水10「私たちはどうかしている」、最終話まで観終わりました。
ドロドロ系+不倫ものが苦手な家族がいるので、ずっと録画中心に観ていたのですが、最終話はとても気になったので、2時間スペシャルだったけどリアルタイムで観ました
(横でチラ見していた夫は顔をしかめていましたが
)
いやぁ~、面白かったです!
おなかいっぱい!もう満腹で動けない!!
どう例えたらいいか考えていたのですが、「少女漫画を全編フルカラーで豪華に見た至福感」と言えばいいのか?
美味しそうな和菓子、綺麗なお着物、古い日本建築の家、綺麗なお庭、城下町の町並み・・・それらが色鮮やかに描かれていて、
美しい人たちが泥沼の愛憎劇・・・
こういう少女漫画をドキドキしながら学生の時に見ていたな~と懐かしく思いながら観ていました。
話自体は、ドラマタイトル通り「どうかしている」人たちばかりだったのですけどね
何回もプッと吹き出しながら観てしまいました(妙に生々しかったら夢見が悪くなりそうだから観るのを止めるのですが、少女漫画感が強かったおかげで展開をかなり楽しみながら観られたというか
)。
花岡七桜(浜辺美波)の母・百合子(中村ゆり)を殺したのが、
髙月椿(横浜流星)の母・今日子(観月ありさ)かと思いきや!
市議会議員・溝口(吉沢悠)かと思いきや!
職人・山口(和田聰宏)かと思いきや!
多喜川(山崎育三郎)の父・秀幸(丸山智己)かと思いきや!
まさかの多喜川!!!!!
七桜から父・樹(鈴木伸之)と母親も結果的に奪ったのに、
七桜の勤める店、勤める店に人殺しの娘だとメールを送ったり、七桜に結婚しようと言ったり・・・
もうストーカーだよね!?怖すぎる・・・
そして、
「君は百合子さんと同じ温かいお菓子を作ってた。
僕が犯した罪の重さを改めて感じたよ。
僕が奪ってしまった場所へ七桜ちゃんを帰したい、それが百合子さんと君へのせめてもの贖罪だと思った。
そのためには、この女を追い出さなきゃならない」
と言って、今日子を刺そうとして
七桜が止めて「私たちからもう大切な人を奪わないで」と言ったけど、
「僕が君を幸せにしたかった…」ってまだ言っていて・・・
家庭を壊された多喜川の気持ちは分かるし、今日子が憎らしいのは私も同じですが←
なんかものすごい事実だったなぁ・・・、この話を考えた人すごい!と思いながら(笑)、
数々のどんでん返しを興奮しながら見守っていました。
今日子の狂気の数々も、息をつく暇もないくらい凄かったなぁ
栞(岸井ゆきの)が妊娠したのは嘘だったと謝ったら「いいのよ、そんなことは。後からいくらでも何とかなるわ。椿がダメなら、他の人でもいいわ。相手は誰でもいいから、とにかく妊娠するの。言ったでしょ?子供ができれば状況は変わる。幸せになれるの!お願いよ、栞さん。お願いだから!」って言ったり、
火事の中で先祖伝来の道具箱を守ったのに、椿が光月庵を継げないことになったら七桜に渡すくらいならと灯油をかけて燃やそうとしたり、
樹のことを「愛してたわ、殺したいほど!」と言ったり・・・
まぁ樹に相手にされなかった気持ちは分かるし、それが積もり積もって
「血の繋がっていない椿が光月庵の当主になってくれれば、一番の復讐になる」
という一念だけで二十数年生きてきたというのは、とても強く伝わりましたが・・・・・・
今日子のせいで、童謡を聴くと怖くなりますwww
椿の和菓子職人としての成功だけが支えだった今日子。
最後はトラックの前に立ち尽くし・・・!
この映像を観た時、頭の中で「SAY YES」が流れて、武田鉄矢さんの「僕は死にましぇん~!」が思い浮かんだ昭和世代の私でしたが、違った!!!
椿への角膜移植のために、母親として献眼登録をと奔走していたのですね
病院の今日子の顔の上に布がかけられた時に「えええっ!?」と画面に向かって叫んでしまいました
衝撃だったことばかり書いてしまいましたが、温かい言葉や話も所々で入っていたのは良かったです。
小さかった栞に与えられた饅頭に餡が入っていなかったのは、ハズレではなく、小さい子供の虫歯を心配する親の愛情だったのではないか?という城島(高杉真宙)の言葉
「外から見ただけじゃ分からないもんだよ、中にどんなに愛情が詰まってても」とか、
大旦那・宗寿郎(佐野史郎)が思い出の菓子・つばき餅を作った椿に対して
「和菓子が伝えるのは、味だけじゃない。口にした時の情景、感じた思い、そこに確かにあった優しい思い出…」と泣きながら話した言葉とか、
大旦那の最期の言葉
「すまなかったな、ホントに。私も樹もできなかったが、これからはもっと自由にお菓子を作っていい。お前の、お前だけのお菓子を作るんだ。何にも縛られず、思うままに…」とか、
当主としてみんなに頼りにされるようになった七桜の
「私の判断一つ一つが試される。椿はこの重圧をずっと背負ってきたんだ。絶対の安心感…老舗のこの店は、そんな気持ちをずっとずっと大事に守ってきたんだ。想像できないくらい長い間」という心の声
などなど、和菓子を通じてたくさんのことを教わったように思います。
他にも、色々な和菓子の知識や、和の作法など、とても勉強になりました。
看板と伝統にとらわれていた人たち・・・
大元は、樹と百合子のことを認めなかった大旦那が悪かったということなのかしら?
そのことでどんどん歯車が狂って、大人たちがどんどん暴走していって・・・
でも、そんな中で光月庵がずっと生き続けていたのは凄い!!
他の職人さんたちがしっかりしていれば、定番のお菓子で何とかなるものなのか??
という疑問は置いておいて(笑)、
二人が結ばれて、本当に良かったです!!
「辛いことが待ってるかもしれない。
また傷つけ合ってしまうかもしれない。
それでもどうしても惹かれてしまう」
最後にタイトルバック
「私たちはどうかしている」
・・・ブッ
と吹き出しながら、無事にタイトルが回収されたことに心の中でスタオベしました
真夏の着物での撮影や、古い町並みでのロケ、迫力満点の睨み合いの数々など、大変な撮影だったと思いますが、作り手の皆々様の気迫が強く伝わる作品で、とても面白かったです。
キャスト陣は、観月ありささんの新境地&ド迫力と、それに負けない浜辺美波ちゃんと横浜流星さんのフレッシュコンビで、美の暴力も素晴らしかった!
個人的には、高杉真宙君にも癒され、最後の育三郎劇場が楽しかったです!
みなさん、本当にお疲れ様でした!!
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 のみ
※公式HP(こちら)
ドロドロ系+不倫ものが苦手な家族がいるので、ずっと録画中心に観ていたのですが、最終話はとても気になったので、2時間スペシャルだったけどリアルタイムで観ました

