百折不屈

昨年秋に他界したキム・ホンシク大師範が使っていたという自主練シートのコピーをいただいたので、４月から始めました。

キック10回、ジャンプキック5回、（キックや手技の）三種コンビネーション10回、型3回を毎日やり、その記録を付けるものです。

４月は平日は毎日オンラインクラスに参加していたので、土日以外全て埋められました。

５月からは土曜日クラスにも参加し始めたので、週に６日頑張っています。（まだ６日目ですが！）

昨日のクラスの終わりに師範から「自分にとって、この自己隔離期間におけるテコンドーの五精神とは何か」との質問があり、５人の生徒が当てられました。

〜テコンドーの五精神〜

礼儀　Courtesy

廉恥　Integrity 

忍耐　Perseverance 

克己　Self-control

百折不屈　Indomitable spirit

この言葉を毎回クラスの終わりに言うのですが、言葉そのものを言えても、その意味を理解して、生活に生かさなければ無駄と言えましょう。

そして時々師範たちは「礼儀とは例えばどんなことか」と生徒に尋ねます。

それが昨日は特に「この自己隔離期間において」との条件が付きました。

ひとつ目から四つ目までは何とか答えが出せたと思いますが、では百折不屈とはなんだろうと、昨日からずっと考えてしまいました。

ああでもないこうでもないと色々悩み、一日経ってようやく考えがまとまったように思います。

それは「動じないこと」かと。

ニュースでは毎日のように新たな感染者や死亡者の発表があり、SNSではマスク論争や検査論争が飛び交い、ワクチン開発だの、新薬開発だのとまだ先の見えない話題も多くあります。

最近はそういうものにあまり敏感になりすぎてもいけないのでないかと思うのです。

過剰に反応して感情的にならないようにしたいと思います。

いろんな意見を目にするでしょうが、特定の人を責めたりしたくないですね。

まずは落ち着いて、私たちが望む未来はどちらを向けば見えてくるのだろうとしっかり見つめたいと思います。

そんなことを考えながら、今日もテコンドーに励んでおります。