河内のおっちゃんのスペース

中年オヤジの雑記帳。復活かな

<秘境駅>JR四国 坪尻駅へ行ってきたぞー

2012-03-25 01:25:23 | 秘境駅訪問
秘境駅 坪尻
  


平成24年3月23日 大阪梅田を出た時から雨、雨、雨
まあ、週間天気予報どおりなので仕方がないなと思いつつ
高速バスで坂出駅へ
坂出からはJR四国の電車、気動車を乗り継いでやってきました
(高速バスは遅れるは、JR四国も対向列車の遅れを受けてぎりぎりの連絡でした)

 西日本で秘境駅ランキングの最も上位なのがこの徳島県にある坪尻駅。

 今回は琴平で乗り換えたワンマン単行のディーゼル車での訪問です。
 香川県南端の讃岐財田の次駅で、県境をトンネルで越えたすぐのところに、
 秘境駅は現れました
 元々川が流れていた場所に、信号所(のちに駅に昇格)を作ったらしく谷の底の
 急傾斜地で、スイッチバックのスタイルとなっている
 阿波池田行きの列車はまず、下り勾配途中左側の引き上げ線に入ります。
 ここで運転手が、車内を移動し両運転台単行車の、反対側行きます
 ゆっくりと列車を動かし、坪尻駅のホームへ入線し、出口のドアが開きます
 ここで下車するのは私一人だけ、13:30到着予定が5分ほど遅れての到着
 すぐに出るのかと思いきや、上りの特急を退避するようで、しばし停車している
 
 車内から2名ほど降りてきて、写真を撮っている(本来はすぐに出るはずが、
 遅れの影響で停車時間が長くなりラッキー?)
 私は、ベンチに荷物を置き、しとしと降る雨を駅舎の屋根でかわしながら
 撮影を敢行。 
 やがて特急列車が猛スピードで通過し、阿波池田行き普通車もホームを後にした

  残されたのは、私 ただ一人・・・・
  これぞ、日本有数の秘境駅
  最高の雰囲気をひとり占め・・・・。小雨が降っているうえに霧がかかって
  いるので仙人でも出てきそうなシチュレーションだ

 駅舎の中を、一通り眺め、駅ノートとマンガが数冊あるのを確認
 噂のスタンプを押し、駅前広場へ移動する

  ネットで見た写真通りの光景がそこに・・・・
  少し違うのは3月17日ダイヤ改正版の列車通過予定時刻がある事か

 駅周辺の風景を味わい、小雨が降るコンディションでかなり迷ったが
 予想していたより獣道は固く、ぬかるんで滑る状態ではないので
 意を決し、噂の廃墟を横目に山道を傘をさしながら登り始めたのである

  歩きだしてみれば、さほど苦もなく(大阪近郊のハイキング道と変わらない
  レベル)倒木なども整理されたのか? とても歩きやすい
  次第に高度をあげ、車の音が聞こえてくると不法投棄された冷蔵庫やキャタピラ
  が目に入る
  歩き出しから10分ほどで、国道に到着した

 バスの時間までまだ20分はあるではないか・・・・
 もう少し駅にいてられたなと思いながら、深い霧に包まれた国道わきの
 バス停でたたずむ(大型トラックなど結構交通量が多く、濃霧の中カーブに
 バス停があるので少し恐ろしい)

  やがて1日3本の阿波池田行きのバスが、5分ほど遅れてやってきた
  今日は何から何まで遅れてきやがるなと思いながら
  霧で見通しの悪い中、バス停で手を振り対向車線のバスを止める
  ちょうど急カーブのところで、バスの後ろの乗用車も止まったので
  隙をついて道路を渡りバスに乗り込む

 私一人で貸し切り状態のバスにゆられる事、5分程で隣駅の箸蔵に到着
 運賃230円也を運賃箱にいれ、運転手に駅の場所を聞いてから降りたのであった

  箸蔵駅で待つこと20分程
  阿波池田発の単行ディーゼル車、多度津行きが長ーい
  ホームに滑り込む

 上り勾配を行くこと8分程、再び坪尻駅にやってきました
 運転手にことわり、ホームに降りて撮影を開始
 やがて下り阿波池田行きの普通車が、スピートを緩める事なく
 通過してゆきました

 上りが8本停車するのに、下りが5本しか止まらない理由の
 ひとつが判りました

  やがて運転手が移動し、列車は引き上げ線に入って行き
  方向転換の後、静かなたたずまいの駅舎を左手に
  単行のディーゼル車はエンジン音を響かせトンネルに
  吸い込まれました

 秘境駅ファンにとっては素晴らしい駅やと思います
 いつまでも、この環境が維持される事を節に望み
 また来るぞと思ったのであった