大会の正式な名称は「第1回中越復興フェニックスマラソン&ウォーク」という大会に参加してきました。 旧山古志村を10キロ,歩く大会です。 マラソンもあって,10キロくらいなら走れるかな,とも思いましたが,ここは無難に。 こうでもしないと山古志に入れない,という不純な動機もありましたが,もちろん復興を支援とまではいかなくても,応援する気持ちはあります。
大会には,歩くのにも走るのにも1000人以上の人が参加。なかなか盛況というより,歩くだけでも1000人以上の人で,どうやってあるくのだろうと思うくらいでしたが,スタート地点で2列に絞られたときに渋滞したくらいで,あとは順調。 昼食にはトン汁がふるまわれて,ばらけたとはいえ,こんな人数で食事のできる場所なんてあるのかなと思っていたら,うまいこと考えるもんで,闘牛の競技場でした。これならたしかに大人数収容できて,ゆっくり食事ができます。 で,山古志の秋を堪能してきたわけで,まだ,いろいろな所で復興工事はしているようでしたが,別に被害状況の視察に来たわけではないし,純粋に山古志の風景を楽しむことこそが,この大会の趣旨に沿うものであると,もともとの動機が不純なだけに,自分で理屈をこねつつ楽しんできました。 それにしても,おおざっぱな言い方というか,印象ですが,いくつかの谷を囲んだ斜面の平らな場所に家や集落が点在しているという感じで,遊びに来て,風景を眺めるだけなら,「うーん,日本の原風景だ。」なんてお気楽なことも言ってられますが,このうえ冬になれば豪雪。ただでさえ住むには大変な場所なのに,そのうえ中越地震では,本当にご苦労されていると思いました。
テレビのニュースなどで,チラッと見るだけとは違う,実際に行ってみると,当然のことながら人が生活する土地であり,少し話はそれますが,テレビの映像だけ見てわかったような気になっていてはいけないなと,あらためて感じる場面でもありました。