(横でチラ見していた夫は顔をしかめていましたが

いやぁ~、面白かったです!
おなかいっぱい!もう満腹で動けない!!
どう例えたらいいか考えていたのですが、「少女漫画を全編フルカラーで豪華に見た至福感」と言えばいいのか?
美味しそうな和菓子、綺麗なお着物、古い日本建築の家、綺麗なお庭、城下町の町並み・・・それらが色鮮やかに描かれていて、
美しい人たちが泥沼の愛憎劇・・・
こういう少女漫画をドキドキしながら学生の時に見ていたな~と懐かしく思いながら観ていました。
話自体は、ドラマタイトル通り「どうかしている」人たちばかりだったのですけどね

何回もプッと吹き出しながら観てしまいました(妙に生々しかったら夢見が悪くなりそうだから観るのを止めるのですが、少女漫画感が強かったおかげで展開をかなり楽しみながら観られたというか

花岡七桜(浜辺美波)の母・百合子(中村ゆり)を殺したのが、
髙月椿(横浜流星)の母・今日子(観月ありさ)かと思いきや!
市議会議員・溝口(吉沢悠)かと思いきや!
職人・山口(和田聰宏)かと思いきや!
多喜川(山崎育三郎)の父・秀幸(丸山智己)かと思いきや!
まさかの多喜川!!!!!

七桜から父・樹(鈴木伸之)と母親も結果的に奪ったのに、
七桜の勤める店、勤める店に人殺しの娘だとメールを送ったり、七桜に結婚しようと言ったり・・・
もうストーカーだよね!?怖すぎる・・・
そして、
「君は百合子さんと同じ温かいお菓子を作ってた。
僕が犯した罪の重さを改めて感じたよ。
僕が奪ってしまった場所へ七桜ちゃんを帰したい、それが百合子さんと君へのせめてもの贖罪だと思った。
そのためには、この女を追い出さなきゃならない」
と言って、今日子を刺そうとして

