妖しい亜熱泰

タイと東京、アジアと和の話題など。
出かけたついでに一枚をつづります。

タイバーツ高の背景を見た

2007-01-06 | Weblog
前回2006年にタイを訪れた際、一万円をタイバーツに両替するとだいたい3,150バーツ前後だった。それが、クーデターが起こったにもかかわらずタイバーツはその後上昇し、今回は一万円の価値は2,960バーツ台にまで下がってしまった。

タイの友人Pさんが、今回は車で市内のショッピングセンターを案内してくれた。待ち合わせ場所のオンヌット駅直結のテスコロータスもかなり大きなスーパーマーケットと専門店が入居する大きなものでこの日も多くの客で賑わっていた。ここから歩いて5分もかからないところにカフー(日本から撤退したカリフールです)がある。ここも大きい。そこから車で10分ほど走って着いたのが、ビッグCというこれまた大きなスーパーマーケットで、道を挟んで隣にはセントラルデパートと専門店からなるショッピングモールがある。驚いたことに、どこも人がたくさんいる。このセントラルデパート内で休憩後、再び車で少し走るとSere Cneterという巨大ショッピングモールがロードサイドに見えてきた。四角いビルが連結してできたようなつくりで、デパート、スーパーマーケットなどが複数入居しているそうだ。その先わずか数100メートルのところにもSeacon squareがある。この駐車場に入るのが大変だった。広々とした大きな駐車場があるのだがどこも満杯でぐるぐると3周ぐらい回って、やっと一番遠い場所に空きを見つけることができた。
建物に向う間、出てくる人とすれ違う。多くの人が大きなカートいっぱいの買い物袋を入れて車へ向う。タイ人にこれほどの購買力があるとは正直思っても見なかった。それに自家用車の多さにも驚いた。市内の渋滞は何度も経験しているが、商業車のせいだと今まで思っていたのだが、知らぬ間にタイも物質的にはかなり豊な層が増えてきているのだ。どうりでバーツが高いわけだ。東京の郊外ではいくらなんでもこんな混雑にはならないだろう。

しかしながら、こんな近距離に巨大モールをいくつも作ってよく共倒れにならないのかと不思議だ。それに、テナントもデパート、スーパーマーケット、専門店プラス映画館、ボーリング場など同じような組み合わせになっている。飲食店だって、ミスタードーナツ、デイリークイーン、スターバックス、コーヒーワールドなどのファーストフード店はどこにもあるし、タイスキのMKや名前は違えど同じようなメニューの日本料理屋が多いのも驚く。とにかく大きすぎて迷いそうだ。目的なしに店を回るのなら良いが、決まったものを探すとなると1回ではなかなか難しそうだ。
「これからどうする? 何か食べる?」
せっかくだけど、歩き疲れたし、そろそろ夕方の渋滞が始まりそうなので、帰ることにした。


「えっ、今日Seacon squareに行ったの? 今、ほらテレビでやっているでしょ。爆弾事件があったらしい。」
翌日ニュースをチェックしてみると、どうやら事件は我々が帰った後数時間後、駐車場で発生したらしい。

いったいどうゆうめぐりあわせなんだろう?
とにかく無事に帰れたことに感謝し、元旦にエラワンプームにお礼参りに出かけたのは言うまでもない。