自由と平和、生存と共生のために

「誰もが人間らしく生きられるためには」という視点から、さまざまな社会問題についての情報をお届けします。

プロテストソング「A Lo Ma Shi」(ミャンマー)

2021-08-16 21:38:15 | ミャンマー抵抗運動
 2021年2月1日のクーデター以降、国軍による暴力師派が続いているミャンマー。人びとはいくつものプロテストソングを歌いながら抗議を続けています。「A Lo Ma Shi」もそのひとつです。歌詞は次のような内容です。ミャンマーには鍋や釜を打ち鳴らして悪霊を追い払う風習があり、国軍への抗議の方法としても使われています。

どんなにきびしい状況になっても
私たちは乗り越えられると信じよう
力を合わせれば 閉ざされたドアを開けることができる
健やかな木を育てたい たくさんの鳥が住めるように
私たちは真理を取り戻さなければならない
そうでなければ最後まで闘おう
みんなで鍋を叩こう鬼(独裁政治)を追い払うために
共に声を上げれば、閉ざされている耳にも届くだろう
私たちは真理のために勇気を出す必要がある
独裁政治を追い払おう 抗議しよう 真理の側に立とう
幽霊のような独裁政治を追い払おう
民主主義は私たちの使命だ
ストライキをしよう
私たちの革命は勝利しなければならない

下記の動画をご参照ください。

「A Lo Ma Shi」(英語・日本語字幕付き)

「A Lo Ma Shi」(英語字幕付き)



ミャンマーのサッカー選手が難民認定されました

2021-08-16 21:38:15 | ミャンマー抵抗運動
 ミャンマーのサッカー選手ピエ・リヤン・アウンさんが難民として認定されることになりました。ピエ選手は、今年、日本でのサッカーのワールドカップ予選の試合で、国軍への抗議の意思を示して三本指をかかげました。同選手は帰国直前に、関西空港で帰国を拒否しました。帰国すると迫害を受ける危険があるからです。仲間のサッカー選手には治安部隊に殺害された方もいて、同選手の実家も国軍兵士に監視されているとのことです。
 ピエ選手はサッカーチームYSCC横浜で練習生としてサッカーを続けているそうです。
 今年2月、国軍がクーデターを起こしたミャンマーでは、抗議行動に対して治安部隊が銃撃などで暴力的な弾圧を続けています。報道によると、900人以上が殺害され、5千人以上が拘束されているとのことです。
 日本では難民申請者が難民として認定される割合が低いことが問題となっています。日本社会が難民を社会の一員として積極的に受け入れること、出身国で迫害されるおそれのある人びとをもれなく難民認定することが求められています。

ミャンマー代表選手「亡命」の真実  NHK

クーデター抗議のミャンマー人選手。支援に「そこまで、私の人生について考えて下さったことに心から感謝します」  Sportiva

ミャンマー選手を難民認定へ…W杯予選帰国拒否、緊急措置で初 読売新聞



カレン族の歌「私の故郷」

2021-08-08 20:02:26 | ミャンマー抵抗運動
 ミャンマーの東部の山岳地帯にはカレン族と呼ばれる少数民族が住んでいます。焼き畑や水田耕作を営みながら暮らし、手織りの織物文化でも知られています。
 ミャンマー国軍の迫害を逃れて、カレン族の多くの人びとが難民あるいは国内避難民となっています。今年2月の軍事クーデター後も国軍の空爆によって隣国タイに逃れている人びとがいます。

 故郷を追われて暮らすカレン族の若い人たちが歌っている歌がネットで公開されています。「私の故郷」の歌詞の内容(一部)は次の通りです。

私は故郷を去りたくない
この美しい場所は私の国
今、私たちが住んでいる場所は暗い
いつか、光を見るために祈っている

私は自分の国から遠く離れたところにいる
けれども、私は自分の民族を忘れない

私たちは故郷を忘れることはできない
最も美しい自然は私たちカレンの国

私の故郷は壊された
私は家族に会いたい
夜、私は眠れない
自分の国のことが心配で

私たちカレン族は真実に罪なく生きている
他の国々のように自由の国になってほしい
カレン族は長い間、苦しんでいる
これ以上、苦しむのを見たくない
いつか故郷に帰るために祈ろう
いつか私たちは勝利する

「私の故郷」

ミャンマー軍の空爆で負傷したカレン族をタイ側に搬送(ニュース動画)  TBS

共同声明、ミャンマー国軍の暴挙を止めるため

2021-08-02 22:00:50 | ミャンマー抵抗運動
 ミャンマー国軍によるクーデター発生から半年。国軍は人びとの抗議行動を弾圧して、不法な暴力支配を続けています。
 8月1日、日本の20の市民団体が「日本政府は国軍の暴挙を止めるための具体的行動を」と題する共同声明を発表しました。国軍の利益につながる「経済援助」の見直し、停止を求めるとともに、国軍を通さないかたちで人道支援を実行することを提起しています。
 共同声明の本文は下記のページで読むことができます。


国際環境NGO FoE Japan プレスリリース・意見書


#SaveMyanmar #RejectTheMilitary #ミャンマー国軍の資金源を断て

抗議行動を続けるミャンマーの人びと

2021-07-04 22:20:25 | ミャンマー抵抗運動
 ミャンマー国軍は国内の報道機関8社の免許を取り消し、多くの報道関係者を拘束しています。ジャーナリストの中には隣国のタイに逃れ、潜伏しながら情報発信を続けている方もいます。

 国軍は、国外メディアに対しても、場合によっては弾圧する姿勢を示しています。

 最近は日本国内での報道も減っていますが、ミャンマーでは国軍の支配に抗議する行動が続けられています。7月3日には国軍司令官の画像を燃やして抗議する人びとも見られました(この日が国軍司令官の誕生日)。

抗議行動を続ける人びと(7月3日) Mizzima TV

抗議行動を続ける人びと(7月3日) RFA


抗議行動を続ける人びと(7月1日)
 RFA


抗議行動を続ける人びと(6月26日)
 RFA

#SaveMyanmar #RejectTheMilitary