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全国通訳案内士という資格(1)

2019-03-21 22:03:09 | エーゴの資格

エーゴ(外国語)で唯一の国家試験が、全国通訳案内士試験です。英検でも、国連英検でも、TOEIC でもありません。国家試験はこれです。年に1回行われますが、近年の外国人観光客の増加と2020年の東京オリンピックを前に、中高年、特にシニアの男性のチャレンジが目立ちます。何を隠そう、englicoも受けましたから、彼らを実際に見ているわけです。外国語で日本を案内するのですから、海外駐在の経験アリだったり、昔バリバリの企業戦士だったりした人たちがチャレンジするようです。

 

私の動機は単純です。むか~し若かりし頃に通信教育で勉強をしたこともありましたが、なんだかもっぱら和文英訳だったような。えらいお金を取られて、結局講座を終えただけでピリオド。ウン十年経って、日本はいまだに「資格」でエーゴ力を評価されるのだと知り、TOEIC の次に取れる資格っちゃ、これかね?ぐらいの軽いノリで試験の2ヶ月前に申し込みをしたのでした。

 

それがドツボの始まり。

 

だってね、エーゴだけじゃないっての。

試験科目は、外国語の他に、日本地理、日本歴史、産業・経済・政治及び文化に関する一般常識、昨年度から通訳案内の実務が加わり幅広い知識が要求されるのです。

 

englico が簡単に受験しようとしたのは、エーゴの場合、英検1級かTOEIC 900点以上だったらエーゴの一次試験が免除されるから。たったそれだけの理由。浅はかでございました。社会科の受験勉強みたいなものをやり直さなければならないんですから。(もちろん、科目によって地理検定とか歴史検定とか、センター試験とか、色々と免除される対象はあります。)一般常識って何よ、ですよね。確か大間のマグロの競りの価格が出されていました。去年は話題になったので、知っている方も多いかもしれませんけどね。それと、フェリーでどれだけ観光客が来たかとか、北海道の摩周湖と屈斜路湖と阿寒湖の位置関係を書けとかね。関東の人間がわかるか、そんなもん!です。goo でブログ始める前ですから。

 

で、受験者の多くは goo ブログでも有名なハローアカデミーの植山先生がシェアしてくださっている教材で学ぶようです。私もどこからかそこにたどり着き、試験前2ヶ月もない期間ビデオで学習したのです。

 

歴史は高校まで勉強しているので、復習のような感じで比較的すんなり入ってきますが、問題は地理です。北海道から沖縄まで広すぎ。それに、難問奇問が出されるのがこの試験のウリみたいなものですから地理オタクでないと解けません。滝の写真見て、ああ、これX X県の○○の滝ね、って言えってんですよ。一般常識に至っては、経済、政治、文化と多岐に渡ります。参考書も書店に並んでいますが、そんな参考書ごときでカバーできる範囲じゃなかったです。

 

ちなみに、私が勉強させていただいたハローの地理と歴史のビデオはちょいと古いのですが、なかなかに楽しいので、暇を弄ばせているようでしたら、ぜひご覧になるといいですよ。ただし、膨大なプリントを用意して白地図なんかを塗りつぶしながらいくので、地図オタク、歴史オタクになれるかもしれません。

地理のビデオです。幅広く勉強させてもらいました。

歴史のビデオです。私はこの先生の歴史好きだな〜。

長くなってきたので、今日はこの辺で。続く。

 


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