ふしぎなたね 2014-04-13 | essay 安野光雅の絵本、なかでも数についての物語が面白い。これは安野光雅の「美しい数学」シリーズの7作目『ふしぎなたね』である。 昔あるところに怠け者の男が住んでいた。冬の日のこと、男がぼんやり空を眺めていると、そこへ仙人がやってきて「ふしぎな種子をあげよう」という。ひとつを焼いて食べれば、一年間はもうなにも食べなくても空腹になることはない。また、ひとつを土に埋めておけば、来年の秋には必ず実ってふた . . . 本文を読む