今週は中央銀行ウィークで
各国の中央銀行の政策発表が
行われました。
普段は注目されない日本銀行ですが
今回は株式市場でも大きく動きました。
日経平均は前日32,890円ほどでしたが
前日のアメリカ市場の下落を受けて
500円近い下落で前場を終えました。
後場に日銀がYCCの幅を拡大すると発表し
32,800円台まで急回復したあとに
32,050円ほどまで急落しました。
ドル/円も141円台から139円を割り込む
所まで激しい値動きとなりました。
結局、日経平均は131円安の
32,759円で取引を終了し、
夜間では33,100円ほどまで上昇しています。
すでに0.25%の利上げをすると
予想されていたアメリカですが、
そのFOMCが開かれる26日まで
13日も連続でNYダウが上昇する
という記録がでました。
これは過去最長も13日であり
翌日もNYダウは上昇して始まったため
更新するかもと思われていましたが
夜中の2時ごろ、日本銀行が
YCCを修正するかもしれないという
日経のニュース速報により株価が下落し
237ドル安となったため記録更新には
なりませんでした。
なお、12日に発表された米のCPIは
3.0%となり、21日に発表された
日本のCPIは3.3%なので
日本よりもインフレが収まっている
形となっています。
その他に27日にはヨーロッパの
ECB理事会も行われ、
0.25%の利上げを決定しました。
日米よりもインフレ率が高い
EUですが、今後の利上げ見通しは
データ次第とコメントしています。
25日にはIMFが世界の成長率の
見通しの修正版を発表しましたが、
日本は1.4%アメリカは1.8%、
イギリスは0.4%、EUは0.8%
中国は5.2%となっています。
日本が高いのは前年がコロナで
低かった影響ですが、
意外なのがEUの中のドイツで
同じ製造業中心の国ですが
EUの中でもよくない状況のようです。