ロシアがウクライナに侵攻したことで
株式市場は大きく下落しています。
2/17にはウクライナが爆撃を受けて
NYダウが622ドルの下落、
22日はドネツク州とルガンスク州の独立を
ロシアが認めたことで482ドルの下落
3/1には1回目の停戦合意が成立せず
597ドル下落しました。
これを受けてアメリカのFRBは
3月の利上げを0.5%の予想から引き下げて
0.25%にすることを事実上宣言しました。
ただ、インフレは続いており
特に原油WTIは90ドルほどで推移していたものが
一時116ドルとリーマンショック後の高値となり
金も日本では1g=7,269円まで上昇しました。
ロシアのシェアが高いのはこれだけでなく
天然ガスはアメリカに次ぎ2位、ニッケルは
インドネシア、フィリピンに次ぎ3位、
パラジウムも南アフリカ40%、ロシア37%と
大きなシェアを持っているため値上がっています。
小麦についてはロシアが1位で17%、ウクライナが
2位で12%となっているため、
最近カップ麺などが値上がりしましたが
さらに値上がりする可能性もあります。
国際銀行間取引のSWIFTから西側諸国が
ロシアを排除したり、中央銀行の資産を凍結したため
ロシアのルーブルは1ドル=75ルーブルほどだったのが
110ルーブルまで下落する場面もあり
ロシアは金利を9.5%から20%に一気に引き上げました。
SWIFT排除はロシア最大手銀行が除かれているため
影響は限定的と言われていますが
石油メジャーの英国BPやシェルなどが
ロシアの油田事業などから撤退するなど
企業がロシアから手を引くことで
ロシアには大きな打撃となりそうです。
個人的には、ビットコインが
ロシア人の新たな資金の逃避先になるのでは
という思惑から上昇して利益がでました。
また、トヨタの関連会社がサイバー攻撃を受けたことで
特にマザーズにあるセキュリティ銘柄が
上昇したりして全体が下落相場の中、健闘しています。
FXでは、ユーロやポンドが下落する一方で
豪ドル・ニュージーランドドルが健闘しています。
ただ、ビットコインも金曜の途中くらいから
急に下落し始めたりしているため
利益を確定するのは早い方がよさそうです。