア軍関係の感染者数が約2000人にのぼると公表した。軍による全体の感染者数の発表はこれが初めてだ。

記事本文は以下を
https://toyokeizai.net/articles/-/348734




カザフスタンでの主要都市では一部企業活動再開

2020-04-23 15:13:48 | 一帯一路 中央アジア
 カザフスタンの首都ヌルスルタン市及び主要都市アルマトィでは、製造業、建設業を中心に企業活動が再開された。4月22日付でテレビ局MIR24が伝えた。
 コロナウィルス感染拡大を受けてカザフスタンでは3月15日に緊急事態宣言が出され、現在4月30日までの期間で一部を除く企業に活動制限が課せられている。4月20日以降は首都ヌルスルタン及び主要都市アルマトィで段階的な制限解除が始まり、製造業、建設業及び一部のサービス業の分野で企業が活動を再開している。なおこれら企業では活動再開に立って、厳格な感染防止措置を講じている。例えば生産再開した「アルマトィ橋梁構造工場」社では、依然として大半の従業員が自宅待機となっており、工場で勤務する従業員も1日5時間の短時間勤務体制を取っている。同社のシャルヂノフ代表取締役によれば、工場従業員は3メートルの距離を取って作業し、2時間に一度マスクを交換するルールを徹底している。
 首都ヌルスルタン及び主要都市アルマトィでは、建設業、製造業を中心に4月22日時点で約2万3000人が活動を再開している。(4/22)

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ロシア農業省は食料品不足による価格高騰を否定

2020-04-23 15:11:57 | コロナ時代のロシア
 ロシア農業省は公式サイトを通じて、ロシア国内でいかなる品目の食料品の不足もありえないと強調した。4月22日付同省の発表を引用して同日付のイズベスチヤ紙が伝えた。
 4月以降ロシア各地で食料品小売価格の高騰が記録され、品目によっては2割~6割の価格高騰が見られた。農業省の専門家はこの価格高騰を一時的な需要増によるものとして、食料品供給の不足による慢性的な価格高騰の可能性を否定している。 「ロシア国内の食料品供給量は十分に確保されており、需要増にも対応できる」と農業省のリリースは強調する。
ロシア連邦統計局のデータによれば、2020年1~3月期に食料品の生産量は前年同期比109.9%増加した。特に主要食料品であるジャガ芋及びその加工(品(同127.5%増)、ヒマワリ油(同120.5%増)、バター(同116.1%増)、チーズ(同115.5%増)などの品目で供給量が増えた。
農産物の輸出禁止措置も、国内の食料品供給量の増加と価格安定につながることが期待されている。4月12日からはロシア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン五カ国によるユーラシア経済同盟が共同で、主要な農産物の輸出制限を導入している。この輸出制限措置に基づいて、これらの国からは蕎麦、米、大麦、大豆、ヒマワリ、玉ねぎ、にんにく等農産物の輸出が6月30日まで禁止されている。(4/22)


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シンガポール商社がロシア極東から缶詰輸入拡大に意欲

2020-04-23 15:10:51 | ロシア産業情勢
 シンガポールの商社がロシア極東からの缶詰製品輸入に関心を示している。ロシア極東沿海地方およびサハリン州の連邦農業監督庁地域支部の情報を元に、21日付でRJDパートナーが伝えた。
 在シンガポールロシア貿易事務所によれば、シンガポールの大手商社がロシア極東から魚介類、野菜、肉製品などの缶詰の輸出に意欲を示している。シンガポール側は20フィートコンテナでの缶詰輸入を検討しており、ロシア極東の缶詰メーカーにとっては大口の輸出先となる可能性がある。
 沿海地方はロシア有数の水産物缶詰製造拠点であり、年間1500万個の生産能力がある。現在政府の経済発展プロジェクトの枠内で、同地方「ボリショイ・カメニ」地区で水産加工工場の設立計画が進められている。この工場では輸出向けの缶詰の生産も行われる予定である(4/21)

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ロシア国営鉄道が中国からロシア各地に医療用品を輸送

2020-04-23 15:08:33 | コロナ時代のロシア
 ロシア国営鉄道は中国からロシア国内各地に向けてマスクなどの医療用品の輸送を始めた。現在ロシア産業貿易省はコロナウィルス感染拡大防止のため中国から医療用品の買い付けを行っており、ロシア国営鉄道子会社RJDロジスティクスがロシア国内各地へ中国製医療用品を輸送する。4月21日付RJDパートナーが伝えた。
 4月19日に同社が手掛ける医療用品輸送用高速コンテナ便の最初の便が上海を出発した。このコンテナ貨物列車は中国東北部からロシアのザバイカリスク(シベリアエリア)に入り、ロシア西部カルーガ州ヴォルシノ駅に到着する。三層マスク85トン(2000万枚)
を含む積み荷の一部は、経由地のエカテリンブルク(ウラルエリア)で荷下ろしされ国内の主要都市に届けられる。
 「これは産業貿易省との契約で我社が手掛ける大規模輸送プロジェクトの第一弾です。このプロジェクトでは、マスクだけではなく医療従事者用の防護服や、防護服・マスク製造のための特殊繊維を輸送します」とドミトリー・ムレフRJDロジスティクス代表取締役は言う。ムレフ氏によれば、今後中国各地の医療用品製造拠点から現在感染拡大が深刻なモスクワ、イルクーツク、ノボシビルスク、クラスノヤルスクなどの大都市に向けて同
様の貨物鉄道便を運行する計画である。(4/21)


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