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「医療崩壊」が起きない仕組みをつくること

2021-01-02 17:25:50 | COVID-19
 COVID-19の感染拡大による「医療崩壊」が危惧されています。日本では医療分野において、多くの民間の事業体(私立病院など)が独立した経営をしています。民間事業体では経営効率を優先させる医療がなされています。平常時なら特に問題は生じなくても、感染症の大規模な流行などが起きると適切な対応ができなくなります。
 医療従事者・医療機器・病床などを適切に再配置(一般病床のICUへの転換も含む)できるように迅速に制度の改革を図る必要があると思います。ある意味では医療の社会主義化、計画医療と言える政策です。患者が安心して適切な診療を受けられる仕組みをつくるという視点が不可欠です。

 日本と比べるとはるかに経済水準が低いにもかかわらず、すぐれた医療政策を実施しているキューバでは医療崩壊は起きていまないようです。

キューバがコロナ封じ込めに成功 医療水準高く、隔離策を徹底  京都新聞

(コロナ特集)新型コロナとキューバ ~対外関係の側面~ 駐キューバ大使 藤村和広

キューバはいかにしてコロナを封じ込めたのか 経済制裁の中で発達した医療システムと独自の医薬品が奏効  キューバ大使館