七桜が止めて「私たちからもう大切な人を奪わないで」と言ったけど、
「僕が君を幸せにしたかった…」ってまだ言っていて・・・

家庭を壊された多喜川の気持ちは分かるし、今日子が憎らしいのは私も同じですが←
なんかものすごい事実だったなぁ・・・、この話を考えた人すごい!と思いながら(笑)、
数々のどんでん返しを興奮しながら見守っていました。
今日子の狂気の数々も、息をつく暇もないくらい凄かったなぁ

栞(岸井ゆきの)が妊娠したのは嘘だったと謝ったら「いいのよ、そんなことは。後からいくらでも何とかなるわ。椿がダメなら、他の人でもいいわ。相手は誰でもいいから、とにかく妊娠するの。言ったでしょ?子供ができれば状況は変わる。幸せになれるの!お願いよ、栞さん。お願いだから!」って言ったり、
火事の中で先祖伝来の道具箱を守ったのに、椿が光月庵を継げないことになったら七桜に渡すくらいならと灯油をかけて燃やそうとしたり、
樹のことを「愛してたわ、殺したいほど!」と言ったり・・・
まぁ樹に相手にされなかった気持ちは分かるし、それが積もり積もって
「血の繋がっていない椿が光月庵の当主になってくれれば、一番の復讐になる」
という一念だけで二十数年生きてきたというのは、とても強く伝わりましたが・・・・・・
今日子のせいで、童謡を聴くと怖くなりますwww
椿の和菓子職人としての成功だけが支えだった今日子。
最後はトラックの前に立ち尽くし・・・!
この映像を観た時、頭の中で「SAY YES」が流れて、武田鉄矢さんの「僕は死にましぇん~!」が思い浮かんだ昭和世代の私でしたが、違った!!!

椿への角膜移植のために、母親として献眼登録をと奔走していたのですね

病院の今日子の顔の上に布がかけられた時に「えええっ!?」と画面に向かって叫んでしまいました

衝撃だったことばかり書いてしまいましたが、温かい言葉や話も所々で入っていたのは良かったです。
小さかった栞に与えられた饅頭に餡が入っていなかったのは、ハズレではなく、小さい子供の虫歯を心配する親の愛情だったのではないか?という城島(高杉真宙)の言葉
「外から見ただけじゃ分からないもんだよ、中にどんなに愛情が詰まってても」とか、
大旦那・宗寿郎(佐野史郎)が思い出の菓子・つばき餅を作った椿に対して
「和菓子が伝えるのは、味だけじゃない。口にした時の情景、感じた思い、そこに確かにあった優しい思い出…」と泣きながら話した言葉とか、
大旦那の最期の言葉
「すまなかったな、ホントに。私も樹もできなかったが、これからはもっと自由にお菓子を作っていい。お前の、お前だけのお菓子を作るんだ。何にも縛られず、思うままに…」とか、
当主としてみんなに頼りにされるようになった七桜の
「私の判断一つ一つが試される。椿はこの重圧をずっと背負ってきたんだ。絶対の安心感…老舗のこの店は、そんな気持ちをずっとずっと大事に守ってきたんだ。想像できないくらい長い間」という心の声
などなど、和菓子を通じてたくさんのことを教わったように思います。
他にも、色々な和菓子の知識や、和の作法など、とても勉強になりました。
看板と伝統にとらわれていた人たち・・・
大元は、樹と百合子のことを認めなかった大旦那が悪かったということなのかしら?
そのことでどんどん歯車が狂って、大人たちがどんどん暴走していって・・・
でも、そんな中で光月庵がずっと生き続けていたのは凄い!!
他の職人さんたちがしっかりしていれば、定番のお菓子で何とかなるものなのか??
という疑問は置いておいて(笑)、
二人が結ばれて、本当に良かったです!!
「辛いことが待ってるかもしれない。
また傷つけ合ってしまうかもしれない。
それでもどうしても惹かれてしまう」
最後にタイトルバック
「私たちはどうかしている」
・・・ブッ


真夏の着物での撮影や、古い町並みでのロケ、迫力満点の睨み合いの数々など、大変な撮影だったと思いますが、作り手の皆々様の気迫が強く伝わる作品で、とても面白かったです。
キャスト陣は、観月ありささんの新境地&ド迫力と、それに負けない浜辺美波ちゃんと横浜流星さんのフレッシュコンビで、美の暴力も素晴らしかった!
個人的には、高杉真宙君にも癒され、最後の育三郎劇場が楽しかったです!
みなさん、本当にお疲れ様でした!!
※これまでの感想
第1話 のみ
※公式HP(こちら)
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